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2025年香港トランジット旅

香港空港野宿からグレーターベイ航空で関空へ帰国

投稿日:

香港トランジット旅シリーズ第5回(最終回)

グレーターベイ航空を使ってバンコクから香港経由便で日本・関空に帰国するついでに香港市内を見て回ろうという香港トランジット旅だ。
香港空港での乗り継ぎ時間は16時間半ほど。
A21バスを使って尖沙咀に行き、あれこれ見学してから、旺角でA21バスに乗って、香港空港に戻ってきた。時刻は22時30分。
関空行きフライトは翌朝8時25分。
フライト出発まで香港空港で野宿する。また、空港内にあるプラザプレミアムラウンジも利用するつもりだ。香港空港一般エリアと制限エリアとラウンジで、空港泊を実行。
それからグレーターベイ航空のHB340便で香港から関空へ帰国する。

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香港国際空港で野宿

早朝フライトに乗るために空港もしくは空港近くで宿泊する機会が出てくる。
過去何度か空港野宿したことがある。ホテルを取らずに、空港内の無料利用スペースで朝まで過ごすことを野宿と呼んでいる。
バンコクではスワンナプーム空港で出発前に野宿したこともあるし、香港国際空港では到着後に朝まで野宿したことがある。

今回は、香港空港で出発前の野宿だ。

搭乗するのは、グレーターベイ航空のHB340便。
香港発08:25 関空着13:05

最初の出発地点ではバンコクで、最終目的地が大阪となる。
香港発関空行きの搭乗券は、バンコク・スワンナプーム空港で発券済み。
よって、チェックインカウンターが開くのを待つ必要はない。
香港空港は24時間オープンのため、夜中でも出国はできるし、一部施設は営業している。

ヤニカスとして心配なのは、喫煙所の有無だ。
ターミナルビルの外で喫煙できても、制限エリア内では全面禁煙という空港もある。一度出国手続きを済ませると、もうタバコが吸えなくなってしまう。それが怖い。
香港空港は、過去の記憶では、制限エリア内でも喫煙可能だった。改めて調べてみると、今でも制限エリア内で喫煙可能。
ということは、出国してしまっても大丈夫ということだ。

まあ時間はたっぷりあるし、一般エリアと制限エリアとラウンジとそれぞれ体験してみよう。

到着フロア

まず、1階の到着口付近。

深夜0時頃には、到着便がなくなるのか、到着口は静かなもの。
スワンナプーム空港の到着フロアで野宿は考えられないが、ここは大丈夫そう。

意外とベンチの数も多いし、横になれるタイプの椅子もある。

すでに寝入っている人もいる。

壁には巨大なモニターが設置されているものの、深夜0時を超えると映像も音声もオフになった。

ちょっと変型のベンチだけど、横になって眠ることができた。2時間半は睡眠が取れた。

ベンチ脇にコンセントはなかった。別のところに充電スポットを見つけた。USBポートが設置されているので、香港のコンセント対応プラグは必要なし。

また、香港空港内では無料のWi-Fiが使える。

接続速度はイマイチで、利用者が多い時はぶちぶち切れる。
夜中はわりと安定して接続できて、Youtubeも普通に視聴できた。

到着フロアの飲食店はほぼすべて閉店しているが、セブンイレブンは営業。
おにぎりが15香港ドル。約300円。
BOSSのコーヒーが16香港ドル。約320円。

食事はラウンジまで我慢しよう。

出発フロア

時刻は午前4時少し前。
次に、出発フロアへ。

ベンチはあるけれど、多くは先客あり。
しかも横になって眠ることはできないタイプのベンチだ。
強者は、床にダイレクトに寝っ転がっている。

この時間帯のチェックインカウンターはほとんどまだオープンしていない。

搭乗予定のグレーターベイ航空のカウンターも閉まったままだ。

香港空港では、セルフバゲージドロップも利用できる。
フライトボードをチェックする。

8時25分発予定のHB340便も掲載されている。今のところ変更はなさそうだ。

チェックインカウンターの奥のエリアには、マクドナルドが24時間営業している。

横になって寝ることはできないが、ちゃんとした椅子に座ってゆっくり過ごすにはいいかもしれない。
ちなみにホットコーヒーのWhite Coffeeが、24.50香港ドル。490円。
空港価格なのでしょうがない。

香港出国

時刻は午前4時。出発まであと4時間半だ。そろそろ香港を出国しよう。
先に保安検査場があって、そのあとにイミグレーションがある。

出発口はがらがらだ。自動ゲートもあるが、全部しまっている。
有人ゲートが一つだけ空いていた。ここで、パスポートと搭乗券の確認と顔写真照会があった。顔写真は撮影したかも。

保安検査場は当然待ち時間ゼロで通過。
それからイミグレーションのパスポートコントロール。ほとんどすべて自動化ゲートになっていた。ただ、パスポートの国籍によって利用するゲートが違うようで、ちょっと迷ってしまった。
自動化ゲートはパスポートをかざすだけでオッケー。関空の自動化ゲートと同じだ。

