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フライト情報

タイエアアジアXは日本路線に拡大、キャンセル分は返金する

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本当に飛ぶのか飛ばないのか、まだ決着がつかないタイエアアジアXによるバンコク・東京日本路線である。
7月のフライトも減便となりキャンセルされた人も多いだろう。
タイエアアジアXはタイの中央破産裁判所に破産申請をして、現在は会社更生手続の真っ最中だ。
事業再建しながら運航を継続するとの方針を発表している。
すでに6月からはバンコク・ソウル路線が運航開始となった。
エアアジアの公式発表とタイ国内での報道を見てみよう。

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タイエアアジアXの公式プレスリリース

6月22日付けでエアアジアが公式プレスリリースを発表。

タイエアアジアXは、ソウル・東京・大阪・札幌に翼を広げる!

バンコクから、韓国・ソウル、日本・東京、大阪、札幌の計4路線を運航すると改めて確認した。
今年10月までに毎日運航の計画を立てている。

今年の乗客数は搭乗率85%で30万人が目標。現在所有しているのはエアバスA330が5機。

バンコク・ソウル路線は事前予約率が95%だった。
日本へのフライトは日本政府の旅行制限方針によって再開される。
7月に東京、10月に大阪と札幌が再開予定。

今年10月までにソウル、東京、大阪は毎日運航とする。札幌は週4便。

タイエアアジアXのCOEは、タイエアアジアXの事業更生計画は順調に進んでいる。我々はみなさんにサービスを提供する準備ができており、魅力的なプロモーションと新しいルートを提供するので、これからもタイエアアジアXに注目してほしい、とのこと。

https://newsroom.airasia.com/news/thai-airasia-x-spreads-wings-to-seoul-tokyo-osaka-and-sapporo

タイでの報道

タイ国内での報道によれば、タイエアアジアXの累積債務は約250億バーツで、大部分が航空機リース契約によるもの。
パンデミック前には15機を有していたが、現在は5機にまで縮小。

事業更生計画は来年第3四半期までには完了する予定。

破産手続き以前ならびに5月17日以降の新規予約については、裁判所の手続きに影響を受けない。これらの予約者は現金またはクレジットで払い戻すを受ける権利があるとタイエアアジアXのディレクター。
裁判所での対処中であっても、通常通りの海外フライトの運航が可能。
2019年の乗客は200万人だったが、今年は30万人が目標。
燃油代の高騰により、国際航空の運賃は20~22%上昇している。それでもタイと韓国の双方から強い需要がある。
ジェット燃料代は、昨年の1バレル75~85ドルから、現在は170ドルに倍増した。現在の総コストの50%が燃油代となっている。

すでに運航再開したバンコク・ソウル路線の搭乗率は97%以上で、7月の予約では60%、乗客の割合は、タイ人と韓国人が半分ずつ。需要が高まりに応じて、10月には毎日運航とする。

バンコクのハブ空港をドンムアン空港からスワンナプーム空港へ移転したことにより、コストを50%削減するなどして、破産手続き中の運用コストを引き続き節約する。

参照:https://www.bangkokpost.com/business/2332093/thai-airasia-x-to-honour-paid-bookings

タイエアアジアX側は、キャンセルとなったフライトは返金すると言っている。
現金ないしクレジットアカウントへの返金という形だ。
ただ、実際に現金で返金された例はほとんどないのが現状。クレジットアカウントへの返金となっている。

本当に飛ぶのか日本路線

ソウル路線はたしかに運航開始となった。
乗客は多いとのことだ。搭乗率95%だ。

問題は日本路線である。
エアアジアの発表では、日本路線再開は、日本政府の旅行制限方針によるとされている。
日本側が国境を開き、旅行者の受け入れを再開しないかぎり、フライトも再開されない。
6月10日から一部国からの外国人観光客受け入れ再開が開始されたが、申請が再開されたばかりで、今月中の入国は300人程度らしい。
これをもって開国したとは到底言えまい。一番入国規制が厳しかった頃のタイでももっと多くの外国人がタイに入国していたはずだ。
この状況をタイエアアジアXがどう判断するかだ。
7月以降にどれだけ一般タイ人が日本に旅行しようとするのか。そこを見極めてから、実際に運航開始とするだろう。

ソウル路線はタイ人と韓国人が半分ずつ。これだとやっていける。
今の日本の観光客受け入れ規制では、運航再開しても乗客の大半は日本人か北米への乗り継ぎ客となりそうだ。タイ人一般旅行者も往来に使わないとLCCはやっていけない。

現在タイエアアジアXが所有している航空機は5機のみ。以前の3分の1だ。
これらでやりくりするとなると、ソウル、成田、関空、札幌の他にあと1路線作れるかどうか。
以前は東京発も関空発も時期によっては1日2便運航されていたのがあまりにも遠い昔のように感じる。
あの頃はエアアジアは飛んで当たり前だった。エアアジアだけでなく、スクートやらノックスクートやらタイライオンエアまであった。沖縄からはピーチも飛んでいた。
ノックスクートは会社自体を精算した。タイライオンエアは日本路線の撤退を発表した。スクートもピーチもまだ飛んでいない。
真っ先にタイエアアジアXが再開してくれることを祈るばかり。

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