先日バービアで飲んでいた時のこと。
すぐ近くの席に日本人が来店。
おもむろにかばんから取り出したものは、日本のお菓子だった。
たしかベビースターラーメンだったかな。
バービアのママさんがお皿を出して、盛りつけていた。
「日本人はカバンを持ち歩くのが好きよねえ。中には必ずお菓子が入っているの。おもしろいわね、ははは。これおいしいわね、ぼりぼり」
と、ママさんが笑いながらベビースターラーメンを食べていた。
やはり、日本人はカバン好きと思われているようだ。
たしかに、ファランのカバン持ち歩き率はかなり低い。
この前ゴーゴーバー内で見かけたファランは、かばんの中から風船を取り出して、その場でバルーンアートを制作していた。動物の形にしてみたり、オス動物の下半身の形にしてみたりして、ゴーゴー嬢からウケを取っていた。
これはちょっと珍しい例で、多くのファランが手ぶらだ。
財布も持たず、マネークリップで済ませているファランも少なくない。マネークリップすらもたず、胸ポケットに札束をつっこんでいる人もいるなあ。
カバン派?手ぶら派?
わたしは、手ぶら派です。
理由はかばんを持ち歩くのが面倒だし、酔っ払うと置き忘れてしまいそうだから。
必要なものはポケットに入れておきます。
さて、かばん好き日本人の定番スタイルといえば、ウエストポーチ。ウエストバッグとも言うかな。ほどよいサイズで荷物が少ない時に便利。
腰に巻くのもいいけれど、たすき掛けにしたほうが持ち運びやすい。
そんなわけでウエストポーチのたすき掛けが多くなる。
ダサイと一部で評判のスタイルですな。
このスタイル、タイ人の男もやっている。
別にダサイなんてことはない。
ダサイといってる方がダサイです。
パタヤでは、Tシャツ短パンサンダルでまったく問題なし。
これはちょっとイケてなさすぎちゃうんかいという人もいるけど、それでも問題なし。
モテるファッションとかコーディネイトとかは、一切無視してかまいません。
日本で普段からファッションを気にかけていない人が、いきなりタイに行ってファッショナブルになれるわけがなかろうて。
ましてや、パタヤはリゾート地だ。
Tシャツ短パンサンダルでオッケー。
洗濯だけはしておこう。
ボロ布じゃなければいいのだ。
パタヤの女性たちが見ているものは、あなたの外見やファッションではなくて、財布の中身です。
間違いなし。
でも、嫌われるような不潔な格好には気をつけましょう。
まあ、ファランとか見ていると、ぼろぼろのシャツを着てきても、平気で相手をしてもらってますけどね。
そもそも上半身裸で歩いているファランもいるくらいだ。
なお、バンコクのBTS車内やデパート内で、Tシャツ短パンサンダル姿は非推奨。
これはさすがにちょっと恥ずかしいかな。
カバンの中身
では、カバンの中身は何なのか?
友人の例を見ていこう。
・眼鏡
普段は眼鏡をかけないが、ゴーゴーバーでダンサーをじっくり観察する時のため。
せっかくなら、ちゃんと拝みたいよね。
・おてふき
ウェットティッシュとも言う。抗菌剤配合で、日本の百均やコンビニで簡単に買えるやつ。
タイでは意外と売っていない。
ローカル食堂や屋台で重宝する。
ちなみにバービアでは、「パーイェン」とお願いすれば、おしぼりを出してくれる。
パー=布
イェン=冷たい
・おかし
日本から持ち込んだお菓子。
ただし、ゴーゴーバーでのバラマキ用ではなくて、自分の酒のアテ用。
豆とかスルメ。
タイで豆もスルメも売っているが、やはり日本製のほうがおいしいからとのこと。
酒飲みの発想ですね。
・虫除けスプレー
ローシーズンの暑い時期は必須アイテムかも。
エアコンの効いたゴーゴーバー店内だけで遊ぶなら不要だけど、バービアのよっては足元に蚊が多いこともある。
また、ゴーゴーバーで連れ出してから、一緒に野外レストランなんかへ行くときも要注意。
タイ人は噛まれなくも、日本人はあっさりやられたりするんで。
もちろん出かける前に塗っておいてもいいのだが、そのうち効果が切れてしまうことがある。
デング熱やジカ熱を警戒して、わざわざ日本から買っていく必要なし。
タイのコンビニやスーパーで買うのが一番です。日本で売っているものより強力。現地の蚊には現地の薬で対応せよ。
おすすめは、このスプレータイプ。
クリームのほうが匂いはいいけど、手をベタベタするのがちょっと嫌。
・常備薬
高血圧の薬とか、人それぞれ。
歳を取ると、いろいろ大変なようです。健康には気をつけましょう。
あと、カマグラゴールドさんとかそういったドーピング薬を常に持っていく人もいるかな。
いつなんどき、チャンスが降ってくるかはわからない。
準備は怠らずに。
心に愛を、かばんにはカマグラを。
カマグラを飲むと、胸焼けがするからとカマグラと同時に胃薬も常備している友人もいます。
・指差し会話帳
タイ語や英語が苦手な人は、これがある便利。
ゴーゴーバー内で会話帳を広げるのはちょっと恥ずかしいものがあるが、バービアではかなり使える。
コミュニケーションの道具としてどうぞ。
一冊丸ごとではなく、重要な部分だけコピーして持ち歩いている友人もいる。
この本の体位をタイ語で解説したページとかね。ウケます。
わたしもタイ夜遊び初心者の頃は会話帳を持ち歩いていたが、そのうち面倒になってやめた。そこそこタイ語が話せるようになってきたこともあるし、どうしても知りたければ、スマフォで調べればいいんで。
