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ビザ関連手続き プチ情報・便利帳

タイ、パタヤでバンコク銀行の口座を新規開設する方法。カシコーン銀行も。

投稿日:2015年2月26日 更新日:


バンコク銀行

ノービザ入国で、タイの銀行口座を無事に新規開設できた。
今回、実際に開設したのはバンコク銀行の普通預金口座。
場所はバンコク銀行セントラルフェスティバルパタヤ店。

開設日は、2015年2月下旬。

数年前まではパスポートとホテルの名刺だけで簡単にカシコーン銀行の口座を開設できた。
わたしも実際にカシコーン銀行の口座を持っていた。
が、現在は規制が厳しくなり、外国人の口座開設にあたり、いろいろと必要な書類などが増えてきた。

今回、諸事情によりカシコーン銀行口座の有効期限が失効したため、新規開設することになった。
ただ、手数料や保険の強制加入、最初の預金額が高額のため、バンコク銀行に変更することにした。
なお、現在のカシコーン銀行でも、ビザ無しでの口座開設は可能。
窓口で実際に確認した。
詳しくは当記事にて後述。

(注意)
この情報はパタヤにあるバンコク銀行支店での話であり、バンコクその他の都市、他支店で通用するかはわかりません。
また、バンコク銀行パタヤ支店でも、係員の裁量次第では不許可の場合もありえますので、口座開設にあたっては自己責任でお願いします。

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口座開設のために用意するもの

パスポート

入国時のイミグレーションカードも忘れずに(確認はしていないが、おそらく必要)。
コピーは必要ない。

タイ居住証明書(RESIDENCE CERTIFICATE)

イミグレーション(7)

ジョムティエンにあるイミグレーションで取得しておくこと。
費用は300バーツ。所要時間30分から1時間ほど。
詳しくは、以下の記事を参照のこと。

関連記事:タイの居住証明書の取得方法。タイの運転免許証取得や銀行口座開設に必要。パタヤイミグレーション。(追記あり)

また、この証明書は銀行口座開設にあたり、銀行側が原本を保管することになり、戻って来ない。
(コピーを頼むと、写しだけを渡してくれた。)

(2015年9月22日追記)
読者さんからの情報によれば、居住証明書の発行にはビザが必要になったとのことです。どのタイプのビザが必要かは不明。
居住証明書がないとノービザでの口座開設は受け付けてもらえないはずです。よって、ノービザ入国での銀行口座開設は難しいと言わざるをえない状況です。現地で確認のほどを。

(2019年追記)
やはり、銀行口座開設目的ではノービザでの居住証明書の発行はできなかったとの情報が寄せられた。
ただし、運転免許取得目的での居住証明書の取得はノービザでも可能とのこと。
居住証明書にはドライビングライセンス取得目的と書かれてあるため、銀行に持ち込んでも受け付けてくれなかったとのこと。

手数料300バーツ

通帳とATMカード(デビットカード)を作るのに必要。

初回最低預金額500バーツ

これは500バーツ以上であれば、いくらでもかまわない。
現金で直接渡すことになる。

つまり、最初に必要な現金は最低800バーツ

宿泊しているホテルのビジネスカード

宿泊しているホテルやアパートやゲストハウスなどの名前と住所が書かれたビジネスカード(名刺のこと。ホテルカードともいう)。
別になくても大丈夫だが、ホテルの名前を聞かれるので、カードを見せたほうが早い。わたしは手書きで教えた。

タイの携帯電話

携帯電話番号を書類に記入する必要がある。
熱心なタイリピーターなら、おそらくタイの携帯電話を持っているはずで問題ないだろう。
日本の携帯電話番号でも通用するかは不明。

以上。
この中で、ネックになるのが居住証明書だろうか。
ただ、実際にイミグレーションで手続きしてみると、拍子抜けするほど簡単だった。
ビザ代行業者に頼むと別途手数料がかかるので、自分でやってみよう。

バンコク銀行での口座開設の手続き手順

わたしが実際に行った流れにそって説明していく。
場所は、パタヤのセントラルフェスティバル4階にあるバンコク銀行の支店。

バンコク銀行セントラルフェスティバルパタヤ店

入口付近に係員がおり、要件を伝える。
番号札を渡されるので、順番が来ればカウンターへ。
わたしの場合は、他に客がいなかったため、番号札を取ることなくカウンターへ通された。

あらためて要件を伝える。
「I'd like to open bank account」と言えばよし。
言語は英語で問題なし。
対応してくれた係員は、普通に英語が話せた。ちょっと訛っていたり、冠詞の使い方や文法がおかしいのはお互い様。
タイ語に自信がある人は、もちろんタイ語でどうぞ。

銀行口座開設の申し出をすると、イミグレーションとコンタクトを取ったのかをまず聞かれた。
居住証明書のことだろうと思い、用意してあった証明書を提出。
すると、すぐに手続きを開始してくれた。

まず申込書類の記入から。
これが思いのほか多くて、全部で4枚もあった。
(数年前にカシコーン銀行で手続きしたときは、サインするくらいでオッケーだったはずだが、やはり手続きが煩雑になったようだ。)

