タイ訪問時に毎回空港でSIMカードを求めて並んでませんか?
熱心なタイリピーターなら、タイの携帯電話やSIMカードは必須。
現地でさくっと電話したり、ネット回線につないでLINEやフェイスブックやグーグルマップを使ったりと、用途は様々。もはや常時接続のスマフォなしではタイでは遊べない。(いや別になくても遊べるけど、一度、スマフォの味を占めてしまうと、もはや後戻りはできない。)
毎回、スワンナプーム空港やドンムアン空港到着後に、新しいSIMカードを購入している人も多いかも。
でも、それだと、電話番号が変わってしまうし、混雑しがちな各通信会社の窓口に長時間並ぶ必要がある。いちいち買い直す手間と時間がもったいない。
どうせなら、ずっと同じ番号で、しかも日本からタイへ到着してすぐに電話もネットも使いたいではないか。
そんなわけで、ずっと同じ電話番号を維持しつつ、タイ到着後すぐにネットが使える方法をまとめておきます。
日本帰国済みでも大丈夫。できます。
あらかじめお断り
当方、タイの携帯電話やインターネット事情について精通しているわけではありません。
あくまで個人的経験を元に記載していきます。
この方法を使って、何年も同じ携帯電話番号を維持しつつ、タイ到着と同時にスマフォでネット接続が可能となっています。
また、わたしが利用している通信会社はAISの12CALL(コール)だけです。以下の詳しい説明は、AISの12コールのやり方で行います。
基本的な理屈は、他のTRUEやDTACでも同じはずですが、保証のかぎりではありません。あしからず。
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目次
おおまかな流れ
1.タイのSIMカードとSIMフリースマートフォンを入手
すでにタイでスマフォを使っていることが前提となる。
2.有効期限の延長とトップアップ
タイ国内でも、日本からでも可能だ。
3.出発直前にネットプランに申し込む
滞在予定日数に合わせたプランをどうぞ。
4.タイ到着時にデータ通信をONにする。
これですぐにスマフォでインターネットが使えるようになる。
詳しく見ていこう。
1.タイのSIMカードとSIMフリースマートフォンを入手
言わずもがなですな。スマフォとSIMカードがないと始まりません。
もし、これまで一度もタイの携帯電話を利用したことがない人は、まずは、SIMフリーのスマフォ機種を入手しましょう。
タイ国内なら安いものが売っています。2000バーツもあれば最低限の機能を備えたものが買えます。日本より安いです。最新の高性能タイプは日本のほうが安いかも。
関連記事:AISの格安スマートフォンLAVA iris353をレビュー。タイで購入したスマフォ設定の注意点など。
操作が英語のみとなるため、不安要素が大きい人は、日本国内向けSIMフリーのものを買いましょう。
その後、わたしは、HuaweiのP9 Liteに乗り換えました。快適すぎて笑えます。
関連記事:SIMフリースマホはこれで決まりでしょ、HUAWEI P9 LITE。タイでもばっちり4Gが使えます。
もちろん、現在日本で使用しているスマフォがあれば、SIMフリー化してもタイ国内で使えます。ドコモとソフトバンクならオッケーでしょう。使っている電波帯が異なるため、auは無理かも。
次に、SIMカードを入手して、開通させます。
一番簡単なのは、スワンナプーム空港かドンムアン空港にあるAISショップ。
通話とネットがセットになった便利なトラベラーズSIMカードが売っています。在庫次第では普通のSIMカードもあるはず。
スマフォとパスポートを提示すれば、あとの設定は全部やってくれる。
最初は並ばないとどうしようもないですな。
もちろん、街中にあるAISショップやファミリーマートでもSIMカードは売っている。
トラベラーズSIMではなくて、50バーツのSIMを購入してから、独自にネットプランに申し込むのはアリかな。
どちらにせよ、パスポートの登録が必要。
また、SIMカードの有効期限は1ヶ月のものが多いので、次回に向けて有効期限の延長を行う必要がある。
空港のショップで並ぶのが面倒な人は、日本の通販でもSIMカードの購入が可能。
実際の有効化作業がどこまでできるかは、はっきりしません。
どうやらタイ到着後にすぐに電波をつかまえて通話もネットも利用できるようだ。いろいろ面倒な人は、タイへ出発する前に購入しておけばいいでしょう。
2.有効期限の延長とトップアップ
通常購入したSIMカードの有効期限は1ヶ月(30日)に設定されていることが多い。この1ヶ月を過ぎてしまうと、SIMカードは無効となり、もう使えなくなる。(厳密には1ヶ月以降もしばらくは電話番号が維持されていて、電話を受けることは可能。再度トップアップすれば復活して、通話もネットも利用可能。おそらく本来の有効期限から1ヶ月後まで。)
