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2015年5月~6月パタヤ沈没日記

バービアでケンカはやめて。酔っ払いファランとタイ人男たち。

投稿日:

6日目つづき夜の部

散髪

コヨーテ嬢を見送ってから、一人で散髪へ。
いつもの散髪屋。
もう顔なじみになってきた。

散髪屋

隣ではファランが髭剃りだけしてもらっている。
少々ローカルなエリアとはいえ、ここはパタヤ。どこにでも観光客や長期滞在ファランがいる。
散髪屋の人たちもブロークンながら英語を話す。

散髪代80バーツ。

ばっさりと短くしてもらった。
さっぱりした。

知り合いのバービア嬢やママさんからは、「ロー ロー」と褒めてもらう。
どうせお世辞だろうけど、かっこいいと言われて悪い気はしない。

やはり、タイでは短い髪型のほうが受けがいいみたい。
まあ、結局は、髪型よりもカオだろうし、そして何より、カネを持っている人がモテる。
ここは夜遊びとビーチリゾートの街、パタヤ。
カネが一番だ。当たり前の話ですな。

夕食はぶっかけ飯

さて、カネのないわたしの食事は、市場のぶっかけ飯屋となる。
ブッカオ常設市場にある食堂だ。
どうやら、開店時間が遅くなってきたらしいが、さすがに夕方になるとオープンしていた。

ぶっかけ飯レッドカレー

レッドチキンカレー。
ゲーンカリーガイと言うのかな。
まあ料理名は知らなくても大丈夫。ぶっかけ飯屋なんで、指差すだけでオッケーだ。
ごはんにかけてほしい時は、「ラートカオ」と言えばよし。
別に何も言わなければ、ごはんにぶっかけてくれるけど。

目玉焼きをのせて、40バーツ。
安くてうまいね。

バービアでケンカはやめて

夜遅くなってから再度外出。
昼間にコヨーテ嬢と一発やっており、すっかり精力はなくなっている。
別に出歩く必要もないのだが、ついつい習慣のようにバービアへ足を向けてしまう。

ぶらぶら歩いていると、とあるバービアに客があふれていた。
ローシーズンなのに珍しい。
と思いきや、客のほとんどが若いタイ人男。
あとはタイ人に混じってファランが数人いて、狭い店内にひしめき合っている。
かと言って、別に盛り上がっているわけではなくて、ムスっとした顔で座っているだけ。
ちょっとヤバい雰囲気がする。

避けるようにして、近くにある知り合いのバービアへ。
そこでいつものようにビールとビリヤード。
客はファランが数人程度かな。
平和でだらけた空間だ。

しばらくすると、近くで怒号と悲鳴が上がった。
さっきのバービアからだ。
通りに出て、様子をうかがってみると、ファランとタイ人男が言い争い、胸ぐらをつかみ合っている。

やっぱりね。

諍いの原因はわからない。
でも、ファランの遊び場にタイ人男が何人も集まるとトラブルの元となる。
だから、タイ人男はそういった場所に来るべきではないし、店側も認めちゃいけない。
これは、タイ人のママさんやタイ人男の従業員が言っていることだ。

もちろん、ママさんなどの友人が一人で遊びに来る程度なら問題ない。
が、集団でタイ男がたむろしていると、ファランとしては心中穏やかではいられないのだろう。

そうなるとファラン客が寄り付かなくなってしまう。
カネを落とすのはファランたちだ。
店の経営が成り立たなくなってしまう。

ゴーゴーバーでも似たような状況で、中にはタイ人男だけの入店を禁じている店も少なくない。
特にファランオーナー店でその傾向が強いかな。
もちろん禁止していない店もたくさんあって、ハッピーグループなんかはタイ人入店オッケーのはず。
禁止している店でも、外国人と同伴ならタイ人男の入店オッケーのケースもある。

ベテランゴーゴー嬢の話では、やっぱりファランが嫌がるからタイ人男の入店を禁止しているそうな。

夜の店で働くタイ女性たちのバックには、タイの若い男たちの影がちらつく。
それはしょうがない。
ファランたちもそれは承知しているだろう。
でも、表舞台には出てくるな、おれたちの遊び場を荒らすな、ということなのかもしれない。

それがファランや外国人旅行者の傲慢なのか、当然の権利主張なのか、紳士協定による平和維持方策なのか。
最後に決めるのは店側なので、外野があれこれ言うことじゃない。
わたしとしては、みんな仲良く楽しく飲めればいいのにと思う。

逆に言えば、タイ人ローカルの遊び場に外国人が訪れるのは好ましくないということになってくる。
たとえ店側がウェルカムの態度でも、タイ人の客たちからはこころよく思われていないかもしれない。

そんなことを考えていたら、今度は隣のバービアでファラン同士の取っ組み合い寸前の口論が始まった。
女の奪い合いかね。
双方とも興奮した口調でまくしたてている。ネイティブじゃないわたしには聞き取り不可能な英語。

なんだよ、単に酔っ払ってケンカっ早くなっているだけかよ、ファラン。
タイ人男なんて関係ないし。

酔っ払いファランに注意せよ。

で、わたしの飲んでいるバービアのボスはファラン。
隣のケンカに口出ししようとしていた。
ママさん(ボスファランの奥さん)が、ぴしゃりと牽制する。

My husband,it's not your business!
(わが夫よ、あなたには関係ない!)

すごすごと引き下がるボスファラン。
うん、最後に強いのはタイの嫁さんだな。

今夜はこれまで。

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