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エッセイ

【盗難・睡眠薬強盗】タイの夜遊びでホテルの部屋に連れて帰る時の注意事項

投稿日:

タイの夜遊びでは、自分のホテルに連れて帰って、一晩楽しむことができる。
これはタイ夜遊びの醍醐味の一つ。

と、同時に盗難などのリスクも発生するもの。
現金やスマフォや貴金属がなくなったなんて話は、決して他人事ではない。

盗まれたのか、失くしたのか、それとも単なる勘違いなのか、ともかく手元から現金だけが消えた場合、戻ってくる可能性はほぼゼロだ。

余計なトラブルを防ぐ意味でも、貴重品管理はしっかりしておきたい。

そこで、タイの夜遊びで女性を自分のホテルに招き入れた場合の注意点を少し考えてみたい。
あと、海外旅行中の貴重品の携行方法についても少々。

セーフティボックスの活用

ケッティシリーハウスセーフティボックス (3)

大前提ですね。
まずは、セーフティボックスを利用しよう。
パスポート、現金、クレジットカードなどなど金目のものはすべて隠しておく。
大きめのセーフティボックスには、ノートパソコンを入れることもできる。

わたしは、滞在中パスポートはずっとセーフティボックスに入れている。
あと、日本円は両替する時以外は部屋から持ち出さずにずっとセーフティボックスだ。日本円は封筒に入れて、きちんと残り枚数も記入しておく。予算配分のためにもきちんとした出納管理が必要。
予備のクレジットカードもセーフティボックスに預けてある。

現金に関しては財布の中に最低限のタイバーツだけを入れて持ち歩くようにしている。
気が緩んでカネを使い過ぎないようにする意味もある。
どうしても足りなくなったら、タイの銀行預金をATMから引き出すようにしている。とはいえ、これは銀行口座を持っている人しか使えない。
でもやっぱり大金を持ち歩くのは、やめたほうがいいと思う。まあ、夜遊びでいくらカネを使うかなんて、なかなか事前にはわからないし、難しいところだけど。
レディボーイの抱きつきスリと、暗い夜道でのひったくりには、くれぐれもご注意を。

 

さて、問題は、女性連れでホテルの部屋に戻ってからの話。
ポケットの中には財布や現金が入っている。これをどうするかだ。
やはりベストは、財布や現金類をそのままセーフティボックスに入れてしまうこと。

そのタイミングが微妙だが、部屋に戻ってきたら、すぐにセーフティボックスに入れてしまうのがいいと思う。
小銭や数百バーツ程度だけズボンのポケットに残しておいてもいい。
こうしておくのが、お互いのためになるはずだ。
女性を疑っているように見られるんじゃないかと心配する人もいるかもしれないが、たぶん、大丈夫。女性側にとっても、現金がなくなったとあとで文句を言われる心配がなくなるわけだし、そもそも、男性客がセーフティボックスを利用する行為には慣れっこになっている。

女性が先にシャワーを一人で浴びているなら、その間にゆっくりとセーフティボックスを使えばいいのだが、なかなかタイミング的に難しいこともある。
お互いのため、即刻、セーフティボックス利用すべし。

まあ、部屋に入ってすぐに盛り上がってしまい、すぐにベッドへ直行なんてパターンもあるだろうけど、そんな時は行為が終わってからでもいいんで、セーフティボックスを活用するようにしよう。
特にロングの場合は必須です。
寝ている間ほど無防備なことはないんで。

といいつつ、わたしはけっこういい加減です。
財布に最低限の現金しか入れていないんで、財布を入れたままのズボンをクローゼットに放り込むだけのことが多い。盗もうにも盗む現金がほとんどない状態だから、特に心配無用だろう。怖いのは現金よりも銀行ATMカードとクレジットカードかな。
今までのところ、盗まれたことはないです。数百バーツ程度なら気づかないこともあるだろうけど。

セーフティボックスも100%安全というわけではない

あと、セーフティボックスへの過信も禁物。
暗証番号は1234みたいな簡単な数字はやめておきましょう。
また、指紋から番号を探りだす方法もあるみたいなんで、暗証番号入力後はボタンをさっと拭いておいたほうがいいかも。
(本当かどうかは知らないが、頻繁に使うキーだけ指紋汚れが残っていることもあるそうな。)

ホテルによっては、セーフティボックスのマスターキーの管理がいい加減なところもある。
きちんとしたホテルは、マネージャークラスでないと、マスターキーを扱うことができない。が、セキュリティが甘いところは、一般従業員がセーフティボックスの鍵を管理しており、いつでもセーフティボックスを開けられる状態になっている。
安心はできないが、部屋に女性を招き入れた時のほうがリスクが高いはず。やっぱりセーフティボックスの利用がベターだ。

