とあるバービアでの話。
友人A氏がバービア嬢をペイバーした。
サービスはすこぶる上等だったとのこと。
その数日後、タイ在住10年以上の友人B氏がパタヤへ遊びにきた。
B氏は、素人遊びを卒業して、現在では完全プロ志向。とにかくサービス重視である。
A氏からサービス上等のバービア嬢がいると聞いて、一緒にそのバービアへ。
バービア嬢からすれば、前回ペイバーしてくれたA氏のもとへ寄り添うのは当然の流れ。
が、本日の主役はB氏である。
A氏がB氏にバービア嬢を譲る形となり、B氏がアプローチ。
バービア嬢も事情を察したようで、すぐさまB氏へシフトチェンジ。A氏の目の前だが、積極的なスキンシップで扇情し、見事にペイバー確定。
B氏いわく、サービスはやっぱり抜群だったそうで、たいへん満足しておりました。
うーん、プロだ。
男も女もプロだ。惚れ惚れする。
これぞ、もっとも正しきタイの遊び方に違いない。
A氏とB氏は数日の間にあっさりとアナ兄弟となったわけだ。
でも、わたしには無理だ。
どんなにサービスが良いとの評判でも無理。
行為の最中に友人の顔が浮かんでくるだろうし、あれやこれやと比較されてしまいそうで、何となく嫌だ。
別に潔癖症ではないんだけど、生理的に受け付けない。
やっぱりわたしには無理だなあ。
直接の友人知人でなくとも、たまたまゴーゴーやバービアで隣の席に座っている他の客と話をすることがある。
「○○番はすごくよかったですよ~」「あのバービア嬢、サービスいいですよ」みたいな話をされても、やっぱり、ペイバーする気にはなれない。
相手の顔を知ってしまうと、どうにも尻込みしてしまう。
夜の女性は、どこかまったく見ず知らずの客にペイバーされている。それが仕事だから当然。
同じアナを共有することになるのは、別にかまわない。
そこまでの独占欲はない。
でも、その客の顔は見たくないのだ。この気持ち、お分かりいただけるだろうか。
逆に女性側はどうだろうか?
冒頭に挙げた例のように、基本的にカネになれば、何でもオッケーみたい。まあ、彼女たちはプロだから、これまた当然の話だ。
でも、特定の男に何度もペイバーをされてお互いに気心が知れていたら、その友人にペイバーされるのはやっぱり嫌かもしれない。彼女たちはプロであると同時に人間だからね。
いや、やっぱり客は客だな。金儲けが第一だ。
人類皆アナ兄弟とか、女は人類共有の財産という言い方は、女性に対して失礼千万な表現だけど、いいサービスの子にはがんばってカネを稼いでもらいたいものです。
とりあえず、わたしは無理です。
どれだけサービスがいいと評判だろうと、ルックスがよくても、友人知人がペイバーした相手を自分がペイバーすることはない。
友人A氏とB氏はまったく平気のようで、「もったいないよ、せっかくサービスがいいんだから、いけばいいのに」と言われるけど、そればっかりはねえ。
あなたは、仲の良い友人と兄弟になれますか?