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パタヤ近況

タイの飲酒運転検査手順と基準が新しくなった

投稿日:

タイでは当たり前だが飲酒運転が禁止されている。
酒の街とも言えるパタヤでも頻繁に飲酒運転検問を実施し、警察が取り締まりにあたっている。
このたび、タイでのアルコール検査に関する新しい規則が正式に施行となった。

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タイの飲酒検査

タイの飲酒運転に関して、アルコール検査手順を詳しく定めた新しい規則が
9月3日に首相によって承認され、9月20日に官報に掲載された。
新しい飲酒運転検査手順が正式に開始されることになった。
大事な点としては、アルコール検査の実施前には、運転手の同意を得る必要があることだと、タイ政府広報は伝えている。

運転手にはアルコール検知器による呼気検査を実施する。それができない場合は、尿または血液による検査が実施される。
アルコール検査実施前には運転手の同意が必要だ。

尿検査の手順
・蓋付きの適切な容器を使用
・排尿用のプライベートな場所を用意
・容器はきっちりと密封する
・尿サンプルを提供する人は容器に署名する
・サンプルは分析のために研究所に送付する

血液検査の手順
・法執行官が運転手を病院に搬送する
・血液検査は医療専門家によって実施される

飲酒運転にあたる基準値
・20歳未満の運転手、仮免許保持者、免許停止中の者の場合は、血中アルコール濃度が1デシリットルあたり20mg以上だと酩酊状態とされ、飲酒運転とみなされる。
・一般運転手の場合は、1デシリットルあたり50mgが酩酊状態の飲酒運転とみなされる

年齢や免許状態によって飲酒運転の基準値が異なるが、普通は50mg以上で飲酒運転となる。

(情報は、PR Thai Governmentより)

なお、日本の飲酒運転の基準値は、行政処分に重さにより2段階に分かれている。
まず、酒気帯び運転。呼気1リットルあたりのアルコール濃度が0.15mg以上とされる。血中アルコール濃度が0.3mg/ml(0.03%)以上だ。
より厳しい処分となる酒気帯び運転は、呼気1リットルあたりのアルコール濃度が0.25mg以上だ。血中アルコール濃度は0.5mg/ml(0.05%)。

日本とタイの基準値は単位表記が異なるのであわせてみる。

飲酒運転とされる血中アルコール濃度(1デシリットルあたり)
タイ:50mg
日本:30mg、より厳しい処分50mg

つまり、日本では免許取り消しの行政処分となる可能性がある厳しい酒気帯び運転の基準が、タイの飲酒運転と同じものということになる。
詳細については、タイ警察および日本警察に確認のこと。

パタヤでの飲酒検問

パタヤでは夜遅くになると、散発的かつ定期的にあちこちで飲酒検問が実施される。
ローカルエリアや幹線道路沿いで多い。
外国人観光客がメインのエリアではあまりやらないが、ノースパタヤのターミナル21前あたりや、サードロードではよく見かける。

サードロードから中に入ったソイの中でも実施する。
実際に飲酒検問に遭遇したことがあるが、通り抜けできないようにしての一斉検問だった。

免許証を警察官に預けて、順番に列に並ばされる。
順番になると、アルコール検知器に息を吹きかけるように言われる。その際、事前に基準値を知らされる。その数値を越えると、飲酒運転となると。
数値が基準値未満だと、免許証が返却されて、すぐに解放となる。

人によっては、容器を渡されて、尿検査を実施していた。壁際の暗いところで尿を採取。

警察のピックアップトラックの荷台には検査で引っかかったであろう人たちが多く乗せられているのを見た。

無免許状態では基準が厳しくなっている。もし無免許で検問に遭遇した場合は、無免許運転かつ飲酒運転の両方に該当する可能性がある。
無免許運転は確実にアウトで、厳しい基準値のため、ビール2本程度でも基準値にひっかかりそうだ。

呼気検査も尿検査も拒否するならば、警察によって近くの病院に連行されて、そこで血液検査を受けることになる。
発表によれば、正当な理由なく、意思の検査を拒否すれば、血中アルコール濃度が法定限度を超えているとみなされて、飲酒運転になるとのこと。

もし飲酒運転で警察に検挙されると、警察署で最低一晩は勾留されることになるだろう。それから罰金が科せられるはず。
短期旅行者ならば、旅行が台無しになりかねない。帰国日前夜だと、予定通り帰国できないおそれもある。

くれぐれもパタヤでは飲酒運転はしないように。

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