セーフティボックスがない場合はスーツケース

部屋にセーフティボックスが付いていないホテルもある。
たとえレセプションにセーフティボックスがあっても、24時間使えるわけではないし、使えない時間帯だと困る。

AAパタヤヴィレ (14)
このように、朝8時から夜10時までと利用時間が限られているホテルも少なくない。

もしくは、部屋のセーフティボックスが壊れているとか、操作法がよくわからないなんてこともあるだろう。

そんな時は、鍵のかかるスーツケースに入れてしまおう。
ハードケースなら万全。ある意味、セーフティボックスより安全かもしれない。

ソフトケースでもきっちり鍵をかけておくと、かなりの抑止効果となる。

ファスナータイプのカバンでも、とりあえず南京錠がかかっていると抑止効果があるだろう。
小さなダイヤル式ロックなら、鍵が不要なんで旅行には便利。鍵をなくすと面倒なんで。

 

また、ホテルやゲストハウスでの一般的な防犯対策となるが、カバンは持ち運びできない大きなイスやテーブルにワイヤーで繋げておくのがいい。

わたしは以前は自転車用のワイヤーを使っていたが、最近はこちらで代用している。

 

これはかなりのすぐれもの。使っていない時はワイヤーを収納できて、かさばらないのがいい。
先のパタヤ2ヶ月滞在では、ホテルをころころ変えたので、そのたびにこのワイヤーケーブルが大活躍した。

本来はパソコン用だけど、カバンにも応用できる。

もちろんホテルの部屋にパソコンを出しっぱなしにして外出する際に、テーブルに連結して盗まれないようにしてもいい。(わたしは、慣れていないホテルに宿泊する場合、パソコンはカバンに収納してから外出するようにしているが。)

このワイヤーは海外旅行好きには欠かせないアイテムの一つ。特にあちこち移動するスタイルの旅行の場合、必須アイテムと言える。

要は、犯罪抑止効果が大切。
相手がペイバーした女性に限らず、ホテルのルームクリーン係でも同じ。
目の前に貴重品があれば、つい出来心で盗んでしまうこともありうる。
そういうった出来心の窃盗を防ぐ意味でも、施錠はしっかりしておくのがいい。
まあ本気の泥棒にかかったら、どうしようもないけど。

あと、タイはそこまで神経質になる必要はないだろうけど、治安の悪い国のホテルでは、貴重品の入ったスーツケースをクローゼットに入れて、さらにクローゼットの取っ手をワイヤーで固定して開けられないようにすることもある。

セーフティボックスもスーツケースもない場合

この場合は、もうどうしようもないですね。
とりあえず、シャワーを浴びる時も貴重品は目の届く範囲内においておく。

これはソイ6やマッサージ屋でも同じこと。離れた場所に財布の入ったズボンを置いておくのは断じてやめておきましょう。
狹いシャワルームで衣服が濡れてしまうこともあるけど、こればっかりはしょうがない。
また、部屋に衣服を置いていくように勧めてくるマッサージ屋やショートタイムバーもあるかもしれないが、拒否しましょう。
仕切りの壁の上にズボンを引っ掛けるのもNGで。隣の部屋からこっそり手を伸ばして盗まれるなんてケースも実際にあるんで。

あと、貴重品を隠す場所がないのなら、ホテルに連れて帰る場合でも、ロング遊びは極力避けるようにする。極端な話、寝るときも財布を身に付けておくくらいの用心がいるかも。でも、さすがにここまで疑いたくないのが正直なところ。とはいえ、油断していると本当にやられたりするんで、難しいところだ。

まあ、財布の中には最低限の現金しか入れておかないのがベストなのだが。

あと、現金や貴重品は分散させておくのが大原則です。
一箇所にまとめるのは、あまりにもリスクが大きいです。

睡眠薬にご注意を

ただの窃盗なら、まだ被害は少ない。せいぜい現金がなくなるだけ。

タチが悪いのが睡眠薬強盗だ。

女性ないしレディボーイが用意したドリンクを勧められても飲まないようにしよう。
特にフリーランサー系には要注意だ。
ドリンクに睡眠薬を入れられて、アルコールと強力な睡眠薬の効き目で、二度と目を覚まさないこともありうる。
また、意識混濁のままスイミングプールに入って、溺れ死ぬといった事件も起きている。同様に意識混濁した状態で窓から飛び降りてファランやアラブ人が死亡なんて事件も、パタヤでは決して珍しくない。

睡眠薬は、女性ないしレディボーイの体に塗られていることもあって、欲望丸出しで女性ないしレディボーイの体を舐めると睡眠薬も摂取していまい、あわれ昏睡。
貴重品は根こそぎ奪われてしまい、時には命まで失くしてしまいかねない。
少し前には、一般販売が禁止されている強力な睡眠薬を無許可でレディボーイに販売したとしてパタヤの薬局が摘発されたニュースもあった。

とはいえ、普通に店舗からペイバーして連れ出した場合の睡眠薬強盗はあまり聞いたことがない。
面識のないフリーランスをいきなり連れ込むのは、かなりのリスクを伴うと考えましょう。

