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タイのモバイルバンキング継続利用のため、バンコク銀行顔認証とAIS登録確認

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タイ生活で欠かせないのがタイの携帯電話とタイの銀行口座だ。
個人的には携帯電話はAISの12コール、銀行口座はバンコク銀行を長く使っている。バンコク銀行のモバイルバンキングも重宝している。タイのモバイルバンキングは本当に便利で、送金手数料無料だし、屋台での支払いもQRコードスキャンで簡単にできる。
モバイルバンキングアプリを使ってATMで現金を引き下ろすこともできて、これも手数料無料だ。ATMカードで引き下ろす場合は他県だと有料となるが、モバイルバンキングなら無料。
あまりにも便利すぎるがために、犯罪に使われることも多いようで、タイ政府よりモバイルバンキングの厳格化が求められるようになった。
携帯電話SIMカード登録情報と銀行口座登録情報を一致させないといけない。登録されていないとモバイルバンキングが使えなくなる。
というわけで、AISとバンコク銀行に行って、どちらも登録してきた。

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タイの銀行口座情報とSIMカード情報の登録

2025年2月頃、タイではこのようなニュースが流れた。

タイでは銀行のモバイルバンキング利用者の本人確認ルールが厳格化されている。
タイやミャンマーやカンボジアに潜伏して特殊詐欺や犯罪行為をする外国人が増えてきた。そんな犯罪者によるタイの銀行口座を使ってのマネーロンダリングやマネーミュールを撲滅するための措置だ。
銀行と通信業事業者が協力して、登録済みの電話番号とモバイルバンキング口座が一致しない利用客は、2025年4月30日までに情報を更新するよう呼びかけている。
すべての口座は、登録済みSIMカード情報と一致させる義務がある。
当局が調査したところ、電話番号1億2000万件のうち、3090万件の口座情報が不一致。そのうち1350万件の口座は未登録もしくは未確認だと判明。
これらの利用客は、SIMカード登録情報を更新するか、銀行口座に紐づけられた電話番号を変更する必要がある。
手続きが必要な利用者に対しては、銀行と通信事業者は2月1日から公式モバイルバンキングアプリにて通知を送る。
4月30日の期限までに手続きを行わない場合は、モバイルバンキングサービスが停止される可能性があるとのこと。
通知を受け取っていない利用客は、これまで通りにサービスを利用できる。
また、今回の措置はモバイルバンキングに関してのみで、物理的な通帳は影響を受けないため、通常の金融サービスは継続して利用可能。

以上のような内容だ。
要するに、SIMカードの情報と銀行口座の情報を一致させろということ。
電話番号で紐づけておけば、当然のようにパスポート情報にも繋がる。そうすれば、マネーロンダリングが疑われるような事案が起きても追跡することができるわけで、犯罪抑止に繋がる。

さて、銀行のモバイルバンキングで通知があるとのことだが、2月末になってもバンコク銀行のモバイルバンキングアプリには何も届かなった。
ということは、正規の登録ができているのだろう。
が、ちょっと心配になってきた。
登録期限は4月末だ。
モバイルバンキングが使えなくなるのは大いに困る。

バンコク銀行顔認証システム登録義務付け

気になったので、バンコク銀行の日本語版ホームページを開いてみた。

すると、トップページにどんとお知らせが表示される。

この度、タイ中央銀行からの通達により、モバイルバンキングにおけるサイバーセキュリティ強化の為、顔認証システム(facial recognition)が義務付けられました。
モバイルバンキングにおいて顔認証が必要なお取引は、以下の通りです。
送金やチャージ(口座番号、PromptPayやQRコード等 )
1回あたりの送金額が50,000バーツ以上の場合
1日あたりの送金額の合計が200,000バーツ以上の場合
モバイルバンキング(アプリケーション)で送金限度額や支払い限度額を変更する場合

現在、弊行各支店において顔認証システムへの登録を行っております。モバイルバンキングをご利用のお客様は、最寄りの支店窓口へ通帳とパスポート(原本)をお持ちの上、登録手続きをお願いいたします。

全然知らなかった。
顔写真の登録が義務化されているのか。

顔写真登録をしていないと、送金額の上限が1回あたり5万バーツ、1日あたり合計20万バーツまでに制限されるそうだ。
まあ、今のところそれだけの額を送金する予定はないので放置していても大丈夫なようだが、念の為に登録しにいこう。

バンコク銀行では、パスポートを更新した際や住所が変わった際に、何度か情報更新に訪れている。

関連記事:パタヤのバンコク銀行でATMカード更新、旅行者の口座開設は鬼門

でも顔写真は撮影した覚えはない。

携帯電話のAISのSIMカードの登録情報がどうなっているのか、もう覚えていない。
MY AISというアプリ上でパスポート情報などは登録した気がするが、窓口では顔写真撮影したかは忘れた。
これはしっかり登録しておくこう。

