パタヤで屈指の日本人向けホテルがアットマインド系列のホテルだ。
部屋は綺麗で、プールとサウナがあり、なんといっても日本のテレビ放送がそのまま映る。
元々はアットマインドという名称のホテルが3つあったが、改名。アルテラ、アスター、アーデンの3つだ。ここは長期滞在対応型のレジデンスだ。
他に、コンドミニアムをホテルにしているグラスサービススイーツ。
数年前にはソイブッカオ近くにアンバーがオープンし、つい最近はサードロード沿いにアーバーという高層ホテルレジデンスもオープンしたばかり。
パタヤ好きの友人は、ここ数年はアーデンを定宿にしている。
が、今回はアンバーを選択。
アーデンとアンバーを比較してみた。結果やいかに。
目次
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ホテル アンバー パタヤ (Hotel Amber Pattaya)
ソイブッカオとサードロードの間という好立地だ。
ソイでいうならばソイ21にあたる。通称、ソイPPである。
営業開始となったのは2019年のこと。
まだまだ新築といえるほど綺麗だ。
館内も部屋もぴかぴかのまま。メンテナンスが行き届いているのがアットマインドグループである。
友人は、内覧に来たことはあるものの、実際に宿泊するのは今回が初めて。
ロビーは広々して気持ちいい。
部屋は、デラックスシティビューだ。
ベッドはダブルベッド。
ツインベッドルームもあるので、ダブルベッドとなるよう指定しておくといい。
(友人の部屋にお邪魔したが、すでにいろいろ使用済みだったため、撮影していない。以前の内覧の際に撮影したものを利用。)
2023年6月時点では、日本のテレビ放送は普通に映る。
NHKも民放もWOWOWも視聴可能だ。
が、友人いわく、フジ系列が見られなかったとのこと。
室内は禁煙だが、バルコニーで喫煙可能。
これは他のアットマインドグループのホテルも同様だ。
シティビューのため、景観はなし。隣のアパートの部屋が丸見えだったそうだ。
プールビューに滞在するとこのような景観となる。
なお、プールサイドはオープン当初よりも設備を強化。
バーができている。
アーデン ホテル アンド レジデンス(Arden Hotel and Residence)
アーデンのほうも紹介しておく。
最新では、2022年11月に友人は宿泊している。
営業開始は2017年。
メンテナンスはきっちりしており、ずっと綺麗だ。
部屋は広いし、快適。
バスタブ、ウォシュレット、キッチン、洗濯機となんでも揃っている。
むろん、日本のテレビ放送を見ることもできる。
バルコニーはちょっと狭いけれど、椅子とテーブルがあって喫煙可能。
ケチのつけようのないホテルだ。
アーバンとアーデンの比較
実際に宿泊した友人によるアーバンとアーデンとの比較論評。
1 アーバンの部屋は狭い
アーバンのデラックスルームは26平米。
アーデンのデラックスルームは35平米。
アーデンには2人がけの大きなソファーとテーブルがあるが、アーバンは一人がけ椅子があるだけ。
一人で過ごすならアーバンでも問題ないけれど、友人やゲストを招いて宴会する際にはかなり手狭となった。
アーバンでは、デラックスプールビューにすれば30平米と少し広くなる。
グランドデラックスは40平米で、大きなソファーは付きになる。
2 アーバンには洗濯機がない
アーバンには洗濯機がないのがマイナス。
友人はほぼ毎日でも洗濯したい派で、アーデン宿泊時には毎日洗濯していた。
アーバンには洗濯機がないため、ホテル近所のコインランドリーに日参していた。
3 アーバンの冷蔵庫が小さく、キッチンもない
アーバンのデラックスルームの冷蔵庫は小型。友人は10日間滞在するため、初日にドリンク類を多くストックしておくが、冷蔵庫に入り切らなかった。またフリーザーがないため、氷を冷やしておくことができない。
日本から持ち込んだ焼酎に氷を入れて飲むためには毎日近所のショップで氷を買ってくる必要があった。
ちなみに近所のショップでは氷が激安なので、まあそれは問題なかったそうだが。
アーデンの冷蔵庫は大きくて、フリーザー付き。
また、アーデンにはキッチンが標準装備あるが、アンバーのデラックスルームは無し。さすがに料理はしないのでこれはあまり影響はなかったが。
なお、最寄りのコンビニ比較では、アンバーはソイの中にコンビニなし。ソイブッカオかサードロードに出る必要あり。アーデンは徒歩1分くらいのところにセブンイレブンがある。
4 アーバンにはウォシュレットがない
アーデン、アスター、グラスなどアットマインド系列ホテルにはウォシュレットが付きものだったが、アーバンにはウォシュレットがついていない。
まあウォシュレットといっても簡易気的なものだが、あるのとないのでは日本人的には大きな差だ。むろん、アーバンのトイレにはハンドシャワーはついているけれど。
5 アーバンにはバスタブがない
アーデンには標準装備のバスタブが、アーバンのデラックスルームにはない。
シャワーブースとトイレが別々なのはいい。
ただし、アーバンでもグランドデラックスにすれば、バスタブ付きだ。しかもアーデンのバスタブよりも大きい。
大きなソファーも付くため、アーバンのグランドデラックスと、アーデンのデラックスがほぼ同じ仕様となる。
