2007年の初パタヤから一年半後、ふたたびパタヤを訪れることにした。
最初のタイ夜遊び旅行でバンコクやパタヤに嵌まることはなかった。
まあ楽しい経験だったな、というくらいのもの。
実際、次の海外旅行にはベトナムを選択したくらいだし。
ベトナムでの風俗遊びも、ホーチミンでビアオムに一回行っただけ。
(ベトナムギャルは色白でスタイルもよくて楽しかったけど。)
ホーチミンのガールバーでのスナップ写真
それから、しばらくは海外へ行こうとも考えなかった。
が、日を追うごとに、無性にパタヤへまた行きたいという気持ちが高まっていったのだ。
何なんだろう、この気持ち。
パタヤの、あの独特の雰囲気というか空気感というか、饒舌なまでの夜の街の活気と、けだるくも陽気な昼のビーチとのコントラストが、心の中でまるでウィルスのように増殖していき、
「ああ、パタヤへ行きてぇ!」
と、体を突き動かすのだ。
あのバービアの子は元気かな。
また一晩で3発やりたいな。
ウォーキングストリートのゴーゴーバーにも入りたいな。
うぉ~、もう我慢できなくなってきた。
行きたい。またパタヤへ行きたい。
まるで、長年にわたって堆積してきたマグマがついに限界点をむかえて爆発寸前となったかのような衝動。
行く、おれは行く。
パタヤへ行くのだ。
と、こんな感じ。
まあ、あれですな、タイ行きタイ病という病にかかってしまったわけですな。
一度、タイの魅力を知ってしまった男ならたやすく罹ってしまう、ごくありふれた症状。
が、治療法はただひとつ。現地へ行くしかない。
日本にいる限り、治療は望むべくもない、おそるべき不治の病だ。
ウィルスが増殖して発症するまで1年半かかったことになるが、ようやく2008年11月下旬に、タイへ向けて出発することとなった。
遅かれ早かれ、こうなる運命だったのかも。
が、そこは普通に海外旅行好きなので、ついでに他の国も見てみようと計画。
キャセイパシフィックを利用して、香港経由バンコク行きの航空券を手配。
(経由便を選んだことが後々大問題となるのだが…)
ふふ、タイだけじゃなく、ついでにマカオのサウナで遊んでやるんだ。
純真なバックパッカーだった頃の気持ちはどこへ。
わたしはこの時期、どっぷりとアジアの夜遊びにのめり込みはじめていた。
(香港マカオ編につづく)