カネはともかく、命を失うのは洒落になりません。

パスポートや貴重品を盗まれてしまったら

盗まれたものはしょうがない。
特に現金が戻ってくる可能性は限りなく低いが、パスポートやスマフォなどのモノが盗まれた場合は、警察への届け出が必要になってくる。
もちろん、現金だけでも警察へ被害届を出すべきだが、無駄な努力に終わることがほとんどだろう。
落し物の財布が警察に届けられただけで、タイではけっこう大きなニュースになるくらいだ。

パスポートを失くしたら、日本大使館への連絡も必要。
帰国までの時間がなくてパスポートの再発行が間に合わないなら、一時帰国のための証明書を発行してくれる。とりあえず帰国はできる。パタヤではどうしようもないので、バンコクへ行く必要がある。

クレジットカードは、すぐに利用停止の連絡をカード会社に入れること。
たとえばJCBカードなら、バンコクのJCBプラザに相談すれば、カードの再発行手続きも行ってくれる。しかも即日。こういった時は、日系クレジットカードは安心だ。
カード会社への緊急連絡先は、どこかにメモしておくのがベター。

また、海外旅行保険に加入しているなら、保険会社への連絡も忘れずに。必要な書類を案内してくれる。
クレジットカード付帯の海外保険があるなら、すぐにクレジットカード会社へ連絡しよう。

海外キャッシングも手数料無料になるし、タイ旅行好きは、JCBカードを一枚だけでも作っておくのがいいでしょうね。
リクルートカードJCBなら、利用付帯ながらも海外旅行保険が付いてくる。年会費無料。

タイ旅行好き必携!? リクルートカードJCBを作ってみた。

わたしは海外旅行に出かける際は、クレジットカードを別々のブランドで3枚ほど持って行きます。

旅行時の貴重品管理について

大したことはないけれど、海外旅行歴20年で訪問国数40カ国と、それなりに旅行経験を積んだわたしからのアドバイス。

旅行中の移動時での貴重品管理について。
空港から市内へ行くときや、街から街へ移動する時のこと。

ありがちなのは、ウェストポーチにすべて入れてしまうことだけど、これは非推奨。
まず、ウェストポーチを前面に押し出していると、そこに貴重品が入っていますよと宣伝しているようなもの。
いや別にウェストポーチを使ってもいいけれど、貴重品は分散させることが大事。
一部はウェストポーチへ、さらに一部はズボンの財布の中へ、そして本当に失くしてはいけないものは、腹巻きへ。
とにかく分散させること。

移動時には腹巻きですよ、腹巻き。セキュリティポーチとかセキュリティベルトとも呼ぶ。
服の下に腹巻きをしておけば、外から見えないし、体にぴったりくっついているので、落としそうになってもすぐに気づく。パスポートと大金は必ず腹巻きに入れますね、わたしは。
暑い国では、腹に巻くと汗をかいてしまうけど、安全には代えられない。移動時くらいは我慢しましょう。ホテルに入ってからセーフティボックスへ放り込めばいいんで、それまでの我慢。移動時には必ず腹巻きをしておく習慣を身に付けておけばリスクはかなり減らせる。

ズボンの後ろポケットに財布を入れるなんて盗んでくれと言っているようなものだが、それでも財布を使うのならチェーン付きの財布にしましょう。
現金はズボンの前ポケットにしまうのがベターです。

南米などの危険地帯に比べれば、タイははるかに安全。
強者旅行者は、腹巻き以外にも、くるぶし巻き、ズボンの裏地に貴重品を縫い付ける、靴の中敷き下に隠す、など対抗策をとっているが、タイではそこまで必要ないと思う。
でも、最低2箇所には分散させましょう。

油断大敵

わたしの知人は、バンコク到着後、ホテルに向かう地下鉄内でスリにあい、ウェストポーチに入れていた財布とパスポートなど貴重品を丸ごと盗まれたことがある。現金もすべて失ってしまった。ウェストポーチはそのまま残っているが、中身だけを綺麗に抜かれたそうだ。
同行者が何人かいたので現金を借りられたが、これが一人旅なら旅行終了である。
いや、ほんと、気をつけましょう。

と、偉そうなことを言っているわたしも、かつて中東のゲストハウスのドミトリーで現金をごっそり盗まれたことがある。
たぶん、犯人は同室の旅行者だっただろう。
気づいた時は後の祭り。
どうしようもなかった。
でも、現金は分散させていたので、旅を続けることはできた。

油断大敵。
慣れてきたころが一番危ない。
わたしも身に沁みて学習したものだ。

せっかくの楽しいタイ・パタヤ旅行が台無しにならないよう、昼も夜も気をつけましょう。
まあ、ほとんどの場合は、ノーテンキに過ごしていても大丈夫なんですけどね。
ほんのわずか油断した時に、やられてしまうものです。
盗まれないのが一番ですが、不幸にも盗まれてしまっても旅を続けられるよう、くれぐれも貴重品は分散させておくべし。
最悪でも命とクレジットカードさえ残っていれば、何とかなります。

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