現在パタヤでは毎週末にイベントを開催中だ。
大勢の人が集まるため、当局からは感染予防対策措置を徹底して守るようにと通達されている。
が、事前に危惧されていたように、パタヤ音楽フェスティバルにて多くの感染者が出たようだ。
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チョンブリ県保健局より緊急告知
本日11月25日の午後にチョンブリ県保健局より以下のような緊急告知が出された。
11月12日と13日にジョムティエンビーチで開催されたパタヤミュージックフェスティバルを訪れた人へ。
イベント開催エリア外で、マスク不着用、飲酒、密になって集まるといった
感染防止対策に従わなかった人は感染リスクがある。
イベント開催エリア外での集まりで多くの感染が出ており、全員ATKで検査するように。
といった内容だ。
要点は、イベント開催エリア外での集まりということ。
ステージ前には柵で囲われた客席エリアがもうけられているが、このエリアに入るには、スクリーニング措置を通過する必要がある。検温、ワクチン接種証明書or陰性証明書の提示、IDカードの提示が必須。また客席エリア内では、ソーシャルディスタンス対応の椅子が配置され、エリア内での飲食は禁止され、マスクは常時着用が義務化されている。
(参考:先週のロイクラトンでのステージ)
人数制限もあって、ステージ前客席エリアの感染対策は万全だ。
よって、感染リスクはきわめて低いと見られている。
ただ、制限があまりにも厳しいため、実際に入場する客は意外と少ない。
それよりも、制限エリア外で自由に楽しもうという観客が多い。
エリア外のビーチ上では、基本的に自由な場所に座ることができる。ビーチへの立ち入りには、ワクチン接種証明書やATK陰性証明書の提示は求められない。
ゴザを敷き、仲間で集まり、食べ物や飲み物を持ちこみ、宴会状態となりつつ、コンサートを楽しむというスタイルだ。
中には、酒を飲んでいる人も少なくない。現行のチョンブリ県規制では、ビーチを含め公共の場での飲酒は禁止されている。宴会行為も禁止だ。
でも、実際にはビーチで宴会しているグループは多い。
宴会中はマスクを外して普通に会話したり一緒に歌ったりする。
おそらくは、こういった宴会グループで感染が広がったものとみられる。
ただ、保健局の発表には詳細な事例は報告されていない。クラスターと呼べるほど感染者が多いかも不明。
また、すでにイベントから2週間近く経過しており、今さら感も拭えない。
明日26日からは2日間に渡りパタヤ花火大会が開催される。
花火に加えて、コンサートも開かれる。
音楽フェスティバルよりもさらに多い客がパタヤビーチには集まることは必至。
当然、パタヤビーチ上で宴会をしながら、花火鑑賞しようというグループも多いだろう。
本日のチョンブリ県保健局の通知は、こういった人たちへの警告とも受け取れる。
また、花火大会当日には、飲酒グループへの行われる可能性もある。
マスクを着用していない人に対する警告や取り締まりがあるかもしれない。
11月のパタヤのイベントのピークは明日あさっての花火大会だ。
違反者が相次いだり、多くの感染者が出たりすれば、12月以降のイベント中止や店内飲酒再開、ひいては娯楽施設再開はまた遠のきそうだ。
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