保安検査場とイミグレーションでかかった時間は5分弱。
早朝発のフライトはしんどいけれど、前乗りしておけば、なにかと待ち時間がかからなくていい。

制限エリア内の喫煙所とベンチ

制限エリア内はがらがら。
ほとんど人が歩いていない。

商店やレストランはほぼすべて閉まっている。

フードコートも営業していない。
テーブルと椅子がたくさんあって、横になりやすい席で寝ている人もちらほらいる。

無料の飲用水コーナーがあった。

空のペットボトルを持ち込んでおけば、ここで給水できる。

制限エリア内の喫煙所は、空中花園(Sky Garden)にあるようだ。
案内に従って歩くと、簡単に見つかった。

屋外のテラスエリアになっている。
24時間開放していて、よる7時から10時まではライトショーあり。

あちこちに灰皿が設置してあって、喫煙可能。
夜中なのでほとんど誰もいない。空港関係者が休憩に来ているだけ。

屋外なので雨が降ったら大変そうだ。一部だけ屋根付きになっている。

搭乗口1番付近の野宿場所

搭乗口1番から4番のエリアへ行ってみる。
利用予定のプラザプレミアムラウンジが1番ゲート付近にあるとのことだ。

向かう途中には、プラザプレミアムラウンジファーストというラウンジがあったが、夜中は営業しておらず。営業時間は、午前6時30分から午前1時まで。

プラザプレミアムラウンジは24時間営業とのこと。

1番から4番ゲート付近には、ベンチやテーブルなどがたくさん置いてある。

ベンチにはUSBポートがついている。

コンセントのある作業デスクもたくさん。

ちょっと横になれそうな椅子もある。

さらには、完全に横になれる仮眠用ベッドみたいなところもあった。全部先客がいたので、写真は撮っていないが。

バリエーション豊富で野宿は余裕そうだ。
一般エリアよりも制限エリアのほうが断然快適に違いない。
搭乗券がある人は、さっさと出国してしまい、制限エリア内で寝たほうがいいと思う。

香港空港は全体的に冷房がすごく効いている。
一般エリアも制限エリアもどちらも寒い。
寝ていると寒い。上着は必須。

プラザプレミアムラウンジ

1番ゲートの近くにプラザプレミアムラウンジあり。

ここはプライオリティパスで入ることができる。
また、トリップドットコムの会員特典で無料利用することも可能だ。トリップドットコムで何度か航空券を購入したりホテルを予約していれば、自動的に会員特典が使えるようになる。

受付でレシートをもらった。
入店が4時44分で、チェックアウトが7時44分。つまり利用時間は3時間。

はじめて利用するラウンジは楽しみだ。

手前にはフードコーナー、客席。
逆L字型になっていて、奥に進むとさらに客席とドリンクコーナー、パンコーナーがある。

この時間帯はがらがらだ。

奥のソファー席では横になって寝ている人もいた。
でも、あとでスタッフに叩き起こされていたけれど。

早朝4時台だけど、ホットミールはちゃんと用意されている。

基本はブレックファースト仕様で、ソーセージ、フライドポテト、ベイクドビーンズ、コーン、ゆで卵など。それにサラダ。

中華朝食として、お粥や点心もあり。

イングリッシュブレックファーストに、中華の焼売を加えてみた。

ソーセージとポテトはおいしい。コーンもおいしい。
パンはクロワッサンにしたが、これまたおいしい。
そして、焼売がこれまたおいしい。

イングリッシュチャイニーズブレックファースト、いいねえ。

おかわりは、クロワッサンとポテトとコーンと焼売で。さらにコーンフレークまでも。

料理の品数自体は多くないけれど、プラザプレミアムラウンジの朝食はけっこういける。
大満足だ。

コーヒーマシーンのホットカプチーノは安定のおいしさ。

コーヒーのおかげか、眠気はない。
しばらくまったり過ごす。

午前7時にラウンジを出る。

ラウンジ前には入店順番待ちができていた。
普段は混んでいるみたいだ。

外はもう明るい。

香港空港野宿完遂だ。

ふたたび空中花園へ。

夜中はほぼ無人だったけれど、かなり人が増えている。
明るいところで一服。

搭乗口へ

グレーターベイ航空の搭乗口は、206番ゲート。

案内ガイドによれば、移動に17分かかるとのこと。
遠い。
香港空港はとにかくバカでかい。搭乗口まで時間がかかることあるので要注意だ。

エスカレータで下におりて、シャトルに乗る。

中間駅を通り越して、一番端の駅まで。

またエスカレータで延々と上を目指す。

201~230番ゲートのフロアにたどり着く。
格安航空会社はだいたい一番端の搭乗ゲートを使っているようだ。
エアアジア、香港エクスプレス、セブパシフィックなどもこのエリアだった気がする。

エスカレータを降りたところの屋外に喫煙所があった。

このあたりの喫煙所は昔のままだ。
他にも喫煙所がある。

免税店でタバコの価格をチェック。

メビウス1カートンが200香港ドル。約4000円。
スワンナプーム空港免税店とほぼ同じ価格。日本の免税店のほうがちょっと安いが、関空到着時の免税店はなくなってしまったので、ここで買っておくしかない。

