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日本帰国情報

Visit Japan Web未登録で日本行きフライト搭乗拒否の注意喚起

投稿日:

日本に入国・帰国の際には登録が必要とされているVisit Japan Webだが、これがなんともあやふやな状態に置かれている。
日本人帰国者のVisit Japan Webの登録が本当に必要なのかそれとも不要なのか。
現実的にはほぼ不要なのは間違いないのだが、絶対不要とは言い切れないのが難しいところ。
Visit Japan Webの提示ができなかったがために、日本へのフライトの搭乗を拒否される事案が在外公館より報告されている。
万が一のケースなのだが、いちおう注意喚起しておく。

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Visit Japan Webの事前登録がないため搭乗拒否

在ミラノ日本国総領事館が、「日本入国・帰国に際しての重要事項(Visit Japan Web)」として注意喚起を出している。

Visit Japan Webの事前登録がない日本入国・帰国にトラブルが発生しています

2023/4/4

・ Visit Japan Webの事前登録がない場合、搭乗トラブルの発生や検疫での書類確認等に大変な時間を要することがありますので、VJWの利用を強く推奨します。
・航空会社によっては、訪問地からの出国・搭乗時に「Visit Japan Web」のQRコード提示を必須としており、提示できずに搭乗拒否されたケースが現在多く報告されています。

https://www.milano.it.emb-japan.go.jp/itpr_ja/visit_japan_web.html

在外公館や外務省など日本の公的機関からの、Visit Japan Web未登録による搭乗拒否の事例報告は珍しい。他には見当たらない。

具体的な搭乗拒否の内容はわからないが、おそらくは以下のようなケースだと考えられる。

日本行きの直行便フライトではなく、経由便での最初の出発空港でのチェックインで問題になった可能性が高い。
たとえば、ミラノから日本へ帰国する場合、ミラノから日本への直行便はないため、経由便を利用することになる。
まずミラノから、ミュンヘンなど日本行き直行便が飛んでいる空港まで飛んで、さらにミュンヘンから日本行きフライトに乗り換えるわけだ。

この際、乗り継ぎ利用として1回の予約にしていると、ミラノの空港で日本行きフライトのチェックインも同時に行うことになる。ここで日本入国のための書類チェックも実施される。この際に、航空会社の地上スタッフが日本の検疫制度について詳しく理解しておらず、Visit Japan Webの登録が必須だと勘違いしていることがある。Visit Japan Webの提示ができないから、搭乗拒否をするというわけだ。

地方空港発の経由便の場合はトラブルが起きやすい。
日本への直行便だと、このようなトラブルは起きないだろう。
でも、めったに日本への旅行者がいないような地方空港の地上スタッフだと、Visit Japan Webが必須だと勘違いしてもおかしくない。
すべての国のすべての航空会社のすべての地上スタッフが、日本のころころ変わる検疫システムを完全に理解するのは無理というものだからだ。

現在の水際対策では、Visit Japan Webの登録は決して必須ではない。
Visit Japan Webの登録がなくとも、日本入国は認められる。
これが本来の日本のルールだ。

実際に、タイから日本へ向かうフライトのチェックイン時にはVisit Japan Webの登録画面の提示は求められない。
これまで何度かタイから日本へのフライトを利用しているが、他の乗客の登録状況をざっと見回したところ、タイ人乗客の半数以上はVisit Japan Webを登録していないように思える。
もし、Visit Japan Web未登録で搭乗拒否なら、日本行きフライトはがらがらになってしまうだろう。大問題に発展する。
でも現実は、Visit Japan Webの登録がなくても問題なく日本行きフライトに搭乗できて、Visit Japan Web未登録のまま日本に入国できている。

在ミラノ日本総領事館からの注意喚起事例は、例外中の例外といえるものだ。
が、実際に起きていることでもある。

また留意すべき点は、在ミラノ日本総領事館からの発表の日付が4月4日であること。
4月5日からは、日本到着時の空港検疫レーンが廃止となっている。これに伴い、各航空会社に対して、チェックイン時にワクチン接種証明書あるいは陰性証明書の確認を徹底するよう指示が出されている。

4月5日以降は、チェックイン時には証明書だけをチェックして、Visit Japan Webの確認はしないようになった航空会社もあるかもしれない。

現時点で、出発国での空港でチェックイン時にVisit Japan Webの確認を行う航空会社があるかどうかはわからない。
本来は確認不要なのだが、いまだに提示必須として、提示がなければ搭乗拒否としてしまう航空会社の地上スタッフがいるかもしれない。

全世界すべての空港のチェックイン事情を調べることは不可能。
よって、念のために、Visit Japan Webは登録しておいたほうが無難という結論となってしまう。

でも、現実的にはVisit Japan Web未登録でも99%は問題ないといえる。
いや、人数的には99.9%は大丈夫だろう。
日本人帰国者のうち数千人から1万人のうち1人くらいがVisit Japan Web未登録での搭乗拒否トラブルに巻き込まれるかもしれないといったレベル。

5月8日に日本の水際措置は撤廃されるので、搭乗時にはワクチン証明書あるいは陰性証明書の提示は不要となる。当然、Visit Japan Webの提示も不要となるはずだ。
が、これもまた、万が一のケースは考えられる。
出発国の空港スタッフが日本の水際措置撤廃を知らずに、従来どおりにワクチン証明書の提示を求めたり、Visit Japan Webの登録画面提示を求め続ける可能性はゼロではない。

タイから日本への直行便といった日本帰国者の利用が多い航空会社ならば問題ない。
5月7日までは証明書のみ確認して、Visit Japan Webの確認はしない。5月8日は証明書もVisit Japan Webも確認しない。
でも、地方都市を起点とした乗り継ぎ便では引き続き注意が必要だろう。5月8日以降でもワクチン接種証明書を提示しないと搭乗拒否されることがあるかもしれない。あってはならないことだけど、ありうる。

特に変更のタイミングである5月8日から数日は要注意だ。
たとえ日本行き直行便を利用するにしても、念のため、ワクチン証明書を持参しておくのが無難だろう。

くどいようだが、現状でも99.9%以上は、Visit Japan Webの未登録でも問題ない。でも、ごくわずかにトラブルに巻き込まれる可能性があるという話だ。数十万の日本帰国者がいれば、そのうちの何人かはトラブルにあってもおかしくない。
圧倒的大多数の旅行者は何の問題もなく帰国できる。

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