いろいろまとめて確認しておく必要がありそうだ。
そこで、セントラルパタヤ(センタン)へ。
センタン内のバンコク銀行支店で口座開設したし、AISショップもある。
一度に片付けることができる。

AISショップでID登録

最初にバンコク銀行へ行ったが、かなりの順番待ちができていた。店内の席に座りきれないほどの人があふれている。
番号札は取ったものの、1時間くらいはかかりそうな気配。
その間にAISのほうを片付けよう。

下の階へ降りて、AISショップへ。

入ってすぐ右手に番号札を取るキオスクが設置してある。
係員が待機しているので、要件を伝える。普通に英語が通じる。普段のパタヤでの生活ではほぼタイ語オンリーで過ごすが、銀行やイミグレーションといったオフィシャルな場では英語を使うようにしている。
「SIMカードの登録情報を確認したい」と伝えると、すぐに「銀行口座のため?」と聞かれた。
どうやら同じことをする外国人が多いようだ。

ショップ全体では20人以上が待っているが、外国人対応のブースは7人待ち。
20分ほど待ったところで、順番になった。

銀行口座のため、SIMカードの登録を確認したいと伝える。
基本はそれだけで通じる。

パスポートは必須。
また、SIMカードの入ったスマートフォンも必須だ。

手続きの途中で、AISからワンタイムパスワードが送られてくるので、それも伝える。

現住所も必要だ。
現在借りている部屋のオーナーは毎回きちんとイミグレーションにTM30をオンライン申請してくれており、その控えをLINEで送ってくれる。
TM30の控えにはきちんと住所が記載されており、その画面をAISに提示した。
これがもっとも確かな方法だと思う。でも、アパートやコンドミニアムの住所を伝えるだけでも大丈夫だ。ホテルでもいけるはずだ。

顔写真の撮影もする。
ブース上に設置されたカメラに向かって、はいチーズ。

特に難しいことはなく、あっという間に手続き完了。
5分もかからない。
エヴリシングオッケーと言われて終了だ。

最後に手数料として50バーツ徴収された。
登録だけで50バーツとはちょっとなあと思っていたら、すぐにSMSが届く。
「この番号はID確認を完了しました。」
続いて、50バーツ分トップアップしたとの通知も届いた。
たしかに残高が50バーツ増えている。うん、これなら文句なし。

バンコク銀行窓口で顔写真登録

バンコク銀行に戻ると、まだ順番になっていない。
番号札を取ってから、1時間15分後に電光掲示板に番号が表示された。
先にAISのほうを片付けておいて正解だった。

窓口ではもちろん英語が通じる。
顔認証システム登録とAISのSIMカードの電話番号との一致についてお願いする。

モバイルバンキングアプリを利用しているスマートフォンと、パスポートが必要。
通帳は不要だった。

パスポートを渡して口座情報の確認。
今回はパスポート情報と住所の変更は無しのため、特に何もない。
電話番号も以前登録したものと変わらない。

スマホでバンコク銀行のアプリを立ち上げて、窓口担当者に渡す。
すると、担当者がアプリ上でなにやら操作を始める。ロック解除画面になるので、こちらで解除する。
さらに手続きを進めていき、顔写真撮影へ。
デスクの上に設置されたカメラへ向かって、はいチーズ。

パスポートだけを返されて、これで終了。
エブリシングオッケーとここでも言われた。

顔認証登録したので、モバイルバンキングでの送金限度額は撤廃されたとのこと。
そんなに送金する気はないけれど、とにかくこれで一安心だ。

AISもバンコク銀行も登録ばっちり。
もう心配はない。

まとめ

タイの銀行口座の外国人利用は毎年のように厳しくなっている。
特に最近は、ミャンマーやカンボジアでのコールセンター詐欺多発のため、旅行者の口座開設はほぼ不可能な状況になっているとのこと。
一度、銀行口座を失ってしまうと、もう一度作り直すのが大変だ。
今回のSIMカードと銀行口座の電話番号一致に関する規制強化は、あくまでモバイルバンキングに限った話なので、物理的な通帳やATMカードで利用する分には影響がないようだ。昔からのタイ旅行者で銀行口座を持っている人は安心を。モバイルバンキングを使っていないならば特に何もしなくてもいい。
でも、銀行口座にしろ、SIMカードにしろ、パスポート番号が変わったりした場合はタイ訪問時にアップデートしておくことを推奨。いつ規則が厳しくなるかもわからない。

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