タイでの滞在が長くなると、外出先でもLINEやフェイスブックを使う機会が増えてくる。
現地タイ人との連絡には、もはやLINEは欠かせないツールである。
何かというと、LINEやフェイスブックのメッセンジャーで連絡を取り合う。
もちろんガラケーで電話したり、SMSを利用してもいいのだが、ちょっとしたやり取りなどはすべてLINEで済ますようになってしまう。
また、出先でちょっと調べ物をしたい時に、スマートフォンでネット検索できれば便利だ。
ホテルやカフェでWi-Fi接続すれば、ネットは閲覧できる。
でも、外出先でいちいち接続先を探すのは面倒だ。
スマフォのデータ通信を利用して、いつでもどこでもネットにつなげるようにしたい。
そんなわけで、わたしは、タイのスマートフォンを購入して、AISの1・2コールを利用してネット常時接続している。
タイ滞在時には、手放せないツールとなった。
(なお、本記事はAIS限定のものとなります。他のキャリアに関してはさっぱりわかりません。)
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データ通信を1ヶ月使うには?
さて、本題。
タイのスマートフォンのデータ通信のプランについてだ。
日本でスマフォを使用しておらず、この分野に関してはズブの素人だった。
よって、一番最初の申し込みはAISの直営ショップに相談しに行った。
条件は1ヶ月使えるプラン。
その時すすめられたのが、1ヶ月無制限(Unlimited)399バーツのプラン。
こちら
それ以降、何回かそのプランを使用。
今回のパタヤ滞在でも同じものを使っていた。
ちょうどキャンペーンをやっていて、1ヶ月1.5GBまで3Gでの高速回線での利用が可能だった。
(3月現在キャンペーン終了で、1GBまで。)
しかも、AISのWi-Fii利用も無制限。
まさに至れり尽くせりのプラン。
速度も特に問題なく利用可能。
が、スマートフォンでは、せいぜいLINEとかフェイスブックに使ったり、たまにニュースサイトをのぞく程度。
重たい動画系は、Wi-Fi利用のPCで見る機会が多いため、データ通信のパケット容量がなかなか減らない。
宿のWi-Fiが利用できなくなったときには、テザリングで使うつもりだった。
テザリングすると、動画サイトはちょっと動きが遅くなるけど、なんとか見られる速度。
通常のサイトなら問題なく見られる。
写真のアップロードに時間がかかるけれど、ブログの更新もできる。
速度が気になる場合は、AISのWifiがつながる場所(セントラルフェスティバル他、たくさんある)へPCを持っていけば、快適なネット回線が利用できる。
が、今回、宿のWifiは問題なかった。
実際はちょこちょこ断線していたが、隣のホテルのWifiも使えたので、問題にならなかったのだ。
しかも宿の部屋にいるときは、スマフォをWifi接続しており、その間はパケットの使用はゼロ。
そりゃあ、減らないはずである。
で、1ヶ月後のパケット残高がこれ。
1ヶ月間で使用したパケットがたったの320MB。
(残高が4GB181MBと表示されているのは、3ヶ月単位で合算してくれる仕組みだから。)
これでは、399バーツがもったいない。
宝の持ち腐れである。
データ通信プランの再検討
そこで、もっと安いプランを検討してみた。
AISのHP
http://www.ais.co.th/3g/en/package.aspx?id=4&type=mobile_package#tips
少々わかりにくいAISのホームページとにらめっこ。
で、今回、お試しに選んだのがこちら。
1週間使い放題のプラン。
69バーツ。
AISのWi-Fi利用はついていない。
今回の申し込みは、AISへは行かずに、スマフォから番号を打ち込んで送信した。
すると、すぐにSMSが届いて手続完了となる。
750MBまでは384Kbpsという通信速度で、それを超過すると低速となるようだ。
384Kbpsという数値がどれほどのものかはわからないけど、スマフォでLINEやフェイスブックを見る程度の使い方だと、特に支障はなかった。
スマフォ側の問題かもしれないが、動画サイトではちょこちょこと一時停止が起きた。
動画を見なければ大丈夫なので、これで様子を見てみる。
さて、その結果。
やっぱりほとんどパケット残量が減らない。
残り722MB129KBという結果になった。
一週間で、たった28MBしか使っていない。
スマフォで動画を見なくなった影響も大きいだろう。
従量制と定量制
従量制にすると、どうなるか?
つまり、パケットを使ったぶんだけ課金されるシステムだ。
AISのサイトを見ても、どうにもはっきりしない。
おそらく、1MB=2バーツ。
速度はよくわからない。
1週間のパケット使用量が28MBだった。
かりに従量制で利用していたとしたら、56バーツだったことになる。
これまた微妙な結果。
1週間で56バーツ。
4週間なら224バーツとなる計算。
では、無制限ではない定量制のプランはどうか?
