タイでは6月1日からの規制緩和によりマッサージ屋が再開できるようになった。
すぐに再開したマッサージ店は少なめだったが、徐々に再開する店が増えていった。
では、ソイハニーに代表されるような極めて怪しいグレーゾーンマッサージ屋はどうなのか?
俗に言うスペシャルの打診をされるマッサージ屋である。
パタヤ中心部の有名どころを見てまわってきた。
なお、6月15日からの規制緩和第4フェイズでサウナやスパといった入浴施設も再開。
が、いわゆるMPは閉鎖のままとなっている。
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ソイハニー
Soi Honey Inn(ソイハニーイン)、略してソイハニー。
セカンドロードとソイブッカオの間のソイで、センタンに近いこともあり、短期旅行者でも頻繁に通りかかることのあるソイであろう。
通りにはうじゃうじゃとマッサージ屋が並び、そのほとんどがスペシャルなサービスを提供する。
特に有名なのが、ソイブッカオ側にある2軒。パラダイスとアップトゥユー。
6月1日以前のマッサージ屋閉鎖期間中はどうだったのかを先に述べておく。
住み込みなのか通いなのかは不明だが従業員らしき女性たちが店先にたむろしているマッサージ屋が多かった。
パラダイスとアップトゥユーも同様。常に店先に3,4人は座っていたように思う。
ただし店そのものは営業しておらず、ただ食事をしたりダベっているだけの状態だった。
そばを通りかかっても営業の声はかけられないが、目で合図をされることはままあった。
6月1日のマッサージ屋再開直後も似たような感じだった。
店先に数人がたむろしているが、店を正式にオープンさせているのか微妙な雰囲気。呼び込みもほとんどなかった。
おおっぴらに営業していいのか、周囲の状況や当局の動向をうかがいつつ、手探りしているような状況に見えた。
が、日を追うごとに、営業度は増していった。
アップトゥユーやパラダイスの店先に座る女性たちの数も増えていく。
呼び込みの声もかかるようになった。
他のマッサージ屋も同様。
職場復帰する人たちも増えてきたようだ。
ただし、レベル的にはきついと思う。
むろん、HONEY1は閉鎖中。
また、HONEY1の表にあるカフェレストランやファミリーマートの並びはすべてクローズ。
なにやら工事をはじめるもよう。
ソイチャイヤプーン
パタヤ屈指の魔境である。
状況的にはソイハニーとほぼ同じ。
6月1日以前でも、店は営業していないものの店先に数人がたむろしていた。
マッサージ屋再開以降は、探り探りの営業状態。
徐々にはっきりと開店する店が増えていき、呼び込みの声も増えていった。
が、すべてのマッサージ屋が再開しているわけではなさそう。
マッサージ師の数もまだまだ少ないし、これまたレベル的にはきつめ。レディボーイ率高め。
まあ、元々ソイチャイヤプーンはレディボーイ率高めだけど、その傾向がさらに強まったような雰囲気だ。
客は少なく、そのほとんどがファラン。物色しながら歩いたり、店先でだらだらと座っている。
往時のような魔境感にはまだまだ足らない。
ソイブッカオ
ソイブッカオ沿いにはマッサージ屋がうじゃうじゃとある。
多くは普通の古式マッサージ屋だが、中には明らかに怪しいマッサージ屋もある。
ソイダイアナ交差点近くのマッサージ屋もそう。他の古式店と比べると、明らかに年齢層の若いマッサージ師が客引きしている。
すでに営業再開しており、アジア系客に人気のようだ。
他にもバンコク銀行横のマッサージ屋も営業再開ずみ。ここはTwo Handが売り。
ソイレンキー交差点近くにある、これまたもろに怪しいマッサージ屋も営業再開している。
こういった思いっきりグレーゾーンのマッサージ屋は、6月1日当初は再開していなかったが、どうやらオープンしてもいいと判断したのか、また従業員の確保ができたのか、徐々に再開する店が増えていった状況である。
ソイ3
ノースパタヤのソイ3もマッサージ密集地帯。
健全マッサージ店の多いノースパタヤだが、ソイ3は別。
とりわけ、ソイ3内の日本カラオケ屋からセカンドロードにかけては、マッサージ屋密集ゾーン。
ほとんどがスペシャル対応の店となっている(全部ではないだろうが)。
営業再開したのは半分ほど。
以前に比べると寂しい状況だが、店先にはそれなりの数のマッサージ師が待機している。
客はほとんど見かけないが。
このあたりはツーリストエリア。もしくは出張者が多く滞在している。
普段なら日本人も多い。
が、現在は短期旅行者は皆無で、出張者もいない。
ノースパタヤのセカンドロード沿いにはマッサージ屋がたくさん並んでいるが、こちらも閑古鳥が鳴いている。
このエリアはきつい。
ソイヤマト
続いて、サウスパタヤへ。
ソイ13/1、通称ソイヤマトだ。ソイの中には有名な日本料理レストランの大和があることからソイヤマトと呼ばれる。
隣のソイポストオフィスと同じく、やさぐれたバービアやマッサージ屋の多い通りとなっている。
レディボーイ系のバーやマッサージ屋が多いのも特徴。
ソイチャイヤプーンと似通った雰囲気がある。
マッサージ屋はグレーゾーン感満載。
が、まだまだ営業再開している店は少ないように思う。
ソイポストオフィス
ソイ13/2だ。郵便局があることからソイポストオフィスと呼ばれる。
隣のソイヤマトと似た雰囲気だが、セカンドロード側にマッサージ屋が集中している。
グレーゾーン、いや、真っ黒なマッサージ屋だらけだ。
営業再開しているのは半数ほどだろうか。
人数は少なめ。レベルもきつめ。
ビーチとウォーキングストリートに近い立地のため、やはり短期旅行者の利用が多く、価格帯はソイハニーやソイチャイヤプーンに比べると割高。
現在の状況ではなかなか客は集まらないだろう。
その他
パタヤには他にも各種グレーゾーンマッサージ屋が点在している。
すべてを網羅するのは不可能。
ここはサードロードとソイユメを結ぶ路地の一角に並ぶマッサージ屋とカラオケ屋。
表向きはマッサージとカラオケだが、その実態は知る人ぞ知るところ。
現在はクローズしている。
また、ソイユメ方面に進むと、アウトコール(部屋までデリバリー)対応のマッサージ屋もあるが、どうやらクローズしているもよう。
あまりにも数が多すぎて、追いきれない。
まとめ
厳密な営業許可システムは不明なれど、とりあえずパタヤのグレーゾーンマッサージ屋は普通に営業再開を果たしている。
あくまで古式マッサージ屋という名目なのだろう。
普通にマッサージを受けて、そのあとのサービスについては、目に見えない形で進行する。あくまで個人プレイということだ。
ソイハニーとソイチャイヤプーンがやはり2強。
ただし、以前と比べると、人数的もレベル的にもかなりきついものがある。
客も見るからに少ない。
現在のパタヤは長期滞在者しかない。絶対数が少なすぎる。
しかも長期滞在者は、頻繁に遊ぶわけでもないし、節約志向も強い。
これでは営業は成り立たない。
徐々に客も増えていくだろうし、もうしばらくは我慢の時だ。
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