パタヤ千夜一夜

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ファラン怒りのパタヤ。 A FARANG STRIKES BACK

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「A FARANG STRIKES BACK」by LOUIS ANSCHEL

farang strike back

直訳すれば、「あるファランは逆襲する」

パタヤ洋書で初めて読んだ小説がこれだ。
理由は、分量が少なくて読みやすそうだったから。

パタヤのセカンドロードからブッカオに抜ける道で、ソイ・ハニーインという通りがある。
このソイのブッカオ寄りには、見るからに怪しいマッサージ屋が集中していて、前を歩くたびに怪しいマッサージ嬢から手を引っ張られるはめになるという、実に楽しくも危険なソイだ。
パタヤ滞在時はブッカオに宿を取ることが多いので、わたしも度々このソイを利用する。
セントラルフェスティバルへ行くときにはとても重宝するが、怪しいマッサージ屋の前を歩くのが少々うざったい。

で、この物語は、ソイ・ハニーインから始まる。
読んでいて、思わずにんまりしてしまった。

主人公のファラン(名前はデビッド。推定年齢50歳。アメリカ人。妻子持ち)は、その怪しさ満点のマッサージ嬢(名前はソム。推定年齢23歳。イサーン出身。自称独身)に、さくっと恋をしてしまう。
旅行を終えて、アメリカに戻ってからも、ソムちゃんのことが忘れられないファラン。
むりやり日程を調整して再びパタヤへ。

ああやっぱりソムちゃん最高。パタヤ最高。
ソムちゃんはおれに恋してる。間違いない。外野がどう言おうと関係ない。彼女は違うんだ。そんな悪い女じゃない。
ああもう我慢できない。妻も家庭も仕事も捨てて、タイへ行くぞ。
これから、おれとソムちゃんとの新しい生活が始まるんだ。いやっほ~。

店を開きたいって? よし金を出してあげよう。愛するソムのためだ。
二人で住むための家が見つかったって? よし金を出してあげよう。二人の将来のためだ。
よしよし。よしよし。これで明るい未来が待ってるぞ。うっひょ~。

あまりにもお約束な展開(小説的に)
あまりにもありふれた話(タイ的に)

もちろん、愛するソムちゃんは、ある日突然、蒸発しましたとさ。

払った金も店も家もすべてソムちゃんのもの。名義がソムちゃんなので、法的には手出しができないのだ。
店も家もすでに人手に渡ってしまっていた。
すべてを失ったファラン。
すべてを悟ったファラン。

最初は発作的に自殺を考えるほど落ち込んだが、このまま済ますわけにはいかないと一念発起。
逆襲だ。泣き寝入りなどするものか。
あの憎き女に逆襲してやるのだ。

あちょ~ ふぁっくゆ~

なんとも立ち直りの早いファランである。

で、ここからはファランの逆襲編がスタート。
ついに、彼女の住処を見つけ出し、留守の間に忍びこむファラン。そして家の中を徹底的に破壊。主人公のねちっこさとしつこさはすごい。
というかその事細かな描写にかける著者ルイスの力の込めようといったら、何か怨念が乗り移ったかのような執拗ぶり。どうしてそこまで熱くなれるのか。

というか、過去になんかあったのか、ルイス?

そんな読者の心配をよそに、ファランの逆襲は進んでいくのであった。

やられたらやり返せ。これがアメリカン・ファランのスピリット。
そして、それでもしたたかに生き延びていくタイガール。

ファランの息子が、本国から父親の様子を見に来たはいいものの、ミイラ取りがミイラになったりする。
そこがまたパタヤの魔性。

まあ小説としての完成度は、正直いまひとつかもしれないけど、かなり楽しむ読むことができた。
筋は簡単。英語も難しくない。ほぼ新書サイズで180ページなので、そんなに長くない。
舞台はパタヤ、我らがホームグランド。
さくさく読める。これはおすすめです。

 

ASIA BOOKSで430バーツで購入。
ちょっと高い。

アマゾンでは、キンドル版が購入可能なようです。400円くらいなんで、こっちのほうが断然安い。

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