規制緩和の続くタイ。
外食産業は、バー以外はすべて解禁済みだ。
店内飲食もアルコール提供も可能となっている。
ひさびさにムーガタを食べに行ってきた。
非常事態宣言が出されてからは、もちろん初。
前回は、今年1月下旬パタヤに遊びに来た友人たちと訪れたセーチュアン。
関連記事:ムーガタに日本の焼き肉のタレと焼酎を持ち込んで宴会
ということは、約5ヶ月ぶりとなる。
バーカディンでムーガタ
セーチュアンは食べ放題スタイルだが、今回はセットでのオーダーにしたかった。
よって、パタヤタイのバーカディン1へ。
入店は午前1時頃。
ここはパタヤのオープンスタイルによるムーガタ&イサーン料理レストランとしては、かなりの有名店。
すでにレポート済み。
関連記事:バーカディンは、パタヤタイのムーガタとチムチュムとイサーン料理の店
地図
バーカディン1の向かい側には、バーカディン2もあるが電気は消えていた。
また、生簀からエビが取り放題食べ放題のムーガタ屋も閉まっていた。
規制緩和は進んでいるが、原則としてビュッフェ形式での営業は禁止されているもよう。シャブシでも皿が回転しておらず、個別オーダーになっていた。
ただ、このあたりかなりあやふやで、すでに食べ放題で営業しているムーガタも少なくないように見える。
バーカディン1は、元からセットメニューのみ。食べ放題はない。
客入りは良くなかった。ほとんど客の姿は無し。
本来ならバーカディンは夜中でも客が多いはず。
バーでの仕事を終えてから、飲み食いに来る人が少なくないからだ。
やはり客足は戻っていない。
ナイトライフ施設が再開しないことには、こういった深夜型のレストランにも客が入らない。
レストランの営業だけを再開させたからといって、すぐに元通りになるわけではないのだ。
特にパタヤでは。
テーブル席と座敷席があって、日本人的には靴を脱いでくつろげるのは座敷のほうか。
でもちょっと座りにくいけど。
ソーシャルディスタンスを謳っているが、向かい合わせに座るのは問題ないようだ。
本来はだめなはずだが、対面とは1メートルは離れているからいいのかも。
ムーガタとともにビールをオーダーしたが、こちらはあっさりと「カイメダイ(売れません)」と拒否された。
深夜0時を回ってからのアルコール提供は禁止されている。
アルコール販売可能時間は元々規則があって、午前11時から午後2時と午後5時から深夜0時まで。
コンビニやスーパーでおなじみの規則は、レストランにも適用される。
以前はレストランでは夜中でも普通にアルコール提供されていたが、本来は禁止。
現在は、その規則を遵守している形となる。
厳しい。
しょうがないんで、水にする。いや別にいいのだが、なんだか寂しい。
ムーガタ
バーカディンの現行メニュー。
英語表記と写真もあってわかりやすい。
ムーガタセットは199バーツ。
肉とエビとイカと野菜のセットになっている。
量的には二人でちょうどいいくらい。少し野菜の量が少なく感じる程度。肉はそれなりにある。
ひさしぶりのムーガタ開始。
立ち上る湯気と煙のミックスがたまらないね。
七輪の炭火も実に味がある。
ここはスープがうまいと評判。
ナムチム(タレ)もいける。
肉よりもむしろ野菜とスープがうまく感じる。
もちろん豚焼き肉もいいんだけど、メインはスープじゃないかと。
肉は野菜の引き立て役で。
まあ、食べ放題のムーガタ屋だと、ひたすら肉や魚介類をメインにして元をとってやろうとか考えてしまうが、セットメニューのムーガタだとまったりと食に集中できる。
やっぱり、いいよねえ、ムーガタ。
屋外で食べるムーガタは気持ちがいい。
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コームーヤーン
この手のオープンレストランではイサーン料理も定番。
これまたひさびさにコームーヤーンを食べる。
たぶん129バーツ。
厚みのあるワイルドなコームーヤーンだ。
脂身は少なめ。豚トロ感も希薄だが、この野性味あふれるコームーヤーンもなかなかいい。
ナムチムの強烈な味。同席したイサーン人もこのナムチムはコム(苦い)と言っていた。でもうまいと。
会計
というわけで、すべて完食
大満足。
ムーガタ199バーツ
コームーヤーン129バーツ
水(大サイズ)30バーツ
氷バケツ20バーツ
合計378バーツ
コームーヤーンが割高、いやムーガタが割安。
ムーガタと水だけにしておけば、お得感あり。
まとめ
5ヶ月ぶりにムーガタを堪能した。
うまかった。
うれしかった。
パタヤの夜の食事にムーガタないしチムチュムは欠かせないと思う。
それも夜遅い時間であればあるほどテンションが上がる。
とりわけこういう開放的なオープンレストランであればなおさらだ。
現在は0時以降のアルコール提供は不可。いずれは、なし崩し的に認められていくだろうが、当面は我慢。
また、オープンレストランでは生バンドやミュージシャンによる演奏がつきものだが、現在のところは禁止。
7月1日に予定されている規制緩和第5フェイズではバンド演奏も解禁となる見込みだ。
バーも再開可能となれば、来月以降、本来の姿を取り戻していくはず。
とはいえ、外国人観光客がいないままのパタヤでは、完全な復活はありえない。
短期の外国人観光客がバーカディンのようなローカル向けの店舗に単独で訪れることは稀で、観光客の有無による直接的な影響はない。
でも、バーの人たちと外国人を連れて一緒に訪れることは多いし、外国人相手のバーで仕事をして多少なりとも稼いだローカルタイ人が仕事終わりに食べに来る。
外国人短期旅行者の不在は、ローカル店にも大きく影響する。
それがパタヤの特色。
以前のように活気のある夜のムーガタ屋が復活するのはいつになるのか。
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