パタヤ千夜一夜

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英国紳士ファランのタイランド大冒険 FARANG!

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「FARANG!」 by David Thompson

farang!

イングランド在住、バツイチの小学校国語教師の英国紳士がプーケットへ休暇に行く小説。

なんと直接的なタイトルか。
はじめて訪れるタイランド。しかもプーケット。
でもエロは無し。バングラー通りのバービアやゴーゴーバーでひたすら酒をのみまくる。
ゴーゴー嬢に迫られても拒否する英国紳士っぷりだ。

主張するところは毅然と主張する。
たとえば、バービア群にある共同トイレに入るファラン。
しかし、あまりにも劣悪な環境なので用を足さずに退散する。
料金5バーツを払えと言われても、断固拒否。
トイレの主人と大げんかしてもゼッタイに払わないファラン。

なるほど、ファランてこういう思考回路なのね。

そんなしっかりしているファランだが、ちゃっかり金をだまし取られる。
だました女を追っかけて、舞台はウドンターニーへ。
実に行動力のある英国紳士である。

ウドンへ行く相棒は、プーケットで知り合った物売りの少女。
はたから見れば、幼女好きの危ないファランそのものだが、当人は意に介せず。

最後は、現地の女性と恋仲になりウドンタニーへ移住。
学教教師として地元のタイのこどもたちに教鞭を取るようになる。
すべてまるく収まった。

ハッピーエンド。めでたしめでたし。

そんなわけあるか!

と怒りたくなるような性善説ストーリー。

 

初めてタイのリゾート地を訪れるファランの視点が楽しめる。
物価と文化の違いに翻弄されつつも、だんだんと慣れてくる様は日本人も同じ。
はじめは誰でも多少はボラれるものだし、いい加減なタイ人を怒りたくもなるもんだ。

 

英語ネタがおもしろい。
主人公の名前はROBERTだが、タイ人の英語の発音ではLOBERTとなる。
何度修正しても、ずっとLOBERTと発音されてしまう主人公。
とほほ。

また否定文に対する答え方の文法の違いからくる笑い話もある。

例えば、
You don’t like me?」とファランが質問する。
タイ女性の答えが、「No!
No? oh you don’t like me」と悲しむファラン。
No! I like you」必死に否定するタイ女性。
No? oh you don’t like me
No

延々とそのやり取りを繰り返す滑稽な二人。とほほ。
たぶん、この二つはファランの間では鉄板ネタなんだろうなあ。

一つ目は、日本語でもLとRの発音の区別がないので同じこと。どっちもロバートだ。
(厳密にはタイ語にもLとRの区別があるらしいけど、あまり重要視されていないようだ。)

二つ目も、日本人ならタイ人に共感できる。
「おれのこと好きじゃないの?」
「いいえ。好きです」
ごく普通。質問全体に対して肯定か否定かを答えるわけだ。
でも英語では、質問形に関わらず、好きなら「Yes」、好きじゃないなら「No」と答えなくちゃいけない。
実際、英語で会話する時はいつもこんがらがってくる。

結論1。タイ人に英語で質問する時は否定形を使うな。

結論2。日本人とタイ人がタイ語で会話するならOK。

こんな感じで。
男「マイチョープポムロー?
女「マイマイ。チョープ

そんなこんなで、タイにおけるファランの思考方法や行動様式を知るのに、ちょっと参考になる小説。

でも、主人公と違って、パタヤやプーケットに単身で遊びに来るファランの9割以上は完全に女目当てだろうけどねえ。
まあ日本人も同じか。

英語も平易で読みやすい。
意外とさくさく読めてしまった。
タイ国内のASIABOOKSなどで販売中。460バーツほど。

アマゾンではキンドル版が入手可能。
プーケットやバンコクへ向かうフライトでの暇つぶしにでもどうぞ。

 

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