日本の空港では出入国検査は自動化ゲートが利用できることが多い。すべての空港のすべてのターミナルに導入されているわけではないが、日本人は出国も帰国も自動化ゲート利用でさくさく進める。
現在、バンコク・スワンナプーム国際空港から出国する際には、日本人は有人の出国審査場を必ず通過しないといけない。
2023年12月15日よりスワンナプーム空港の出国自動化ゲートが本格導入すると発表があった。
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スワンナプーム空港出国自動化ゲート
タイ入国管理局の発表によれば、12月15日よりほとんどの海外旅行者が自動化チャンネルを通過し、素早く飛行機に搭乗できるようになるという。
現在はタイと香港とシンガポールのパスポート保持者のみが自動化ゲートを利用可能だが、12月15日からはほとんどの外国人旅行者も利用できるようになる。
この自動化ゲート拡大により、スワンナプーム空港で出国する海外旅行者の処理件数が1時間あたり5,000人から12,000人に増加する見込みだという。
また、自動化ゲートはスワンナプーム空港とドンムアン空港でさらに設置を進める計画があり、その後、審査官の配置転換を実施し、入国審査処理を迅速化させるということだ。
具体的な対象国を上げていないが、ほぼ間違いなく日本人も含まれるはずだ。
12月15日以降は日本人旅行者でも自動化ゲートを使って出国することが可能となるだろう。
チェックインを済ませたあとに、イミグレーションと保安検査場があるわけだが、イミグレーションでは有人のカウンターに行く必要はなく、自動化ゲートでパスポートを読み込ませて、顔認証を行うことで、ゲートが開き、タイ出国手続きが完了する。
出国スタンプは任意ということになるはずだ。これは日本でも同じ。スタンプが必要な人はカウンターでスタンプだけ押してもらう。
今回の自動化ゲート導入は、あくまでタイ出国時のものだ。
タイ入国時の自動化ゲートについては言及がない。タイ人はタイ入国時にも自動化ゲートを利用しているが、外国人は不可。
来月以降も外国人のタイ入国時には有人のカウンターで入国審査を受けることになる。
スワンナプームでの出国審査はそれほど混雑している印象はないかと。並んでもいても、出国審査はすぐに終わるので、列はわりとさくさく進む。
保安検査場が混雑しがちだ。
この保安検査場も、新しい検査装置を導入しており、処理スピードが上がっている。
入国審査場の長蛇の列と待ち時間のほうが深刻だ。
出国が自動化することで、審査官が入国審査のほうに回されるとのことだ。
混雑緩和に期待しよう。
日本出国時に自動化ゲート、タイ出国時に自動化ゲート、日本帰国時に自動化ゲート。残りはタイ入国時のみ有人での審査が必要となるわけだ。より便利により早く、日本とタイを往来できるようにしたい。
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