アジア周遊旅行14
早朝6時半過ぎに、もぞもぞと起床。
ドミトリーの他の宿泊客たちはまだ夢の中だ。
こっそりとドミトリーを出て、ロビーで荷造り。
7時前には、これまたこっそりとチェックアウトした。
本日は、シンガポールからペナン島へのフライトとなる。
タイガーエアのTR2428便を利用する。午前9時5分がディパーチャータイム。
厳密に言えば、クラーク発からペナン島までのフライトチケットを持っていて、シンガポールは単なるトランジットに過ぎない。
まあ、一度シンガポールに入国しているし、便名も変わるんで、実質的には新規フライトとかわりはないけれど。
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アルジュニードからシンガポール・チャンギ空港へ
宿泊しているアルジュニード@SGホステルは、地下鉄アルジュニード駅からは至近距離。
歩いて1,2分で駅まで行ける。
こんな時間から駅には続々と人が集まってくる。みんなどことなく早足だ。
日本と同じ出勤風景である。
駅前の中華系食堂には、けっこうな客足。
シンガポールの朝は早いね。
券売機でチケット購入。
空港までは2.2シンガポールドルだ。
宿から30分ちょっとでチャンギ空港到着となった。
チャンギ空港タイガーエアのチェックイン
タイガーエアはターミナル2を利用している。
チャンギ空港はとにかく広いんで、時間には余裕を持って移動しましょう。
空港案内図
ターミナル3まであって、中央に地下鉄乗り場があるレイアウトとなっている。
うまく考えられているなあ。
(4年くらい前に利用した時はLCC用バジットターミナルがあったはずだが、いつのまにかなくなっていた。)
巨大なDEPARTURESボード
まさに東南アジアの一大ハブ空港だ、チャンギは。
さて、わたしの購入したチケットは、くどいようだが、クラーク発シンガポール経由ペナン行きである。
こんな感じのフライト
クラーク空港でチェックインした時に、すでにシンガポールからの搭乗券を渡されている。感熱紙のレシートみたいな搭乗券だけど、シンガポールではチェックインが不要だと思っていた。が、そのまま搭乗口へ向かうと、制限エリア入り口の係員に止められてしまった。
この搭乗券ではダメだという。
しかたないので、タイガーエアのチェックインカウンターへ。
搭乗券を再発行してほしいとお願いすると、あっという間に手続き終了。
「I've already checked-in at Clark airport.But I need new boarding pass.」とか言いながら、ペラペラの紙を見せただけ。正しいかどうかは知らないけれど、伝わる英語なんて簡単です。
きちんとした搭乗券に印刷しなおしてくれた。
荷物の重量チェックもなし。
今度は、無事に制限エリア内に入ることができた。
すぐに出国イミグレーションがある。荷持検査はまだない。
日本のパスポートなんで、手続きはあっという間だ。
トランジットで途中降機したが、まったく問題なかった。空港使用料とかどうなってるんだろうか。まあいいか。
チャンギ空港内の免税店とコンビニ
とにかくバカでかいチャンギ空港。
各搭乗口への所要時間が掲示してある。
うかうかしていると乗り遅れかねない。
お約束の免税店タバコ価格チェックを。
メビウスが、35シンガポールでした。もちろん、レート次第だけど、日本円で2700円くらいか。
日本の免税店と変わらない。
ああ、それにしてもデカイな。
歩くのも大変だ。
搭乗口へ向かう最中にコンビニ発見。もろに日本のセブンイレブンである。
品揃えも、ほぼ日本だ。
朝飯として、サンドイッチと缶コーヒーとお菓子を購入。
余っていたシンガポールドルの小銭をきっちり使いきった。10ドル札が一枚だけ残ってしまった。これはどうしようかなあ。
シンガポール1泊で実際に使ったお金は、きっちり40シンガポールドルとなった。宿代が20ドルで、あとは食事やコーヒー代、それに地下鉄代。