次のタイ訪問は3ヶ月先だとしよう。
このままでは、また新しいSIMカードを購入しなければいけない。
そんな時は、有効期限を延長すればいい。
タイ国内でも日本からでも可能だ。
タイにいるなら、おすすめの方法は、AISショップにあるキオスク機械を使うこと。
1回20バーツをトップアップすれば30日延長される。これを3回繰り返せば、90日延長。次回のタイ訪問まで有効期限が延びることになる。
関連記事:AISの1・2コールを20バーツでトップアップして有効期限を延ばす方法(手数料なしで最長1年)
すでに日本に帰国しちゃっているよ~という人でも大丈夫。
日本からでも有効期限の延長とトップアップは可能だ。
おすすめは、MOBILE TOPUP in Thailandというサイトを使うこと。
この方法はかなり以前に当ブログでも紹介した。たぶん、日本で最初に紹介したのはこの記事じゃなかろうかと手前味噌で自慢してみる。たぶん、先達はいると思いますけどね。
関連記事:日本からタイの携帯電話(12call、TRUE、Dtac)にオンラインチャージ、トップアップする方法。クレジットカード・ペイパル利用可能。
最初は詐欺サイトを疑いペイパルを挟んで決済したりクレジットカードの小額決済で様子を見ていたが、どうやらまったく問題ないようだ。
最近ではすっかり愛用するようになった。
最低トップアップ額は50バーツ。
クレジットカード決済なら手数料がかからない。(2017年11月時点では手数料がかかるようになった。5%。)
VISAかマスターかJCBでどうぞ。
トップアップすれば有効期限も30日延びる。3ヶ月延ばしたいなら、50バーツのトップアップを3回繰り返せばいいことになる(実際にそこまで繰り返したことがないので確証はないです)。
決済が通れば、すぐにSMSでAISから残高と有効期限延長のお知らせが届きますね。
あほほど楽です。
これで日本国内にいても、トップアップと有効期限延長が可能です。
わたしは日本を出発する直前に、ネットプランの額に合わせて500バーツほど一気にトップアップします。有効期限は、すでに1年先まで延ばしています。
国際ローミングについて
少し蛇足。
タイのSIMカードを挿したスマフォは日本でもそのまま使えます。
特に設定をいじっていなければ、自動的に国際ローミングはonになっているはずだ。
タイのSIMカードを挿したスマートフォンの電源を日本国内で入れれば、ソフトバンクかドコモの電波を拾っているはず。
この状態なら、SMSも通話も利用可能。
ただし、インターネットに接続してしまうと国際ローミング扱いとなり、思わぬ高額請求となるのは、日本でもタイでも同じこと。
まあ、プリペイド式の場合は元から入っている残高以上に引かれる心配はないけれど。
電源はオンにしていても、データコネクションはオフにしておきましょう。これなら、ネット通信は発生しません。もちろん、Wi-Fiへの接続は可能だし、SMSを送ることもできる。電話もかかってくるが、高額な受信料がかかるんで取らないほうがいいと思うけど。
3.出発直前にネットプランに申し込む
タイ到着時に電話だけ使いたいのなら、特に事前にネットプランの申込みは不要。
SIMの有効期限内で残高もあれば、そのまま電話として利用できる。
が、スマフォでインターネット利用するならば、何らかの定額パッケージプランに入っておくべし。いや入らなくてもネット利用はできるが、あっというまにパケ死します、たぶん。
インターネット定額プランの種類と申し込み方
ネットプランは、モバイルトップアップというサイトでは申込みはできない。
これは、AISへ直接申し込む必要がある。
日本からでも申込み可能だ。
滞在日数やネット使用頻度によって、最適なプランはそれぞれ異なる。
インターネット定額プランには、一回こっきりで契約終了のものと、マンスリー自動更新のものがある。
1回こっきりのプランは話が早い。申し込んで、期限が来たらそれでおしまい。一般的な短期旅行者なら、1回プランがいいでしょう。
ただ、料金的にお得なのは、マンスリー自動更新プランのほう。
これは、残高が足りていれば、日本に帰国しようが自動的に引き落とされる仕組みなので要注意。最長3ヶ月までは自動延長とかそれぞれ決まりがある。
たとえば、4月1日12時に新規でマンスリープランに申し込むと、5月1日12時で最初の期限切れとなり、その時点で残高が充分にあれば自動的に1ヶ月更新されて、残高から引き落とされる。
だが、残高が足りなければ、当然引き落としはされない。
わたしは、帰国時に残高をなるべく少なくして、引き落されないようにしている。
はっきりしないが、おそらくは、一定期間残高不足が続くと、自動的に契約解除となるみたい。このあたり、よくわかりません。
