パタヤ千夜一夜

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パタヤ近況

パタヤから消えつつある沈没ファランたち

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ビザ救済措置の終了

6ヶ月続いたタイのビザ救済措置は9月26日で終了する。
これまではノービザや観光ビザで滞在できていた人も9月26日までに出国しないといけない。

関連記事:タイのビザ救済措置期間終了間近。15万人の外国人がビザ切れ。

帰国できない旨が記載された大使館のレターか医療機関の証明書があれば滞在延長は可能とされる。
これがどこだけ厳しく運用されているかははっきりしないが、どうやら日本人でも延長できた人はいるようだ。

9月26日は土曜日のため、イミグレーションオフィスは休み。延長手続きをする実質的な期限は25日となる。
プーケットのイミグレーションオフィスは土曜日にもかかわらず26日も臨時オープンするそうだ。
駆け込み滞在延長申請に対応するということなのだろう。
それだけ多くの外国人のビザが終了し、また、多くの外国人がいまだにタイにとどまっっているということ。
と同時に、これを機会に、帰国していく外国人もまた多数にのぼる。

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去りゆくパタヤ沈没ファランたち

パタヤといえば、長期滞在欧米人が目立つ街。
とりわけソイブッカオやビーチ沿いのバービアで昼間から身動き一つせず黙々とビールやソーダをちびちびと飲み続けるようなファランをさして、パタヤ沈没ファランと呼んだりする。
沈没ファランたちは、パタヤの風物詩であり、パタヤそのものとさえ言えよう。

そんな沈没ファランたちが、パタヤの街角が徐々に消えつつある。
いや、在住ファランはまだまだたくさん残ってはいるけれど、夜のバービアに行けば沈没系ファランが減っているのは明らかだ。
バービアの客がとにかく少なくなった。

わたしの知り合いの沈没系ファランもいつの間にか姿を見かけなくなった。
バービアのママさんに話を聞くと、ビザが26日で切れるから帰国したとのこと。
他にも9月25日のフライトを予約しているというファランにも出会った。ドバイ経由と言っていたのでエミレーツ航空だろう。エミレーツ航空は毎日運行している。

ビザ救済措置の終了で帰国していくファランは多い。

夜のソイブッカオのにぎわいも少しずつ陰りが見えてきた。

これは夜8時過ぎのソイブッカオ、LKメトロ前。

ソイブッカオ2020年9月 (1)

人通りが少なめだ。

こちらは深夜1時頃のソイブッカオ。

ソイブッカオ2020年9月 (2)

少し前までは深夜のこの時間帯でもファランが徘徊していたりと、それなりににぎわっていた。
規制によりバーの閉店は0時だが、指導は緩んできており、客がいれば1時でも2時でも営業可能だ。(LKメトロは0時閉店が基本)
でも、今ではバーに客がおらず、さっさと閉めてしまう。

現在のソイブッカオは元気がなくなってきた。
かなり暗い。

ソイブッカオ2020年9月 (3)

ツリータウンも客が少なくなった。

同じ沈没系ファランでも、金銭的余裕と体力があるグループは、夜な夜なバービアめぐりをしたり、あちこち歩きまわっているもの。
そういったファランが消えつつあるのだ。

リタイアメントビザで滞在しているグループは高齢者が多く、遅くまで飲み歩いたりしない。頻繁に外出もしない。
また、タイ人パートナーと結婚するなどして、ノンイミグラントビザを取得している在住グループも同様。
そうそう頻繁に飲みに出かけないし、派手に遊んだりもしない。遊ぶにしてもジェントルマンズクラブあたりで隠れつつしっぽりと遊ぶのを好む。
ワークパーミット持ちの駐在員や現地採用組も同じこと。やはり毎日のように遊び回るわけではない。

夜な夜なバーに繰り出すのは、沈没組だ。
たしかに沈没者は、金遣いはあまりよろしくない。
限られた予算で、ちびちびと飲む。
それでもバーの客には違いない。

短期旅行者がゼロとなった現在のパタヤのバービアでは、沈没ファランがメイン顧客だ。
そんな沈没ファランが帰国していくと、バーからも客がいなくなってしまう。

せっかく再開したナイトスポットだが、ここに来て、再閉店を余儀なくされているバーが増えてきた。
客がいないのだからどうしようもない。

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帰国するかどとまるか?

