パタヤ花火大会が終わり、2日間の狂騒が嘘のように静まりかえったパタヤである。
バンコクなどから遊びに来た旅行者がいなくなれば、元通りの静かな状態となる。
眠らない街と呼ばれたパタヤは昔の話。
今や夜が深まると、バーからは明かりが消え、人通りがなくなり、めっきり寂しくなる。
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午前3時のソイブッカオ
ソイブッカオは、パタヤ中心部にあっては、もっともにぎやかな場所となる。
昼は人も車も多く往来し、夜は大半のバーが営業している。
が、バーを訪れる外国人客の絶対数が少ないため、早々に店じまいをしてしまうところが多い。
以前なら深夜でも多くの酔客が歩いていたし、朝方まで営業しているバーも珍しくなかった。
現在のソイブッカオ深夜3時頃の様子がこちら。
人はほとんど歩いていない。
車とバイクはたまに通るだけ。
ツリータウンには少し明かりがついている。
ごく一部の店だけがかろうじて営業している。
LKメトロ入り口付近も少しだけ明かりが灯る。
でもLKメトロ内は真っ暗である。
とにかくソイブッカオ全体が暗い。
ただ、バイクタクシーは数は少ないもののしっかり待機しており、治安の悪さは特に感じない。
どこかしらに人はいる。
その点は安心だ。
パタヤの治安は思ったほど悪化してはいない。
夜明けのソイブッカオ
ソイブッカオに朝が来た。
時刻は午前6時。
バーやディスコで飲み明かしてから店の外に出るとすでに空が明るい。パタヤあるあるだ。
タイ人はこういう状態を「サワン レーオ(明るくなった)」と言って、笑ったり呆れたりする。
覚えておくとちょっと便利。
そんなサワンレーオのソイブッカオがこちら。
まだ街が動き出すにはちょっと早い。
ところどころに人が歩いていて、車も走る。
托鉢の僧侶もちらほらと見かける。
ソイチャイヤプーンはまだ完全に眠ったまま。
薄い朝焼けと微かなライトに照らされた魔境はどこか神秘的な雰囲気をたたえており、本来邪魔者でしかない水たまりにすら愛しさを感じてしまうのは夜明けのマジックというやつか。
今日もまたパタヤの一日が始まる。
外国人観光客の戻って来ないパタヤの見通しは暗いままだが、なるべく明るくいきたいものだ。
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