30日有効で、300MBまでのプランがある。
199バーツ。
3G max speed for 900 MB
(3ヶ月で900MBまで)
動画サイトを見ないかぎり、おそらくこの定量制で間に合うはずだ。
とりあえず、従量制は却下。
なお、AISのHPでは、ネット接続の使用頻度をそれぞれ入力すれば、おおよそのパケット使用量を計算してくれるページがある。
が、肝心の項目がタイ語のみで、どうにもはっきりしないのが難点。
http://www.ais.co.th/3g/en/data-calculator.aspx#tips
項目をすべて埋めると、最適なパッケージプランを提案してくれる。
アイコンで何となく意味がわかるので、一度試してみてほしい。
LINEでのメッセージのやり取りや、サイトの閲覧程度では、なかなかパケットは使わない。
動画やゲームのダウンロードなんかを頻繁にしている人は、すぐに減っていくかも。
結論
1ヶ月間データ通信を行うには、以下の選択肢が残った。
1ヶ月無制限プラン:399バーツ
30日間300MBまでの定量制:199バーツ
1週間無制限プラン:69バーツ×4=276バーツ
30日間300MBまでの定量制なら199バーツ。
ライトユーザーなら、このプランで1ヶ月持つ。
が、もしも部屋のWi-Fiなどが利用できなく可能性も考慮すると、やはり無制限プランのほうが好ましい。
わたしの場合は、PCで作業する時間が長く、インターネット環境を切らすわけにはいかない。
69バーツの1週間プランをその都度更新すると、4週間で276バーツ。
でも、このプランだと、1週間ごとに申し込む必要がでてくる。面倒くさい。
しかも28日間なので1ヶ月には足りない。
結局、安心料も込みで考えると、一か月399バーツのプランがベターという結論に落ち着いた。
おまけに通信速度も早い。動画も見られる。
AISのWi-Fiも無料で付く。
というわけで、次回タイに1ヶ月以上滞在するときは、1ヶ月使い放題399バーツのプランにする。
ふう。無駄に遠回りしてしまったような気もするが、やっぱり使い放題が楽でいいや。
一週間ほどの短期旅行者におすすめのAISデータ通信プラン
今回のわたしのケースは、1ヶ月の利用が前提だったので、いろいろと考える部分があった。
多くの短期旅行者は、1週間程度の滞在だと思われる。
動画やゲームのヘビーユーザーでなければ、1週間69バーツのプランでいけそうだ。
ホテルの部屋ではWi-Fi接続でネット利用。外出時にLINEやフェイスブックをチェックするくらいの使いからなら、なおさら問題なし。
ヘビーユーザーには、上位プランの利用をおすすめしたい。
といっても他の1週間プランは、79バーツか249バーツの選択肢しかないが。
また、短期旅行者に便利なのが、トラベラーSIMカードだ。
AIS TRAVELLER SIM
http://www.ais.co.th/roaming/visiting/sim-for-traveller-en.aspx
3種類に分かれている。
299バーツのトラベラーズSIMカードの場合。
1週間のデータ通信無制限で、1.5GBまでは高速で接続可能。
100バーツの通話代も含まれている。
ごく一般的なユーザーならこれで充分だろう。
入手は、スワンナプーム空港到着フロアーにあるAISカウンターで。同様の旅行者用SIMは、DTACなどでも売っている。
コンビニでも入手可能だ。(ちょこちょこ売り切れているみたいだが。)
ただ、これはSIMカードの有効期限が短い。
次回の訪タイの折には、使えない。
年に何度も訪タイするようなリピーターなら、有効期限の長いシムカードを持っておくべし。
(わたしは一年有効のSIMカードにしている。)
接続方法などがよくわからない人は、街角にたくさんある携帯屋でSIMカードを購入すれば、アクティベート作業もやってくれる。ちょっと高いSIMカードを買わされるおそれはあるけど。
最も確実な方法は、AISの直営ショップへ行くことだ。
正規料金で、すべて対応してくれる。
すでにタイのガラケー用のSIMカードを持っている人でも大丈夫。
番号そのままでネット接続可能だ。
アクティベート作業など、これまたよくわからない場合は、迷わずAISショップへ。
その場で料金の支払いから手続きまでオッケーだ。
タイでデータ通信するには、SIMフリーのスマートフォンを持っていることが前提となる。
SIMロックのかかった日本のスマフォでは、タイのSIMカードは認識してくれない。
日本国内で買える格安SIMフリースマートフォン。1万円ほどとお買い得。
SIMカード2枚挿せるから、日本とタイそれぞれのSIMカードを常時セット可能。
タイの携帯番号で認証すれば、タイ専門のLINEが登録可能。スタンプもタイ仕様となる。
少々割高になるが、旅行前に日本で買えるトラベラーズSIMカード
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