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1999年カンボジア

はじめての海外風俗体験は、世紀末カンボジア・プノンペンだった。 70thストリート (トゥールコック)編

投稿日:2014年8月15日 更新日:

cambodia-flag

カンボジア、プノンペンへ

1999年、時はまさに世紀末だった頃の話。
バックパッカーをしていたわたしは、タイ各地をまわってから、カンボジアへ渡った。
当時は、タイの夜遊びなどまったく知らない、健全かつ不健康な若者だった。
カンボジア訪問の目的は、お約束のアンコールワット見物と、プノンペン市内観光くらい。
当然、女遊びなどまったく想像もしていなかった。

たどり着いたのは、キャピトール・ホテル
ホテルとは名ばかりの安ゲストハウスだ。
ガイドブックを見て、一番有名なゲストハウスと書いてあったから選んだだけ。

ここがすべての始まり。
このキャピトールの1階はレストラン兼カフェになっていて、一日中暇な旅行者や長期滞在者がたむろしていた。
大半は日本人だった。
それも妙に平均年齢の高いおじさんが多かった。
カオサンに若いバックパッカーが集っているのに対し、プノンペンにはおじさんが多い。もちろん、若いバックパッカーもそれなりにいたのだが、比率は低い。
すぐに理由は判明したのだが、おじさん (もちろん若者も)たちの目的は女とハッパだった。
夕方になると、キャピトールの前に厚化粧と派手な衣装を着た女性たちが集まってきた。
夜の営業活動らしい。そのまま部屋に連れ込むことが可能で、 5ドルから10 ドルとのこと。
安いなあ。

コンデンスミルクがたっぷりと沈殿したアイスコーヒーをかき混ぜて飲んでいたら、そのうち日本人旅行者と仲良くなった。

それはまあ、濃いメンツがそろっていた。
毎日最底辺の置屋通いを欠かさない坊主頭の修行僧
正体不明の丸々と太ったおしゃべり大好きマダム
日本にいられなくなった組関係の人
30年ほど海外を放浪している謎のおじさん
クスリとハッパでハッピー全開の人
などなど、日本で普通の生活をしていたら到底お目にかかれないようなダークかつファンキーな人たちが大集合。

 

カンボジアから日本に帰ったあとで、クーロン黒沢氏のカンボジア関連の本を読んだのだが、上記そっくりそのままの人物たちが登場していて、思わず笑ってしまった。
あと、おしゃべりマダムに1時間以上も無駄話に付き合わされた可愛そうな新入り旅行者って、まさにおれのことじゃねえか。わはは。たぶん、新入りが来るたびにおしゃべりマダムの餌食となっていたんだろうなあ。

 

トゥールコック

で、一人の日本人に置屋へ行かないかと誘われた。
プノンペンの北部に巨大な置屋通りがあるという。
70thストリート
地元ではトゥールコックと呼ばれているらしい。

海外風俗の体験がないわたしは、怖いもの見たさでついて行くことにした。

モニボン通りをひたすら北上すると到着。

未舗装の道が延々続き、今にも崩れそうなバラック小屋が立ち並ぶ、いかにもスラム街の雰囲気。
使われなくなった線路がそのまま放置されていた。
小屋の下には、池なのか川なのか、水がたまっている。ゴミが無数の浮いており、異臭を放っていた。
そんな中でも子供たちが無邪気に遊んでいるのが印象的だった。
子供たちの中には、なぜか金髪の子が少なくなかった。
これは、ようするにPKOの置き土産なのだろう。
平和維持活動に来たファランたちが蒔いたタネ。
平和の花を咲かす前に、混血児が実ってしまったわけか。
カメラを持っていたが、とても写真を撮れそうにないシチュエーションだ。

ぶらぶらと通りを歩くと、バラックの前から声がかかる。
あまり平均年齢は低くなさそうだ。
20歳過ぎくらいの年齢層が多い。
が、たまにびっくりするような童顔の子もいた。
どの女性も白塗りの厚化粧。
同行した日本人と、とりあえず交渉してみる。
言い値は3ドル
すぐに2ドルに下がる。
現地通貨であるリエル払いにすると、5000リエルにまで下がった。当時のレートで 140円くらいだろうか。
おそらくこの辺りが相場らしい。

それにして、一発140円!

まさにびっくりプライス。

お相手してくれたのは 20歳過ぎくらいのお姉さん。
薄汚く蒸し暑い部屋。シャワーなどもちろんない。水桶で軽く流すだけだ。
水浴びに向かう廊下ですれ違った別のお姉さんがとってもフレンドリーだったのを覚えている。

とりあえず、やることはやった。
スモーク代とチップをいれて、結局3ドル取られた。
それでも日本円で350円だ。

プレイそのものの正直な感想は、まあこんなものか、といった程度のもの。
ほとんど記憶に残っていない。
それ以上に、70thストリートの雰囲気と破壊的な値段に衝撃を受けた。
プノンペン全体の混沌とした空気とあいまって、おのれの価値観を根底から覆されるかのような衝撃だった。

次回、スワイパー編につづく

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