6 朝食はアーバンのほうがいい
朝食付きプランで予約していた。
アーバンもアーバンもビュッフェスタイルだ。
品揃えや味はアーデンのほうが上とのこと。
また、プール近くのテラス席では喫煙可能だ。これはアーデンも同じ。
7 スイミングプールはアンバー
アーバンのスイミングプールはリゾート感あり。
2層構造になっており、上層では元気なパリピファランが遊んでいた。
プールサイドにドリンクスタンドがあり、アルコールもすぐにオーダーできる。
夜の雰囲気もいい。
アーデンのプールは広さはまずまずあるものの、全体的な雰囲気はかなり落ち着いている。
リゾート気分を味わうならば、アンバーのほうがいい。
8 立地はアンバーの勝ち
今回アンバーにした理由はアスターよりも立地がいいから。
アンバー地図
アーデン地図
アスターはレンタルバイクがないとほぼ身動きが取れず、バイタクや配車アプリのBOLTが必須だ。
対してアンバーはパタヤ屈指の繁華街となったツリータウンまで徒歩数分の距離。LKメトロも歩いて行ける。ソイブッカオに出ればレストランもたくさんある。サードロードも使える。本当に便利な立地だ。パタヤ初心者から大ベテランまで虜にする便利さだ。
が、友人は結局はレンタルバイクを借りていた。あちこち出かけるにはやはりバイクがないと不便ということになった。
それだったらアーデンでも同じことと話していた。
アンバーの利点はソイブッカオ界隈のバービアでぐでんぐでんに酔っ払っても歩いて帰れること。
なお、バイク置き場は、アーバンもアーデンも地下にある。
駐輪スペースはアーバンのほうが広くてとめやすい。これはアーバンの勝ち。
アーバンもアーデンも地下駐車場のエレベーターで直接宿泊階へ上がることができる。
9 価格はアンバーが安い
日程によりけりだが、アンバーの一番安い部屋は1泊1300バーツから1400バーツ程度。
アーデンは一番安い部屋でも1700バーツから1800バーツ程度。
アンバーのほうが400バーツほど安いことが多い。
ただし、アンバーの部屋をアップグレードして、アーデンと同じような広い部屋にすると、アーデンよりも高くなってしまう。
部屋の広さと設備を単純比較すると、コスパがいいのはアーデンのほうだ。
結論
というわけで、アーバンは部屋が狭いうえに、ウォシュレットとバスタブと洗濯機がないのが嫌だったというのが友人の評価。
たしかに、アーデンの部屋の施設の充実ぶりと比較するとアーバンは少々見劣りする。
そもそも、アーデンはレジデンス仕様で、アンバーは短期旅行者仕様。コンセプトがまったく違う。これはアンバーのスタッフが言っていたこと。
友人は10日間滞在のため、部屋での快適性を求めており、ど短期滞在者よりも中長期滞在者視点となっている。
立地はアーバンの勝ちだが、レンタルバイクがあれば関係なくなる。
以上のような理由から、次回からの滞在ではアーデンに戻すそうだ。
おすすめ使い分け
アンバー
とにかく立地重視の人。バイクに乗れない人は特にアンバーのほうがいい。
ツリータウンが近いというのは現在のパタヤにおいてはかなりのアドバンテージだ。
ウォーキングストリートへ行くにもソイブッカオに出てソンテウに乗れば一本だ。
パタヤの土地勘がまだ少ない初心者旅行者にはなおさらアンバーをおすすめする。
パタヤ初心者がいきなりアーデンに泊まると、路頭に迷いかねない。
部屋の設備はそこまで求めないならアンバーでも充分だ。
アーデンと比較すると見劣りはするかもしれないが、アンバーの部屋も普通に綺麗だし、快適に滞在できる。
いや、もうソイブッカオ界隈のホテルではアンバーがナンバー1といえるレベル。
この界隈で日本のテレビが見られるのはアンバーだけ。
アーデン
日本人旅行者にとっては、パタヤ最強といっていいホテル。
日本のテレビ放送、バスタブ、ウォシュレット、洗濯機、キッチンなどなど、これ以上は望めない。
立地はあまり良くないが、レンタルバイクが使える人なら問題なし。
もしくは配車アプリのボルトを活用すればいい。
最低料金はアンバーより高くなるため、ホテル代はそれなりにかかるが、それを許容できる人向け。
また日中も夜も静かに滞在したい人向けだ。
一度アーデンの快適さを味わってしまうと、もう他のホテルに戻れなくなってしまう。
なお、他のアットマインドグループのホテル情報はこちらから。
関連記事:友人宿泊ホテル、アーデンホテルとアスターホテルに遊びに行く。アットマインドグループ。
関連記事:ザ グラス サービスド スイーツ バイ アット マインド宿泊レポート。日本語テレビ放送、ウォシュレット付きコンドミニアム。
関連記事:パタヤ新築ホテル Arbour Hotel and Residence 内見レポート
まとめ
そういうわけで、今回はアーデンの勝ちとなった。
むろん、これは利用者次第。
友人はパタヤ歴が20年近くあるほどの大ベテランで、あちこちのホテルをさまよってきたが、最後にたどり着いたのがアーデンとなったわけだ。
でもアーバンも悪くないとの評価。
予算と立地と設備を天秤にかけて、好きなところに泊まればいいと思う。
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