次のタイ訪問まで間が空く場合は、その都度、マンスリープランに申し込んでいる。
が、今回は、たまたま1ヶ月以内の訪問だったためか、日本からトップアップしたら、自動的にマンスリープランが更新されてしまった。どうやら前の契約がまだ生きていたみたい。
インターネットプランの有効期限は、前回の終了時からではなくて、新しい日付から30日後までに設定されていたので、まったく問題なし。
細かいプランについては多岐にわたっていて、もう何が何だかわかりません。
特に本家のAISのサイトが見づらいことこの上なし。
以前はもう少しマシだったのだが、最近リニューアルされたようで、英語のページが激減中。もう何が何だか。
とりあえず、現時点で発見できたページを紹介。これまた、ころころとリニューアルしてしまい見れなくなってしまうかも。
1回きりプラン
⇒http://www.ais.co.th/one-2-call/addon/maxspeed.html
タイ語しか見つからない。
24時間利用から30日間利用まで各種揃っている。
現在タイ語のみで、どうにもわかりづらいが、なんとなくわかるでしょう。
これは7日間のプラン。
7日間1GBまで使えて99バーツ、1.5GBまでなら109バーツだ。
ごく一般的なネット利用だと、これで充分でしょう。動画サイトなんかは、ホテルのWi-Fiを使いましょう。
他にも、3日、5日、10日、15日、30日などそれぞれのプランあり。
滞在日数に合わせてどうぞ。
マンスリープラン(もしくは自動更新プラン)
これもタイ語しか見つからない。
⇒http://www.ais.co.th/one-2-call/addon/internet4g_continued.html
30日1GBまで利用可能で199バーツなど。薄く長く使いたい場合に向いている。
他にもマンスリープランがたくさんあるはずだけど、どうにも見つからない。
ちなみに、わたしが実際に利用しているのは、30日5GBまでで488バーツのプランだ。
Wi-Fi不調時にテザリング利用してブログ更新するため、余裕をみて大容量プランにしているが、実際に5GBを使い切ることはまずない。
前述のとおり、これは30日毎に自動更新されます。
それにしてもAISのサイトは、わかりづらすぎるなあ。
もう見たくない。頭が痛くなる。
自分の気に入ったプランが見つかったら、必ず申込み先番号をメモするようにしましょう。
(追記)
2017年現在、もっともおすすめのプランは、最大速度4MBpsで使い放題のもの。このプラン、最強です。
詳しくは、以下のページで。
関連記事:AIS、12callの7日間ネット使い放題パッケージを使ってみた。おすすめは4Mbps。
プランが決まったら、あとは申し込むだけです。
7日間1GBまで使えて99バーツの一回こっきりプランなら、
*777*746#
とダイヤルして、USSDコードを送信するだけ。
*777*の部分は共通。それ以下の数字が変わります。
国際ローミング状態にあるスマフォなら、日本からでも送信できます。
送信した時点から有効期限のカウントがスタートするんで、タイへ出発する直前に申し込むといいでしょう。
すぐに折り返し、有効化された旨のSMSが届くはずです。
(残高チェックしてみたが、特に通信費はかかっていないみたい。)
あとは、飛行機に乗り込んでタイへ。
フライト搭乗後は、スマフォの電源をオフにするか機内モードにしておこう。
着陸してベルト着用のサインが消えたら、スマフォの電源を入れましょう。
無事に電波をつかまえて、ネット接続のサインが出るはずです。
すぐさまネットが使える状態だ。LINEもフェイスブックも思いのままですな。
もちろん、残高さえあれば、タイ到着後にネットプランに申し込んでもいい。
こっちのほうが安心かも。
申し込み先のコードさえわかっていれば、簡単な話です。
まとめ
とにかく事前にトップアップ並びに有効期限延長をしておくこと。そして、自分の申し込みたいネットプランのコードだけはメモしておくことです。
この2点さえきっちり押さえておけば、タイ到着と当時にスマフォでのネット利用が可能となります。
もう、長い列のイミグレーションを抜けて、長い列に並んでSIMカードを購入したり、コンビニへトップアップしに行く必要がなくなる。
電話番号もそのままだし、とにかく便利。
まあ、そこまでしてネットを使いたいかどうかは別にして、便利なことは確かだ。
いまだにタイ訪問のたびに新しいSIMカードを購入している人も少なからずいるみたいですが、電話番号を変更したいといった特別な理由がないかぎり、無駄な労力と時間とカネがかかるだけ。
年に2,3回以上タイを訪れるリピーターなら、利用価値大です。
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