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タイ入国情報

タイ到着ビザ発給再開。ターゲットはインド人観光客。

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タイに観光客が来なくなり、1年半以上が経過した。
10月1日からは隔離期間が短縮され、11月からはバンコクやパタヤを開放する計画となっている。
タイ入国に必要なビザ規制も緩和が始まった。
インドや中国からは到着ビザでのタイ入国が可能となる。
タイの観光業はインド人観光客をターゲットにする。

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タイ到着ビザ発給再開

オフィシャルプーケットインフォメーションセンターによれば、10月1日からタイ入国の到着ビザ(ビザオンアライバル)申請が可能となる。

対象は以下の国・地域のパスポート保持者。
ブルガリア、ブータン、中国、キプロス、エチオピア、フィジー、ジョージア、インド、カザフスタン、マルタ、メキシコ、ナウル、パプアニューギニア、ルーマニア、サウジアラビア、台湾、ウズベキスタン、バヌアツ

タイの国際空港到着時にビザオンアライバルの申請ができる。
ただし、事前にCOE(入国許可書)を申請しておく必要がある。

スワンナプーム空港やドンムアン空港のイミグレーションブース近くで大量のインド人や中国人グループが固まって待機しているのを見たことがある人は多いはず。
これはVisa on Arrival(到着ビザ)の発給待ちしているグループだ。

日本は、そもそもビザ免除対象国なので、到着ビザは無関係。ビザがなくてもタイに入国が可能だ。

昨年3月のパンデミック以降、タイの到着ビザの発給は停止されていた。
ビザ免除対象国以外は、事前のビザ取得が必須だった。
10月1日からはタイ到着時にビザを取得すれば入国できるようになる。

ターゲットはインド人観光客

これはもう明らかにインド人と中国人の観光客誘致を狙った措置だろう。
ただ、中国政府は海外旅行再開を許しておらず、当面はインド人がターゲットとなりそうだ。

いわゆるインド変異株流行後にインドからのタイ入国は原則禁止されていたが、つい最近、その制限は解除となった。
インドからプーケットサンドボックスの利用も許可された。

タイ観光評議会では、インドからの観光客をターゲットにすると表明している。
2019年にタイを訪れたインド人は約200万人。これは、中国、マレーシアに続いて3番目の多さ。インド人観光客によるタイの観光収入は800億バーツだった。

11月にバンコクやパタヤなど多くの観光地が再開されており、インドのディワリ(インド・ヒンドゥー教の新年)は絶好の機会となるかもしれないとタイ観光評議会。

インド人観光客はタイ旅行中に27,000から76,000バーツを消費する。
また、観光地で結婚式を行うインド人グループにより、多くて1億2000万バーツの収入を生み出す可能性がある。

中国人観光客の数と収入に期待するのは難しいが、インド人観光客はタイ観光産業の助けとなるはずだという。

2019年のタイの外国人観光客は約4000万人だった。
今年の外国人観光客は8ヶ月で73,932人。
観光セクターで300万人が失業した。今年の観光客予想は、以前の50万人から28万人に下方修正された。

参照:https://www.bangkokpost.com/business/2189495/thailand-targets-indian-tourists-to-make-up-for-missing-chinese

中国人よりインド人観光客

その吝嗇ぶりでなにかと悪名高いインド人だが、人口が多いだけに金持ちも多い。
一族郎党を連れてタイで盛大な結婚式とパーティを開催するインド人も多い。だからこそ、タイの観光業界では、インドからの結婚式関連で1億バーツの売上を期待する。
実は意外と金を落とすのがインド人だったりする。

インドからタイへの入国禁止措置解除、到着ビザ発給再開、サンドボックス利用対象入り。
中国からの団体旅行者到着が望めない今、タイにとって最大有望顧客はインド人となった。

10月にはエアインディアがニューデリー発バンコク行きフライトを運航する。ただこれはまだ便数が少ない。タイ人帰国便にインド人旅行者が同乗できるという形のようだ。

インド人グループが大挙してやって来るとしたら11月。バンコクやパタヤ開放予定とインドの新年休暇が重なる時期となりそうだ。
さて、パタヤにインド人がまたやって来るのか。

ちなみに、タイ航空によれば、中国路線が大規模に再開されるのは来年以降になるだろうとのこと。
中国からの団体旅行者が戻ってくるのはまだまだ先になる。今年はない。

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