パタヤタイ(サウスパタヤロード)のワットチャイモンコン前には、夜になると、大量の屋台が並ぶ。
ワットチャイモンコンは略してワットチャイと地元のパタヤ人は呼んでいる。よって、ワットチャイ前の屋台群、もしくは、ワットチャイ市場の屋台群とわたしは勝手に呼んでいる。
以前は道路の両サイドにずらりと屋台があり、さらに車道上にテーブルまで広げていて、大にぎわいだった。片側2車線の道路が1車線となり、夜中でも渋滞を起こしていたものだ。
が、いつの間にか、ワットチャイ側の路上屋台はなくなり、向かい側の屋台だけになった。
しかも、これまたいつの間にか路上にテーブルを広げなくなり、ほぼお持ち帰り専用屋台となった。(一部の屋台ではイートイン可能)
そんな中、最近見つけた屋台がこちら。
豚肉のかたまりをひたすらガスで焼いている屋台。
これはうまそう。
広告
コームーヤーン屋台
店主のおばさんいわく、コームーヤーン。
来ました、コームーヤーン。
豚の喉肉を焼いたもの。わたしの大好物。
イサーン料理系レストランでは必ず頼む一品。
でも、コームーヤーン専門屋台ってのは珍しいな。
肉は分厚い。火が通りやすいように、時折ハサミで切り込みを入れている。ついでに焦げた部分もハサミと切り落とす丁寧仕様。
とにかくうまそうの一言しか出てこない。
焼きあがったものはトレイに陳列されている。
焼いている最中のものを指定すれば、焼き上がり次第、熱々のものが購入可能。
もちろん、トレイの豚肉もお願いすれば焼き直してくれるはず。
注文の仕方は簡単です。
食べたい豚肉のかたまりを指差すだけ。
あとは、はかりで肉の重さを計って料金が決まる。
おそらく100グラムで50バーツほど。
何度も通っているが、小さいサイズを選ぶとだいたい60バーツとなる。
大きなサイズでも、80バーツほどだろうか。
重さを計ってから料金を告げられるので、その価格に納得して購入すればいい。
店主のおばさんが、ざっくりと切りわけてくれる。
容器に入ったナムチム(タレ)付き。
あとは、カオニャオ(もち米)10バーツもある。
売っているものはそれだけ。タレだけでも買えるとは思う。
テーブルはないんで持ち帰り専用。
食べ歩きはタレをつけにくい。
家に持ち帰るか、バービアに持ち込んで食べるのがおすすめ。
まあ、道端に座って食べてもいいでしょう。
部屋に持ち帰って皿に広げる。これで65バーツ。
カオトムプラジャンバンあたりで食べる典型的なコームーヤーンよりは、脂身が少なめ。
(参考)カオトムプラジャンバンのコームーヤーン
豚の喉肉は、日本の焼肉でいうところの豚トロの部位に相当するようだが、ワットチャイ前屋台のコームーヤーンはトントロというよりも、がっつりとした豚焼肉に近い。
切り方も大雑把で、まさに直球一本勝負の焼肉だ。
65バーツのものでも、量は間違いなくイサーン料理レストランや食堂で食べるよりも多い。
肉はもみダレに浸してから焼いてある。そのままでも味はついているが、やはり、ナムチムをつけて食べるのがいい。
このナムチムはかなり辛いが、かなりうまい。
カオニャオとの相性は抜群。
もちろん、白ご飯を別途購入して、豚焼肉丼にしてもいいだろう。
バービアに持ち込んでビールのアテにするもよし。
タイ人におすそ分けしたところ評判は上々でしたな。
地図
パタヤタイソイ13からソイ15の間くらいで営業していることが多い。
道路の反対側が見たところ
もちろん、屋台だけに場所はアバウト。そのあたりをうろうろして探すしかない。
おばさんいわく、定休日はなし。でも、疲れている日は勝手に休むそうだ。これまたアバウト。
営業時間は、だいたい夜9時か10時くらいから朝5時くらいまで。これまた、すべてがアバウト。
まあ、夜10時には営業しているかなと。
ウォーキングストリートから近い。徒歩5分くらい。
営業開始が遅めだけど閉店も遅め。ウォーキングストリートからの帰り道に購入してもいいかも。
がつんと男のコームーヤーンをむさぼり食うべし。
広告