12日目
そろそろホテル代の支払いを催促された。月極めを一括払い。
ホテル代は先払いが普通だけど、ここでは常連なので、いつも支払いは月末あたり。
ハイシーズンで、1ヶ月1万5千バーツ。
が、ありがたいことに2000バーツ割り引いてくれて、1万3千バーツとなった。
この円安下にあって、2000バーツはかなり大きい。
バービアでロングでペイバーできる金額だ。
実に助かる。
よし、この浮いた2000バーツで今日は誰かをお持ち帰るするぞ。うしし。
本日の昼飯。カナームークロップ
最近よく利用している屋台で、カナームークロップを注文。
おばさんが手際よく調理を始める。
カナーというのはチンゲン菜みたいな葉っぱの野菜。日本名は知らない。
ムークロップは、カリカリに揚げた豚肉を乾燥させたもの。
ムーが豚肉のことだけど、発音はムーと平坦に語尾を延ばすのではなくて、「ムゥー」と舌を巻き気味に発音すれば通じやすい。
でも、クロップの発音がちょっと難しい。ゴップと発音したほうが通じやすいかも。
ただ、屋台やレストランで注文する時は、「カナームークロップ」と料理名を告げるので、ほとんどのタイ人はわかってくれる。
タイ文字が読めないわたしには、正確な発音にいつも悩まされるけど、とりあえずポピュラーな料理名くらいなら問題なく通じているので、あまり細かいことは気にしない。
ちなみに「ゴップ」だと発音しだいでは、カエルの意味になる。
タイではカエルはいまだに普通に食べられている。
何度か食べたことがあるけど、味は鶏肉に似て意外とおいしい。が、いかんせん、骨が多いの身が少なく食べにくいのが難点。わざわざ食べなくてもいいかな。
さて、このカナームクロップ。
味付けはソース(オイスターソースかXO醤か醤油なのか、よくわからないけど)ベースで、特に辛くしてと注文しないかぎり、あまり辛くない。
コリコリした豚肉と野菜とソースがからまって、なかなかうまい。
ごはんによく合う。
乾燥豚肉が苦手なら、普通の豚肉でも注文可能。
カイダーオ(目玉焼き)10バーツをつけて、計50バーツなり。
宿代が想定より2000バーツ浮いたとはいえ、食事代は従来通りの節約コースを順守していこう。
夜。
友人二人は女連れで食事へ。
わたしはちょっと遠慮しておく。
バービアで知り合ったOLとデートがしたかったのだ。
今日は仕事が午後3時で終わるから、それ以降なら会えるよと言われていた。
が、簡単な挨拶程度ならLINEで返事をくれるのに、それ以上の会話になると返事がない。
夕方になっても、ちっとも連絡が来ない。
こりゃあ、もう脈がなさそうだ。
とりあえず放置しておこう。
あっさりとあきらめる。
一人でバービアめぐりでもするか。
夕食はカオマンガイ
本日の夕食は、ブッカオの市場へ。
恒例のカオマンガイ。
ぶっかえ飯食堂の並びにある店だ。
35バーツ。安いね。
ここで食べたのは初めてだったけど、味はいたって普通だった。
ちなみにSPECIALとあるのは、大盛りのこと。タイ語で「ピセーッ(ト)」。NORMALの普通盛りは「タマダー」だ。
ペイバー難民
食後、バービアをうろうろ。
とりあえず、なじみのバービアでかけつけビール2本。
ファランとビリヤード大会。
トータル6ゲームやって、2勝4敗。
勝率が上がらんなあ。
というか、ファランの連中、ビリヤードうますぎ。
本国でもずっと球をついてきたんだろうなあ。
日本との環境の違いを実感する。
なじみのバービアの近くのバービアに懐かしい顔を発見。
一年ほど前にペイバーしたことのあるバービア嬢だ。
そのバービアをやめて、他のバービアへ移籍していたが、どうやらまた元の店に戻ってきたようだ。
前々回のパタヤ沈没時に彼女のアパート付近で何度か会ったことがある。
それ以来の再会となる。
関連記事:バービア嬢と昼間に会う
ちょっとだけ挨拶。
英語がうまくなっていた。
ここ最近の事情をいろいろ教えてもらう。
もう友だちみたいな関係になってきた。
ペイバーはないかな。
ドリンクは奢らず、会計のお釣りだけを進呈。
またね。
次いで、数日前に生理だからとペイバーを断れたバービア嬢の元へ。
話を聞いてみると、すでに生理は終わったとのこと。
よし、ペイバーだ。
「2000バーツね」と言われる。
む、高いぞ。
「1500バーツでいいよね?」
すぐにオッケーをもらう。
しばらく飲んでから、そろそろ行こうと提案。
が、今度は突然の拒否。
「マイパイ」と言ってくるではないか。
なんなんだよ、まったく。
1500バーツではいやなのか、わたしのことがいやなのか。
両方だな、きっと。
やばい、ペイバー難民になりそうだ。
深夜のソイブッカオをさまよい歩く。
以前から顔なじみになっている20歳のバービア嬢へ会いに行く。
パタヤで働いて4ヶ月ほど。
体重が増えて、顔が少々丸くなってきたけど、まだまだかわいい顔立ちだ。
ビールを奢って、楽しく飲む。
よし、この子をペイバーだ。
が、すでに太客がいるとのことで、まさかの拒否。
「コートーカー(ごめんなさい)」とかわいい声で謝っていたので、怒るわけにもいくまい。
「マイペンライ」と言い残してチェックビン。
んが~
リアル難民になってきたぞ。
なんとしてでも一夜のお相手がほしい。
でも、過去の経験上、このようなモヤモヤ状態で無理してペイバー相手を探しても、ハズレをひいてしまうケースが多いことはわかっている。
やめておくべし。
というわけで、なじみのバービアで、ママさん相手に安いビールでやけ酒。
通常価格ビール1本70バーツのところ、ママさん決済の常連価格40バーツで飲ませてくれる。
ああ、ありがたい。
時刻はすでに深夜2時前。
千鳥足で帰宅。
どうにもめぐり合わせが悪いなあ。
ここは忍耐の時期だ。
明日にはいいことがありますように。