(20日目つづき)
18歳と強欲ママさんのバービアをあとにする。
友人二人に電話すると、すでにウォーキングストリートでゴーゴーバーめぐりをしているそうだ。
ゴーゴー好きの友人とバービア好きの友人。
バービア好き友人のほうはすでにお相手がいて、ホテルの部屋で待機中。
というわけで、ゴーゴー好き友人のお相手探しである。
遅れてウォーキングストリートへ到着。
けっこうな人混みだ。
ブッカオ界隈のバービアとは大違い。
友人二人はハッピーに陣取っていた。
ハッピー HAPPY
場内満席。
入場を断られるところだったけど、友だちが先に来ているというと中に入れてくれた。
そういえば、入り口のベンチに「Full.Wait 15 minutes」みたいなボードが置いてあったなあ。てっきり、隣のヤリ部屋のことだと思ったけど、ハッピーのことだったのか。
これだけ盛況なハッピーは久しぶりに見た。
ま、中国の団体客の影響だろうけど。
肝心のダンサーのラインナップはいつもと変わらない。
レベルはやはりそこそこ高い。
一人だけぶっちぎりのハイテンションダンスを披露するダンサーも健在。
あと、以前に比べてホステスのレベルが落ちた印象。
以前はもう少し綺麗なホステスがいたような気がする。
友人いわく、ハッピーのホステスはひたすらタカるだけの存在なので、あまり好きじゃないそうだ。
ダンスを踊るわけじゃなく、男の店員のように積極的に会計やグラスの後片付けをするわけでもない。
ダンスを見に来た客にとってはウザいだけだと。
ホステスファンの人には申し訳ないが、わたしも同感である。
まあ、ホステスを導入しているゴーゴーバーなら、どこでも似たり寄ったりの状況だけど。タカるのが仕事みたいなもんだし。
サファイヤクラブ SAPPHIRE CLUB
ソイ15にあるサファイヤクラブ。
存在はもちろん知っていたけど、ここは本当に初めて入るゴーゴーバーだ。
入ってびっくり、こんなに広くてダンサーの数も多いなんて。
ステージ上に10数人、待機ダンサーが概ね30人くらい。
たぶん全部で40人ちょっとは出勤していそうだ。
しかも容姿はばらばらで、バラエティに富んでいる。
おもしろいゴーゴーだな、ここは。
ドラフトビールが90バーツ。
ちょっと高い。
が、グラスの高さもすごい。
ハッピーのグラスの倍以上の高さ。
量もおそらく倍以上。
タイガーの生ビールで味もいい。
こりゃあビール好きにはたまらないや。
ハッピーほど混んでおらず、空間が広いので、ゆっくり滞在できる。ちょっと音楽の音量がデカイのが気になるけど。
ダンサーたちはフレンドリーでけっこう楽しかった。
友人はここでペイバー候補の一人を見つけていた。
シャーク SHARK
最後は、ソイ15側の入り口からシャークへ。
うってかわって、寂しい客入りと少ないダンサー数。
まあ、そのぶん選びやすいとも言える。
ちょっと気になるダンサーがいて、年齢と出身地当てクイズを友人と開催。
そのダンサーを席に召喚。
コテコテのイサーン顔ではなく、色もやや白い。
ブリラムやウボン方面でないのは確かだ。
イサーンならルーイかウドンタニーだろうと予想。ルーイ出身者は少ないので、ウドンだな。
わたしの予想は24歳のウドンタニー出身。
友人の予想は26歳の非イサーン出身。
レディドリンクで乾杯してから、年齢と出身地をさっそく確認。
年齢を聞くには「アーユタオライ」、出身地は「バーン ティーナイ」でオッケーだ。
出身地は正確には「バーングーット(生まれ故郷)」だけど、グーットの発音が難しいので省略してバーンだけでも通じる。たまにパタヤのアパートの場所を答える人もいるけど。
「マージャークティーナイ」でもいいかな。マーが来る、ジャークが○○から、ティーナイがどこ。英語で言うところの「Where do you come from?」と一緒で、出身地を教えてくれる。
(蛇足ながら、パタヤで住んでいる場所を聞くには「パック ティーナイ」となる。ホテルの場所を聞かれる時も同じく、パックティーナイと言われる。)
で、正解は26歳のチャチュンサオ出身。
チャチュンサオはタイ中部の県で、イサーンではない。
友人の勝ち。
勝手に盛り上がる日本人二人。
きょとんとするダンサー。
迷惑な話や。
もう一人のゴーゴー好きの友人はタイ語がまったく話せず蚊帳の外。
迷惑な話や。
ここではゴーゴー好き友人のペイバー候補は見つからず。
でも、そろそろゴーゴーバーに飽きてきたわたしと友人は、別行動を取ることにした。
二人とも、バービア専門で、ゴーゴーバーに長居するのはちょっときつい。
特にゴーゴーバーはクーラーが効きすぎており、しかも大音量の音楽が鳴りっぱなし。その中で冷えたビールばかり飲むのがつらくなってくるのだ。
最後のシメにバミーを食べたものの
二人でブッカオまで戻り、夜食のバミー。
昨日と同じLKメトロ入り口にある屋台だ。
わたしは二夜連続となるが、ここのバミーのダシはやはりうまい。しかも熱々。
冷えきった体に熱いスープが染みわたる。
日本でも充分通用する味だ。
価格は一杯45バーツなり。
部屋でバービア嬢を待たせている友人とはここでお別れ。
また明日。
と手を振った瞬間、わたしの下腹部にするどい痛みが走る。
連日のビール三昧ですっかり萎縮した胃袋に、熱々のスープを流し込んだものだから、ついに耐え切れずに悲鳴を上げたのだ。
や、やばい。
ピーピーグルグル叫んでいる。
ダッシュで自分の部屋へ向かう。
まずい、非常にまずい。
部屋まであと階段を少し登るだけだ。
ああ、なんとか下半身から変な音がしたぞ。
アウトかセーフか、その判定やいかに。
…今日はこのまま大人しく寝ます。
おわり