バンコクではスクンビット通りにあるホテルに宿泊することが多い。
ソイは奇数と偶数で分かれる。奇数は北側、偶数は南側だ。
奇数側では、ソイ7、ソイ7/1、ソイ13、ソイ15あたりに泊まってきた。
偶数側では、ソイ4(ソイナナ)とソイ8、ソイ10には泊まったことがある。
これらはBTSでいうところのナナ駅とアソーク駅の間のエリアだ。
アソーク駅を過ぎたところにあるのがソイ20。
ソイ20の裏路地に初めて泊まってみた話をする。
なかなかに怪しげな雰囲気のあるエリアだった。
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スクンビットソイ20
ソイ20に来るのは初めてのこと。しかも、今回泊まるのはソイ20の裏路地のほうだ。特にソイの名前はないようだ。
到着したのは夕方6時半頃。しかも雨模様。
こちらはソイ20の入り口。
ソイ20内にはノボテルなど有名ホテルが並ぶ。
ソイ20に入って少し進むと、右手に路地がある。ここがソイ20の裏路地。
なんだか暗い雰囲気だ。
スクンビット通りからも直接路地に入ることはできる。
今回予約したのはベイオットーハウスというホテル。
少し探すとホテルを見つけた。
周囲はちょっと怪しげな雰囲気だ。
ベイ オットー ハウス アット スクンビット 20 (Bei Otto Haus @ Sukhumvit 20)
昼間の外観。
BEI OTTO HAUSというスペルからわかるようにドイツ系の店だ。
ホテルというかゲストハウスみたいなところで、1階がベーカリー&バーになっている。
パン屋はやっていない。
1階のレストランバーの奥にホテルレセプションがある。
アゴダで予約していきチェックインは簡単。さくっとカードキーをもらい部屋へ。
部屋は5階。エレベーターなし。しんどい。
狭い建物だが、廊下は綺麗にしてある。
予約したのはデラックスダブルルーム(窓なし)というグレード。アゴダで520バーツだった。
夕方からの1泊だけなので、アソーク界隈でとにかく安い部屋を探してここに決めた。
部屋は狭いが、まずまず清潔。
窓がないうえに、照明もいくつか切れているため、全体的に薄暗い。
バッドはかろうじてセミダブルくらいの大きさ。両サイドが壁なので圧迫感強し。
ベッドの真上にエアコンの送風口があった。ちょっと変わったタイプ。温度調節はリモコンでできる。
作業机には椅子がついていない。座れない。
冷蔵庫付き。無料の水と電気ポットもある。
テレビは設定のしかたがわるいのか、映らなかった。
クローゼット内にはセーフティボックス。
椅子がない以外は、最低限のものを揃っている。
浴室はタイル張りでほどよく清潔。
ただ、ここも電球が切れており、薄暗い。
シャワーは天井のみで、このタイプは使いにくい。
水圧と温度は問題なかったけれど。
アメニティは、ボディーソープとシャンプーが揃う。
うーん、ちゃんと清掃はしていあるんだけど、電球切れが多すぎるなあ。
窓がないため、なんだか圧迫感と閉塞感がきつい。
二人で泊まることができるけど、この部屋で二人は無理でしょ。
もう一つ下のグレードであるキャビンルームなら423バーツで出ていた。こちらはシングルらしい。たぶんもっと狭い。
アソーク近くという立地で、エアコン付きの個室部屋が423バーツはたしかに破格値といえる安さ。
昼間はひたすら外出して、夜は眠りに戻るだけというならオッケーかも。
ホテルでゆったり過ごすにはまったく向いていない。
カオサンの安いゲストハウスのほうがいいくらいだ。
室内は禁煙。喫煙は建物を出たところの喫煙テーブルで。
実はここに泊まったのは2022年8月のことだ。
その後、ベイオットーハウスは店を畳んでしまった。
現在は別のホテルになっている。
GO INN Sukhumvit 20 Bts Asoke-Phrom Phongとなっている。
部屋の名称も変わっているが、デラックスクイーンルームが600から700バほど、シングルルームが600バーツ。
バルコニー付きのデラックスキングルームが870バーツ。
シングルルームは気が滅入りそうなのでおすすめしないが、バルコニー付きのキングルームは悪くないかも。
地図
BTSアソーク駅ないしMRT(地下鉄)スクンビット駅までは徒歩5分くらい。
ソイ20は意外と便利な立地だ。
コンビニも近くにある。
ホテルは残念な部屋だったが、周辺を散策してみる。
とりあえず、アソークへ。
この大都会交差点まで歩いてすぐなのはいい。
ふらふら歩いていると、七星ラーメンが目に入った。
七星鶏そばが145バーツ。こってりラーメンうまい。
七星ラーメンの向かい側を少し歩くとソイカ。
ソイ20からこのあたりまでは余裕で歩いて回れる。
ただ、ナナまで歩くとかなり疲れる。
ソイ20近くのバス停でローカルバスに乗るか、アソーク駅でBTSに乗る方がいいかも。
逆方向のプロンポンへは歩いて行ける。
ナナにはあまり行かず、アソークとプロンポンの間で遊ぶにはちょうどいい立地だ。
夜のソイ20裏路地
真っ昼間のソイ20裏路地。
ソイ入り口には、Buddy's Bar & Grillというレストランバー。
昼間はレストランとしてわりと人気も、夜はファランたちが酒を飲んでいる。
THAI EXOTICAという店は、どうやら普通のレストランのようだ。
明らかにバーらしき店が数軒。
昼間は静かだが、夜になると怪しいネオンが光る。
夜のソイ20裏路地はかなりダークな雰囲気で怪しさ満点だ。
小さなバーがいくつか並ぶ。
Why not?、リバティン、Shag Barなどなど。
店頭にはいかにもな姿をした夜の女性が待機している。
まあ平均年齢はかなり高そうだが、マニアにはたまらないか。
ローカルタイ人向けではなく、主にファラン向けのバーだろう。
一部日本語表記もあるので日本人も来ているのかもしれない。
マイナーなバーの雰囲気がぷんぷんしていておもしろい。
バンコクはあまり詳しくないけれど、こんな路地裏にもバーが潜んでいるものなのね。
ちなみにソイ20の本通りのほうは全然見ていない。
大きなホテルの他、ファラン向けのスポーツバーなんかが多そうな気がする。
また隣のソイ22には、以前は大きなバービア街があったため、何度か訪れたことがある。現在は取り壊されてスーパーに変わった。バービアの多くはソイ7へ移転した。
まとめ
はじめてのソイ20体験。それも裏路地だけ。
泊まったホテルは正直ハズレだった。狭い、暗い、息苦しい。まあ寝るだけだったのでそこまで問題はなかったけれど、連泊は無理。
現在は別のホテルに変わっているが、狭い部屋はおすすめできない。本当に寝るだけと割り切るならいいだろうけど。
立地は意外といいかも。周囲の怪しいネオンと暗い雰囲気に足を踏み入れるのを躊躇してしまいがちだが、ソイ20裏路地はいける。
ナナからアソークの明るい雰囲気にはもう飽きたという人はソイ20裏路地を目指してみるとおもしろいかも。いろんな意味でマニア向けですな。
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