MileagePlusセゾンカードの年会費とサービス内容の変更が発表された。
実施されるのは2024年5月以降で。順次年会費とマイル付与条件が変更となる。
年会費についてはすべて値上げで、マイルアップメンバーズ年会費も値上げされる。
マイル付与条件はほとんどが改悪と呼べるもので、ゴールドカード以上であればボーナスマイルやユナイテッドラウンジが使えるといった特典が増える。
マイレージプラスJCBゴールドカードでも今年から年会費の値上げとサービス内容が変更される。
JCBに続きセゾンでもマイレージプラスの改定が決まったことになる。
ユナイテッド航空のマイレージを貯めている人には悲報続きだ。
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マイレージプラスセゾンカードの値上げとサービス変更
マイレージプラスセゾンカードには4種類ある。
セゾンプラチナアメリカンエクスプレスカード、セゾンプラチナカード、セゾンゴールドカード、セゾンカードだ。
年会費が値上げとなるのは、セゾンゴールドカードとセゾンカードだ。おそらくもっとも利用者が多いであろうこの2種類が値上げとなる。
MileagePlusセゾンゴールドカード 22,000円⇒33,000円
MileagePlusセゾンカード 1,650円⇒3,300円
さらにはオプションで入ることができるマイルアップメンバーズ年会費も値上げとなる。
マイルアップメンバーズメンバーズ年会費 5,500円⇒11,000円
セゾンカードにマイルアップメンバーズに加入してマイルを貯める人は多いはず。
セゾンカードだとマイル付与率は、100円=0.5マイル。
マイルアップメンバーズに加入すると、100円=1.5マイルにアップされる。
ゴールドカードでも、100円=1.5マイルだが、年会費が高いのがネック。
そこでセゾンカードとマイルアップメンバーズを併用するのが安く上げる方法だった。1,650円+5,500円=7,150円でよかった。
が、今回の値上げにより、セゾンカードとマイルアップメンバーズの組み合わせは、3,300円+11,000円=14,300円となる。
一気に2倍増だ。
年会費の変更時期は、すでに入会済みの人は2024年7月4日引き落とし分より開始。
新規入会の場合は、2024年5月1日以降の新規カード発行に適用される。
4月30日までにカードを新規発行すれば、最初の1年間は現行の安い料金で加入することができることになる。
年会費値上げ以外にも、マイル付与条件が変更される。
基本的なマイル付与率は変わらないが、一部支払いでは変更となる。
税金及び公共料金の支払いでは、セゾンゴールドカードの付与率が、1,000円=15マイルから、1,000円⇒5マイルに減少。マイルアップメンバーズは付与対象外となってしまう。
税金と公共料金の支払いでマイルを貯めていた人には悪夢といえるような変更。
電子マネーチャージ・プリペイドカードチャージの場合は、プラチナカードでもゴールドカードでもマイル付与対象外に変更される。
改定というか、利用者にとっては改悪と呼べるものばかりだ。
せめてもの追加サービスは、ボーナスマイルの付与とラウンジ利用券の付与だ。
ユナイテッド航空の航空券を購入する際にボーナスマイルが付与される。
ゴールドカードで1,000円=15マイル、セゾンカードで1,000円=5マイルを追加する。
ゴールドカードでは、ユナイテッドクラブパスラウンジ利用券が年1回分もらえるようになる。
日本では成田空港にあるユナイテッド航空専用ラウンジで、59ドル相当だという。
変更点や変更時期については、セゾンのホームページで確認のほどを。
詳細⇒https://www.saisoncard.co.jp/mileage/ua-renewal2024/
マイレージプラスでマイルを貯める
実際にマイレージプラスセゾンカードを利用している。
現在の年会費は1,650円だが、値上げされて3,300円に。
マイルアップメンバーズには加入していない。
セゾンカードはメインカードではなく、マイレージプラスJCBゴールドカードをメインにしている。
セゾンカードは、JCBが使えない店舗でのサブとして利用する。
マイレージプラスJCBゴールドカードのマイル付与率は、1,000円=15マイル。
セゾンゴールドカードと同じ、またセゾンカード+マイルアップメンバーズの組み合わせとも同じだ。
JCBゴールドカードの年会費はもともと16,500円だったが、今年から値上げされて、21,500円となる。
ただし、5年以上会員を継続していると、毎年更新時にコミットメントボーナスマイルが毎年4,500マイル付与される。
年会費値上げ比較
マイレージプラスセゾンゴールドカード 22,000円⇒33,000円
(マイル付与率1,000円=15マイル)
マイレージプラスセゾンカード 1,650円⇒3,300円
(マイル付与率1,000円=5マイル)
マイルアップメンバーズ 5,500円⇒11,000円
マイレージプラスセゾンカード+マイルアップメンバーズ 7,150円⇒14,300円
(マイル付与率1,000円=15マイル)
マイレージプラスJCBゴールドカード 16,500円⇒21,500円
(マイル付与率1,000円=15マイル)
セゾンカード+マイルアップメンバーズの組み合わせと、JCBゴールドカードの差額は7,200円。
JCBゴールドカードの値上げの発表を受けて、JCBをやめて、マイレージプラスセゾンカードにマイルアップメンバーズを追加しようかとも考えていたが、今回のセゾンカードの改定を見ていると、JCBゴールドカードのほうが良さそうに思える。
ユナイテッド航空のマイレージプラスでマイレージを貯める目的は、ユナイテッド航空に乗るためではなく、スターアライアンス系列航空会社の特典航空券を利用するためだ。
タイ好きであれば、ANAとタイ航空のタイ直行便が利用価値が非常に高い。
ANAマイレージでANAやタイ航空の特典航空券を利用すると、別途燃油サーチャージがかかってくる。
でもマイレージプラスの特典航空券だと、燃油サーチャージはかからない。
実際にタイ航空やANAの特典航空券で何度も燃油サーチャージ無しでタイへ渡航している。
諸税が4,000円ほどかかるが、ANAマイレージの特典航空券の費用に比べればはるかに安い。
ANAマイレージのほうが必要マイル数が低いけれど、燃油サーチャージだけで往復4万円もかかってしまう。
その点、ユナイテッド航空のマイレージプラスなら無料。本当に大きなメリットだ。
まとめ
海外旅行好きにとっては、悲報ともいえる各種カードの改定が続く。
楽天プレミアムカードに付帯するプライオリティパスの利用条件が変更となり、2025年からは回数制限がつく。
マイレージプラスJCBゴールドカードは値上げ、そしてマイレージプラスセゾンカードも値上げ。
もういっそのこと、プライオリティパスだのマイレージだのはきっぱりあきらめて、LCCばかり乗ってやろうかとも思ってしまう。ゴールドカードで使える空港カードラウンジもスルーだ。
でもまあ、やっぱりゴールドカードとマイレージプラスは手放せないかなあ。
マイレージ特典で乗れるフライトは魅力的だし、ゴールドカードの特典や海外旅行保険や補償も必要だ。
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