調味料が多く、油っこいタイ料理は胃腸に負担がかかるもの。
さらに連日連夜飲み歩きしていると、さらに胃腸が弱っていく。
わたしが胃もたれと胸やけでうなっていると、タイ人がこんなものをコンビニで買ってくれた。
タイ語で説明してくれたが、よくわからない。胸に手を当てて上下にさすっている。
どうやら胃腸薬のようだ。
一個12バーツ。
ENO ORANGE FLAVOURED FRUIT SALT
(イーノ オレンジ味フルーツソルト)
フルーツソルト?
果物塩?
なんだ、それ?
とりあえず、試してみよう。
飲み方は、コップに軽く水を入れてから、粉末を投入。かきまぜる。
すると、しゅわしゅわと泡立つ。
オレンジの香りがふわっと。
飲むと、あら不思議、胃もたれと胸やけがおさまった。あっという間に効果てきめん。
まあ、プラセボ効果かもしれないが、気分はよくなった。
オレンジフレーバーのシュワシュワ感が気持ちいい。
根本的な解決にはならないだろうけど、その場の胸焼けはおさまる。
12バーツで大したもんだ。
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ENO ORANGE FLAVOURED FRUIT SALT
さて、このENO ORANGE FLAVOURED FRUIT SALT。
あらためて調べてみた。
日本語の情報少ないなあ。よくわからんので、英語サイトへ。
やはり胃腸薬のようで、消化不良や胸焼けに効果があるらしい。
amazon.co.jpでかろうじて一種類だけ売っているのを発見。
宣伝文句は、"Gets to work in 6 seconds"
6秒で効果が現れると謳っている。
たしかに即効性はあるなあ。
商品説明には、こう書いてある。
イーノは胸焼けや消化不良の一時的な救済のための火花制酸ドリンクを生成する水と混合されている制酸剤粉末です。
制酸剤(antacid)とは何ぞや。要するに胃腸薬のことらしい。
ENOは、1850年代にイギリスのイーノさんによって発案されたもの。
インド、スペイン、ブラジル、南アフリカ、マレーシア、そしてタイでは大きなマーケットを持っているらしい。
タイで売られているENOの主な成分(製品パッケージから抜粋)
一袋の内容量は4.3g
Sodium Bicarbonate 1.96g
Citric Acid Anhydrous 1.85g
他、ちょろちょろ
医学用語は難しい。英語となると尚更だ。さっぱりわからない。
そのままグーグル翻訳にかけてみた。
炭酸水素ナトリウム1.96グラム
クエン酸無水1.85グラム
やっぱり、わからん。
ちなみに、胸焼けは英語で「Heartburn」といいます。これは、そのまんまなんで覚えやすいね。
胃もたれに相当する直訳語がないんで、「Stomach feels so heavy」とでも言えば通じやすいかな。
ちなみにタイ語は知りません。
この手の薬をタイ語で何というのかタイ人に聞いてみると、「イーノ」として答えてくれなかった。
胃腸薬=イーノの図式なわけね。
華僑系なら漢方薬を飲んでいるかも。
もちろん、薬局に行けば、きちんとした胃腸薬や整腸剤が買える。胸をさすりながらハートバーン&ストマックヘビーを連呼すれば、わかってもらえるはずだ。
後日、英語も堪能なタイ人に「ストマックメディスン」をタイ語で何と呼ぶのか聞いてみると、「ヤーロットゴート」(ロットゴット、ロットゴッ、ロットコーッとも聞こえる。ヤーは薬、ロットは車、ゴートは不明。)と教えてくれた。が、やはりタイ人はみんな「イーノ」としか呼ばないとのことだった。
それにしても、このENO、日本ではまったく無名だよなあ。
日本にはオリジナルの胃腸薬がたくさんあるからかな。
自分好みの胃腸薬を日本から持参してもいいけど、タイ旅行中に手持ちが無い時は、コンビニでENOをどうぞ。
6秒であなたの胃腸もすっきり爽快だ。
amazonで胃腸薬ベストセラー1位がこちら。胃腸薬ってどれがいいのか、種類が多すぎて、これまたさっぱりわからん。
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