沈没組のファランは、ノービザないし観光ビザでタイに入国して、数ヶ月沈没生活を送ることが多い。
知り合いのイギリス人は、ロンドンで観光ビザを取得してからタイに入国すると言っていた。なんでも、封筒にパスポートと申請用紙と紙幣を同封して大使館に郵送すれば、ビザの貼られたパスポートが送り返されてくるそうだ。
本当にそんなシステムなのかは知らないけれど、日本でビザを取得するよりは容易らしい。
観光ビザが切れると、ラオスへビザラン。
それで合計6ヶ月ほどタイに沈没する。

ノルウェー出身の沈没ファランは、本国では漁師をしている。1ヶ月か2ヶ月集中的に仕事をする。その金があれば、パタヤで数ヶ月遊んで暮らせるそうだ。そのようなサイクルで毎年過ごしているとのこと。

リタイアメントビザの取得要件は50歳から。
年齢的な条件がクリアできないこともあるし、あるいは、一年中タイにいるわけではないから、わざわざリタイアメントビザを取得しない人も多い。

そういった沈没ファランは、ノービザあるいは観光ビザで滞在している。
メンバーが入れ替わっても、数ヶ月ごとに次の沈没ファランがパタヤにやって来る。
シーズンごとに増減はするが、パタヤから沈没ファランがいなくなることはない。
これまではそうだった。
が、現在は新規入国はほぼ不可能。
新たな沈没ファランがパタヤにやって来ることはない。

今いる沈没ファランが出ていったら、それっきりだ。
沈没ファランたちのパタヤ帰還は来年以降となろう。

むろん、ビザ救済措置でタイに滞在している人の中には、もっとタイにいたいので必要なビザを取得する動きもある。
パタヤは比較的ビザが取りやすいと言われている。
今回話題になったが、ボランティアビザだ。
ボランティアという名目だが、実際には何もする必要はなく、一年以上タイに滞在することが可能となるビザだ。
ビザ代行業者を通すこともあり料金は高くなるが、それでもさらなる滞在が可能となる。
EDビザの新規取得も不可能ではないようだ。

沈没ファランたちもそういったビザの取得により、沈没期間の延長は不可能ではない。

事情は人それぞれだろう。

ビザ代なんかに余計な金は使いたくないと考える人もいるし、これを機会にいちど帰国してしまおうと考えている人もいるだろう。
どうせまた自動延長するに違いないと高をくくっていた人もいるかもしれない。でも今になって慌てて延長手続きに奔走する。
金銭的な事情などにより帰国を選択する人も当然いるだろう。

沈没ファランの消えたパタヤ

パタヤのファランたちが完全にいなくなることはない。
リタイアメントビザ組もいるし、その他在住ファランはまだまだ残っている。

それでも、パタヤ名物というべき沈没ファランが消えつつあるのは確かだ。

パタヤ、とりわけソイブッカオ界隈には沈没ファランが欠かせない。
ソイ7とソイ8にあるビーチ沿いバービアにも沈没ファランが必須である。
昼から夜まで本当に身動き一つせず、視線は道行く人々に固定されたまま、黙々とビールを舐め続ける。
これこそがパタヤというもの。
沈没ファランのいなくなったソイブッカオなど、もはやソイブッカオではない。

ろくに金を落とさない沈没組やバックパッカーなど、もはやタイに不要な存在という考えもあろう。
それも時代の流れかもしれない。
でも、パタヤにおいては、バックパッカーはそもそも不向きな街だが、沈没ファランは欠かせない存在ではないのか。
この街を、ソイブッカオを作り上げてきたのは、長期滞在沈没組ファランたちだ。

ビザ救済措置が完全終了する26日以降のパタヤの様子がどうなるか。
うまく一ヶ月延長できたり別のビザを取得した沈没ファランがどれだけ残るのか。
夜の街はさらに暗くなっていくのか。
実際には在住ファランや外国人はまだまだ多いから、夜の街から明かりが完全に途絶えることはないだろうが、沈没ファランの減りつつあるパタヤがどうなるのか。
興味は尽きない。

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