パタヤ千夜一夜

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エッセイ

セマクテ?シンメチョーダイ?キクアノネ?ミヤビ。タイで耳にするよくわからん日本語。

投稿日:2015年4月3日 更新日:

パタヤに限らず、タイで遊んでいると、変な日本語にでくわす機会が多い。
商品名が奇妙な日本語表記してあるだけなら何ということはないんだけど、面と向かって、変な日本語を投げかけられると、ちょっと面食らってしまう。

ホンダ、ヤマハ、スズキ、アジノモト、ノビタ、シンチャンとかいった固有名詞はまだいい。
ああ、日本文化が浸透しているんだなと思うだけ。

でも、たまに意味不明の言葉がある。
いくつか紹介してみよう。

セマクテ

最近は頻度が減ってきたけど、この言葉はバービアやゴーゴーバーでよく言われる。

語尾を少し伸ばして、「セマクテ~」みたいな感じかな。

何のことやらさっぱりわからなかった。

日本語でしょ、どういう意味なの、と質問されるのだが、説明のしようがない。
狭くて何なんだ?
英語で言うなら、「It's so narrow that~」とか「Because it's narrow~」と表現するしかない。
タイ語なら、「プロワー キャーブ(なぜなら狭いから)」とかそんな感じ。
でも、ちっとも伝わらない。
面倒なんで、「日本語だけど、意味はないよ」と答えていた。

で、タイのテレビを見ていると、とあるCMで出演者の一人が「セマクテ~」と言っていた。
おお、ここでもセマクテだ。
このCMが元になったのか、流行っているからCMに取り込んだのかは不明だが、確かにセマクテと言っていた。

で、知り合いのタイ人から、実はタイ語で意味があるんだと教えてもらった。

酔っ払ってふらふら近づいて来たら、蹴り飛ばしてやるぞ

という意味になるらしい。

セがよくわからないけど、ふらふらした状態のこと。
マがマー。つまり「来る」
クが、「俺」
テがテー。つまり「蹴る」

それらをつなげると、上記の意味となるようだ。
うん、なるほど。
バーで使いそうな言葉ではある。

で、意味を知ってからは、まじめに対応するのをやめた。
バービアなどで「セマクテ~」と言われると、こっちへ来るなよという手振りをしながら蹴りを入れる仕草をするのだ。

ムエタイ式キックか、

あるいは、和風キックで、

 

すると、相手のタイ人は感心しながら笑ってくれる。
意味を知ってるんだと、褒めてくれるくらいだ。

逆に、酔っているバービア嬢を見かけたら、「セマークテー」と言ってみる。
これも意外とウケる。

けっこう品位に欠ける言葉遣いらしいのだが、どうせバービアやゴーゴーバーの中でしか使わない。
楽しければそれでいい。
でも、ローカルタイ人がメインの場所では、使わないほうがいいかもね。

とはいえ、いったい語源がどこにあるのかは、未だにわからないまま。
謎の言葉、セマクテである。

シンメチョウダイ

CMネタで、特に有名なのが「シンメチョーダイ」。
これは、当のCMを見れば一発で理解できる。
緑茶のコマーシャルだ。
イモ虫(?)が茶畑で「シンメチョーダイ」とおねだりするのだ。
新芽ちょうだい、というわけ。
今でも、このCMはたまに流れている。

よく知らないけれど、「シンメチョーダイ」は大ブームだったようだ。
そんな曲まで作られたらしい。

コンビニのペットボトル

それにしても、タイの緑茶のバリエーションはおもしろい。
砂糖入りは当たり前、ハチミチ入りやら、はては炭酸入りまで。
ちなみに、ペットボトルの蓋が白色なら、砂糖抜きのプレーン緑茶。
でも、小さめのコンビニには白蓋が置いてなかったりもする。
まっとうな緑茶を探すのにも一苦労だ。

キクアノネ

これは以前はよく言われたけど、最近はあまり聞かなくなった。

意味合いとしては、「可愛らしい」とか、そんな感じらしい。

「アノネ」だけを言われることもある。
たぶん、小さな子どもが、「あのね」と言い出すところから来たものと思われる。
でも、「キク」が、花の「菊」なのか、それとも「聞く」なのか、よくわからない。

可愛い子ぶってるというような意味合いもあるのかな。
よくわからん。
元ネタも不明。

セカンドロード沿いにある「Daokai」バービアのタイ人ボスは、日本人を見かけると、いまだに「キクアノネ」と挨拶してくる。
まったく意味不明だけど、こちらも「キクアノネ」と返すしかない。
あのねと聞きたいとはこっちのほうだよ。

ミヤビ

あと、「ミヤビ」は最近よく言われるようになったなあ。
チュー ミヤビ(名前はミヤビよ)」と真顔で自己紹介するバービア嬢もいる。

ちょっと調べてみると、Berryz工房の夏焼雅がタイでも人気らしい。
バンコクでもライブ活動をしているようだ。
そこから来たのかなあ。

まったく知らなかったけど、写真を見てみると、確かに美人でカワイイ。
タイで人気が出るのも納得。

(追記)
さらに調べてみると、「雅さやか」というセクシー女優がタイで売れているそうな。
たぶん、こっちのミヤビだな。
(追記ここまで)

でも、ミヤビより有名なのは、ソラアオイだけどね。

タイ人の男とバーで飲んでいると、すぐに「ソラアオイ」を紹介しろって言われる。
日本人だからって知り合いなわけないだろ。

しかも、日本の女の子はみんな、蒼井そらや夏焼雅みたいな外見だと勘違いしている。
「プーイン イープン スワイ マーク」とか、
「日本人女性の彼女がほしい」とか、
平気で言っている。
おまけに、日本女性なら全員あんなプレイやこんなプレイをしてくれると勘違いしているのだ。
ビデオの見過ぎだろ。

日本文化を愛してくれるのは、実に嬉しいことだけど、なんかだいぶ間違っているぞ。
いやでも、プレイはともかく、ビデオ文化やアイドル文化は、まあ間違ってないから、別にいいか。

男なんて、人種や文化を問わず、考えていることは似たようなもんだ。
細かいことなんか気にせず、楽しく飲もうぜ。
でも酔っぱらいにはタイキックだ。
セマクテ~

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