ちなみに一箱だけでも売っているが、40香港ドルもする。つまり800円。たぶんこれは免税価格ではなくて、市中価格だと思う。香港のタバコは高いんよ。

206番ゲートは、コンコースの奥のほうにある。

本当に遠い。

こちら側の建物端には展望台あり。

喫煙所も兼ねていて、外でタバコが吸える。
ゲートまで歩いてすぐのところなので、搭乗前最後の一服がしやすい。
香港空港、いいねえ。

搭乗口付近にはベンチ多数あり。

コンセントとUSBポートも設置してあって、搭乗ぎりぎりまで充電ができる。

外には、グレーターベイ航空の機体が見える。

このカラーリングは好き。

搭乗

7時50分頃、搭乗開始。

搭乗口は自動化ゲートになっており、顔認証で通過できた。楽でいい。

ボーディングブリッジで機内へ向かう。

シート配列は、3×3。

機材は、B737-800。
バンコクから香港のフライト機材と同じだ。

 

でもシートの仕様は異なっている。バンコク=香港線は合皮シートで、香港=関空線は布シート。

それに、今回の機材には、シート足元にUSBポートが設置されている。

シートピッチもちょっとだけ広いような気がする。
こっちのシートのほうだ断然いい。

搭乗率は8割は越えていそう。満席ではないけれど、かなり埋まっている。

今回も窓際の席。

隣に駐機しているのもグレーターベイ航空。

フライト

8時30分、タキシング開始。
ほぼ定刻通りの動き出しだ。

8時48分、離陸。

眼下に香港の町並みと湾が見える。

ひさしぶりに訪れた香港だった。
長居したり沈没したりゆっくり滞在したい街ではないけれど、やっぱり香港は魅力あるところだと思う。
今回はトランジット滞在だったが、次回はきちんと1泊はしてみたい。

機体は安定飛行に入り、シートベルト着用サインが消える。

と、すさまじい睡魔に襲われる。
空港泊といっても、実質眠れたのは2時間半ちょっとだ。さらにはその前日は徹夜状態だった。この2日間での睡眠時間が2時間半しかない。あとは飛行機とバスの中で仮眠しただけ。そりゃあ眠たくもなる。

機内サービスの開始を待たずに眠りこけてしまった。
まあ、どうせ提供されるのは水1本だけだろうから、気にしない。
今は睡眠がほしい。

で、気づいたら、もう日本上空だった。

外はいい天気だ。
完全に寝落ちしていた。
隣の席のシートポケットには水のペットボトルが1本さしてあった。やはり機内サービスは水1本だけだったみたい。
食事は別料金だ。

日本時間12時50分、関空に着陸。
実際のフライト所要時間は、3時間58分だった。

スポットに到着したのが、12時59分。
ほぼ定刻通りの運行となった。
グレーターベイ航空、いいねえ。

日本帰国

13時4分、降機。
18番ゲートだった。

シャトルに乗る必要もなく、歩いて入国審査場へ。

日本人は自動化ゲートが使えるため、待ち時間はほぼゼロ。

続いてバゲージクレームへ。
荷物が出てくるのに少々時間がかかった。
スワンナプーム空港でスルーバゲージとして荷物を預けていた。香港では受け取らずに、そのまま関空に送られるはずだった。荷物は香港空港で一晩を過ごしたことになる。が、本当に無事に関空まで荷物がスルーされてくるのか不安だった。
でも結局は何の問題もなし。普通にそのままベルトコンベアに乗せられて荷物が出てきた。
当たり前なんだけど、やるな、グレーターベイ航空と香港空港。

次が税関。
毎度おなじみのVISIT JAPAN WEBで税関電子申告は登録済みだ。税関自動ゲートを使うことができる。
自動ゲートの前に、KIOSK端末でパスポートと電子申告QRコードを読み込ませる必要がある。これが無駄な行程だと思う。KIOSK端末自体はたくさんあって、待ち時間は不要だったが。
で、肝心の自動ゲートだが、8台並んでいるものの、稼働しているのは4台のみ。半分しか使っておらず、順番待ちが発生していた。
とはいえ、さくさく進むので、待ち時間は数分程度だったけれど。
それでもせっかくの自動ゲートを眠らすのはもったいない話だ。
全部稼働させていれば、待ち時間はほぼゼロでいけたはずだしね。

13時22分、税関を抜けて、到着ロビー北側に出てきた。
これにて無事に日本帰国。

1階北側には喫煙所が稼働していた。到着後に一服すると心が落ち着く。

まとめ

バンコクから香港を経由して関空までのトランジット旅だったが、何のトラブルもなく順調にいった。
グレーターベイ航空は問題なし。乗り継ぎ便のスルーチェックインとスルーバゲージでストレスなし。預け荷物代が無料だったのもありがたい。機内サービスは水1本だけど、どうせ寝ているだけなので問題なし。
香港市内の費用はVISAタッチで全部いける。
香港空港の野宿ももったく問題なし。野宿するなら制限エリア内がベターで、ラウンジが使えるとなおよし。
航空券代が安ければ、グレーターベイ航空をまた使ってみようと思う。

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