サードロードとパタカン交差点を東へ進み、ビッグCエクストラ近くに一軒の食堂がある。
たぶんずいぶんと前から営業していたはずだが、全然気付かずにいた。
のれんがぼろぼろ。ひどすぎる。
これでは、確かにわかりづらいし、入りづらい。
思い切ってのぞいてみるとジョークとポークリブシチューが名物のようだ。
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9a9pattaya
看板
タイ語で、ฯลฯ
英語では、9a9pattayaと書いてある。
よくわからないが、エトセトラみたいな意味だそうな。
店頭の寸胴ではジョークを煮込んでいる。
店内はローカル食堂ながらすっきりした作り。
メニューは写真付きかつ英語も併記してありわかりやすい。
大きくわけて、ポークリブと肉団子とおかゆ。
ポークリブは、ご飯や麺とセットで。辛くすることもできる。
ジョークは、45バーツから。ブラウンライス(玄米)を使っている。
ポークボールシチューが45バーツ。
おっと、カイガタもあるなあ。35バーツ。
水は10バーツ。
氷入りグラスを持ってきてくれるので、自分で勝手にテーブルの上の水をそそげばいい。
お願いすれば冷えたペットボトルも持ってきてくれる。
壁にも写真付きでメニューが並ぶ。簡単に指差しオーダー可能。
本来はテーブルの上に置かれた紙に自分で記入するスタイルのようだけど、口頭でオーダーしても問題なし。
ポークリブシチューwithライス
まずは、ポークリブシチューから。麺も良さそうだが、無難にご飯で。50バーツ。
おっと、うまそうじゃないか。
豚のスペリアブがごろごろ入っている。
さらに椎茸も。ご飯に隠れて見にくいが、刻んだおくらも添えられている。
シチューというかタレは中華系醤油がベースだと思う。
やや甘めで、辛さはほとんどない。
日本人の味覚からすればちょっとだけ癖があるけれど、かなり食べやすい。
ほろほろに煮込まれたポークリブは、ちょっとした角煮みたい。
椎茸にはなぜかほっこりさせられる。
と、これは、たぶん中華料理だよなあ。
以前、ビエンチャンで食べた雲南料理と味付けはほぼ同じ。椎茸も入っている。
ちなみに、この雲南料理店は、ドンムアン空港の第2ターミナルのフードコート内にもあったように思う。
とにかくマイルドで食べやすい。
二日酔いで刺激の強いものは食べたくない気分の時や、暑さで食欲不振になったときでも、さくっと食べられる。
なかなかいい料理を見つけた。
ポークボールシチューwithライス
続いては、ポークボールシチューで。45バーツ。
ポークボールとは、要するに肉団子ですな。
ポークリブが肉団子に変わっただけ。椎茸は入ってないが、おくらは添えられている。
タレの味は同じ。
肉団子はやや固め。形は悪いが肉はぎっしり詰まっている。
おいしいけれど、ポークリブのほうが上だな。
ジョーク(玄米粥)
最後に、タイでは朝食の定番であるジョークを。
オーダーは、ジョークとだけ伝えた。45バーツ。
ブラウンライスを使ったジョークだ。
ブラウンライスとは玄米のこと。ジョークは、タイ語でお粥である。
つまりは、玄米粥となる。
玄米粥はたぶん初めて食べると思う。一般的には普通の白米を使っているはずなんで。
全体的に色が茶色い。
やはり普通のジョークとは違う。
それと、謎の白いはんぺんようなものが目を引く。
これ、なんだろ。
卵白と何かを混ぜたように思えるし、豆腐の一種のようにも見える。
実際食べてみても、はっきりしなかった。
添えられているのは、生姜とネギ。
混ぜ返すと、肉団子が現れた。
あとは何も入っていない。
かなりシンプルなジョークだ。
味もシンプル。
ちょっと物足りない味付け。
もちろん、唐辛子や胡椒や魚醤で味を足せばいいのだけど、そのままではかなりの薄味。
玄米は健康食でもあるようなんで、あまり調味料は付け足さないほうがいいのかも。
二日酔いの朝に食べるとしっくりくるはず。
元気な昼間に食べるには、ちょっと物足りなかった。
普通のジョークのほうがいいかなと。
地図
地図
サードロードとパタヤカンの交差点からビッグCへ向かってすぐ左手。
ソンテウのルート上にあるが、ソイブッカオ入り口から徒歩圏内だ。
営業時間は、午前7時から午後6時までのようだ。
おかゆをオーダーしたのは午後3時頃だったが、普通に提供してくれた。売り切り御免ってところか。
まとめ
今のところ、ポークリブご飯が一番気に入った。
ご飯のかわりに中華麺にしたらどういう味になるのかも興味がある。
あとは、もちろんカイガタも。
二人で訪れてメイン料理の他にカイガタを頼むくらいがちょうどよさそう。
たくさん食べたい人は、ジョークとカイガタというタイの朝食を満喫するのもよし。
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