安いゲストハウスに泊まっても、一晩で40ドル(3200円弱)かかるわけか。やはり東南アジアの中でもシンガポールは物価が高いね。
TR2428便搭乗
うかうかしていると、搭乗開始の時間となった。
タバコで一服する暇もなかった。ちなみに、チャンギ空港内には喫煙所が用意されていた。
荷物検査は搭乗ゲート入口で初めて行われる。
免税店で購入した酒類は、きちんと免税店の袋に入れておけば大丈夫だ。
コンビニで買った飲みかけのペットボトルは無理でしょうね、たぶん。
すぐさま搭乗開始。
ボーディングブリッジを渡って機内へ。
クラーク発シンガポール行きのタイガーエアと同じ作りだった。
シート配列は、3×3仕様。シートピッチも同じ。
TR2428便の出発予定時刻は、午前9時05分。
実際に離陸したのは、少し遅れて、午前9時20分だった。
うとうとしていると、島が近づいてきた。
ペナン島だ。早い。
ペナン島に着陸したのは、午前10時20分。
フライト時間、わずかに1時間。
日本の国内線感覚だな、これは。
ちなみにシンガポールとペナンを結ぶバスは、所要時間9時間から10時間とのこと。
マレーシア入国
ペナンには以前訪れたことがあるが、空港を利用するのはこれが初めて。
小ぶりな空港だ。
歩いてイミグレーションへ向かう。
ちなみにペナンのスペルは、PENANGである。
実際の発音は、ペナンではなくて、ピナンのほうが近い。いや、ピとナの間に小さい「ィ」を挟んで、ピィナンと発音したほうが通じやすいかも。最後の末子音は、まああまり気にしなくても通じるかな。
イミグレーションへ向かう途中に、SIMカード売り場があった。
エアアジア系列のTUNE TALK。
7日間有効で、4Gインターネットが1GBまで使えるものが26リンギット。
1マレーシアリンギットが約25円なので、650円となる。
隣には、DIGIという会社の売り場もあった。
こちらは、1.6GBまで使えて30リンギット。750円。
さらにLINEは無制限で使えるみたい。有効期限は不明。
こっちのほうがお得なのか、DIGIのほうに列ができていた。
SIMカード売り場の先が、イミグレーション。
ここでは基本的に全員、指紋登録が必要のようだ。
スキャナーの上に両手の人差し指を乗せて、スキャニング。
指紋をとられるのはあまり気持ちのよいものではないけど、あまり気にしない。犯罪やテロ対策だと思えばいい。
イミグレーション職員はてきぱきと仕事をしていて、列が進むのは早いかな。
まったく問題なくマレーシア入国完了。
外に出て、まずはタバコを一服。
空港近くには山があって、なかなかいい雰囲気だ。
これにて、今回のアジア周遊旅行は、香港・フィリピン・シンガポールにつづいて、4カ国目に突入となった。
移動続きは疲れるけど、旅はやっぱり楽しいねえ。
クラーク発シンガポール経由ペナン行きフライトの感想
最後に、今回の変則的フライトについての感想を。
クラーク(アンヘレス)を夕方に出発。その日の遅くにシンガポールに到着して、慌ただしく1泊。
で、翌朝の便でペナンまで。
これが今回のフライトの流れだった。
元々の予定時間が、クラーク発が午後6時20分で、ペナン着が翌日の10時25分。
シンガポールでの乗り換え時間のほうがフライト合計時間よりも遥かに長いという意味不明の便だ。
でも予約は一度だけでオッケー。
チケット代は税込みと手数料込みで13,789円だった。
出発間際の予約だったので、わりと高めだったかも。
プロモーション価格だと、もう少し安くなるはず。
1万円台前半で2都市周遊できるのだから、決して悪くないと思う。
LCCの恩恵さまさまである。
まあ、もう一度利用するかと言われれば、二度目はないだろうけどね。
シンガポールはしばらくは訪問不要かな。
でも、シンガポールを含めて、これらの都市を訪れたことがない人は、周遊旅行のルートとして考慮に入れる価値はあると思う。
奇特なコースだけど、けっこうおもしろいですよ。
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