持ち歩くにしても、ポケットに入る本にしていた。
日本語ではなくて、英語の本でもいい。
現在でもたまに持ち歩くことがあるかな。情報量は半端ないが、そもそも英語が理解できないと使えないし、指差し利用も難しい。ちょっと上級者向き。
関連記事:ロンリープラネットのタイ語会話本。英語だけど、使い勝手がよくて便利。
・カメラ
大きな一眼レフカメラを持ち歩いている友人は、デイバックの中にしまっている。
さすがにこのレベルだとウエストポーチでは対処できない。
その他、人によって様々。
財布やパスポート本体を、かばんに入れて持ち歩いている人もいるだろう。
あとは、
ゴーゴー嬢のウエストサイズを測るためのメジャーだったり、
振動する大人のおもちゃだったり、
0.01mmの大人のゴム製品だったり、
まあ、お好きなものを。
ウエストポーチはどうもなあ、という人はズボンにひっかけるタイプのポーチがいいかも。シーザーケースとかヒップバッグとも言う。
小物類ならけっこう入るし、ファッション性もそこそこ。
わたしは日本で外出時に使うことが多い。すぐに取り出せるから便利。
わたしのポケットの中身
わたしは面倒なんで、かばんを持たずに手ぶらで夜の街へ出かけます。
持ち歩けるものは限られてくる。
ただ、ポケットの多いハーフパンツンだと意外と収納可能。
ジーパンだとポケットの数と大きさが限られているため、厳選しないといけない。
わたしのポケットの中はこんな感じ。
・スマフォ
タイで購入したスマフォ。
ネットプランに申し込んでおり、常時接続。LINEやフェイスブックのメッセージも見逃さない。これが一番。
予備のスマフォがもう一台あり、2台持ち歩くこともある。ポケットがもっこり。
なお、日本で使っているガラケーは宿に置きっぱなし。
・デジカメ
記録用には欠かせない。
わたしのスマフォのカメラ性能はひどいものなのでデジカメ必須。
最近のデジカメは小型軽量化しているなあ。ポケットに楽々入ってしまうよ。
・目薬
コンタクトレンズ用。タイでは入手しにくい。
・ホテルの鍵
フロントに預けることは滅多にない。
・バイクの鍵
これがないと乗れません。
・メモ帳とペン
教えてもらったタイ語や知り合ったバービア嬢の名前を忘れないためにメモしておく。
あと、ゴーゴーバーでこっそり電話番号を教えるときに小さな紙切れがあれば便利。
ジーパンで出かける時は、ポケットに入らないので部屋に置いておく。メモはスマフォで。
・ポケットティッシュ
尻ポケットに余裕があれば入れておく
・財布
チェーン付きの財布でスリ防止。
ポケットに財布を入れて持ち歩く場合は、チェーン付きにしておきましょう。
まあ、スリ自体にあったことはないけれど、予防措置は講じておくべし。
ついでに、財布の中身を。
・タイバーツ
・クレジットカード2枚(JCBとVISA)
・バンコク銀行のATMカード
・パスポートのコピー
他にもカード類が少々あるけど割愛。
わたしはタイの銀行口座を開設しているので、あまり多額の現金を持ち歩く必要がない。
なくなったら、そこら中にあるATMから下ろせばいいだけなんで。
現金だけの人は、ちょっと難しいところだが、タイバーツをメインに日本円少々といったところか。
なるべく身軽にしておくのが基本。
日本円とパスポートと銀行通帳と予備のクレジットカードは宿のセーフティーボックスに入れてある。
リスク分散が大事。
パスポート本体を持ち歩くのが本来の規則かもしれないが、とりあえずコピーさえあれば何とかなるはず。
パタヤの両替所では、コピーでも大丈夫だ(バンコクや地方都市ではパスポート本体が必要なケースがほとんど)。
ディスコへの入場も、パタヤではほぼIDチェック無しで入れる(バンコクでは必要なことも)。
なお、荷物を持って移動する際は、パスポートやクレジットカード類をマネーベルトという名の腹巻きにしてまっておく。外からは見えず、これが一番安全。
ただし、現金とクレカ類は、一箇所にまとめておくのではなくて、分散させておくこと。
どちらかが盗まれても、片方が残っていれば旅は継続可能だし、帰国もできる。
観光や夜遊びでどうしてもパスポートの携行が必要な場合でも、わたしはマネーベルトを使うようにしている。
タイは比較的安全だけど、いろいろと物騒な国も多いもんで。
まとめ
と、いろいろ書いてきたが、こういうことは、経験を積んでいって、本当に自分に必要なものが見えてくるようになる。
別に海外旅行だろうが日常生活だろうが同じこと。
日本でのお出かけの際に、あれこれ必要か心配して荷物が増えてしまうような人は、海外でも荷物が増えることになるだろう。
日本でファッションを気にしない人はタイでも気にしない。
別に特別なことはない。
日本の繁華街へ飲みに行く場合でも手ぶらの人は手ぶらだし、荷物を持つ人もいる。
同じこと。
まあ、パタヤの中心部や繁華街では、スリにだけ気をつけておけば、あとは概ね安全だ。
決して治安は悪くない。
酔っ払い同士のいざこざが起こりがちなのは、日本だろうがタイだろうが夜の繁華街なら同じこと。
これまた特別なことではない。
いずれにせよ、好きなファッションや好きな手荷物で遊べばいいんですよ。
他人の意見など無視しましょう。
ここはパタヤ。自由と退廃と享楽の街だ。
人の目を気にして遊ぶなんて、野暮な話。
最低限のセキュリティだけ気をつけつつ、好きにやりましょう。