また、バンコク銀行の日本語HPにある個人口座開設用紙記入サンプルの様式とは別物だった。

バンコク銀行Sample

書類はタイ語と英語で書かれてある。
ひたすら埋めていく。

職業、最終学歴、貯金額、どこで収入を得ているか、口座開設目的などなど。
かなり細かい質問項目。

英語が苦手な人は、ここで挫折してしまいそうになるだろうけど、頑張って記入していこう。
名前や国籍以外は、チェック欄に印を入れるだけなので、ある程度わかるはず。
わからないところは空けておくしかない。
あとで指摘してくれる。
わたしの場合、住所の書き方がよくわからず空欄にして提出したが、係員が埋めてくれた。

記入し終わり、書類のチェックを受ける。
オッケーが出たら、係員が口座開設の準備を進める。

その間もちょこちょこと質問されたり、説明が入る。

「ATMカードを作るのか、それとも通帳だけか」
「このカードはタイ国内だけしか使えないけど、それでいいのか?」
「ホテルの名前は?」
「ツーリストビザは持ってないのか?」
「SMSでのサービスは毎月手数料がかかるけど、どうするか?」
「ショッピングの利用金額制限はつけるのか?」

などなど。
意外と質問が多い。

あやふやな微笑みでごまかすわけにもいかないので、適宜答えていく。
ATMカードのことは、実際には「デビットカード」と呼んでいた。
他にカードの種類があるかは不明。あとで地元タイ人に確認してみると、まったく同じカードを所有していたので、これがデフォルトのカードだと思われる。
ちなみに、SMSのサービスは申し込まず。
また、ショッピングの限度額も設けず。多額の貯金をする予定の人は、限度額を設けておいたほうが無難かも。もし盗難にあった場合、デビット機能を使って大量に買い物されてしまうおそれがある。

口座開設に関する費用の説明も受ける。

ATMカード発行費:300バーツ
口座維持手数料:一年につき300バーツ
最低必要残高:2000バーツ。もし下回ると、月50バーツの手数料が引かれていく。
初回最低預金額:500バーツ

なお、インターネットバンキングについて質問してみた。
ノービザの場合は、インターネットバンキングの利用は不可との答え。
ワークパーミットやロングステイビザ(詳しい種類は不明)が必要。
ただ、コンドミニアムに住んでいて、オーナーからの証明書類があれば、利用可能だとも言っていた。
このあたり、深く突っ込んで聞いていないので、あまり信用せず、直接窓口で確認してほしい。

いろいろ質問したり、質問されたうえ、無事に口座開設に至る。
通帳とATMカードと領収書が渡される。
もちろんATMカードの裏面にはサインが必要。
ATMの暗証番号は、その場で入力できるシステム。クレジットカードの端末のような小さな機械で入力するだけだった。

実際にもらった通帳とカード
バンコク銀行の通帳とカード

領収書
バンコク銀行口座開設明細書

名前のスペルや残高を確認するように言われる。
うん、問題なし。

「これですべてオッケー?」と質問すると、
笑顔で、「イエス、オッケーカー」。

これにて、口座開設終了。
ほっと胸をなでおろす。

申し込みから発行まで、手続きに要した時間は、おおよそ20分くらいだろうか。
いや30分近くかかったかもしれない。
書類の記入と確認に意外と時間がかかった。

まとめ

以前より厳しくなったとはいえ、それでも、まだまだ緩いと感じさせた。
多少時間はかかったが、特に問題なくスムーズに口座開設することができた。
パスポートと居住証明書があれば、ほぼ間違いなく新規銀行口座開設が可能なような雰囲気だ。
(あくまでわたし個人が感じた雰囲気で、くどいようですが、係員の裁量次第な面があり、必ずしも開設できるとは限らないので、あしからず。)

多少の英語力は必要。
テキパキと英語で質疑応答できればスマートだけど、片言の英語でもわかってもらえるはず。
銀行口座に関する大事なことなので、恥ずかしがらずに何度でも聞き直したり、言い直したりしよう。
聞き直すときは、遠慮無く「perdon?」と言うべし。

タイの銀行口座は、タイに年に何度も旅行で訪れるなら持っておいたほうが何かと便利。
日本から持ち込んだ日本円をタイバーツに両替して、銀行に預けてしまえば、盗難等のリスクから守られる。
夜中、両替所が閉まっていても、バンコクやパタヤならあちこちにATMがあり、いつでも好きな時に出金できる。しかも手数料無料(同行同市内)。
また、日本より高い金利なので、それなりにまとまった額を入金しておくと、思わぬ利子がついていたりする。

代行業者に頼むのが楽でいいかもしれないが、それなりの手数料がかかってしまう。
なるべく自分でやってしまうのが得策だ。

カシコーン銀行で新規口座開設する方法

バンコク銀行を訪れる前に、まずはカシコーン銀行の窓口で口座開設の話を聞いていた。
話を聞いた場所は、カシコーン銀行のパタヤ・ブッカオ支店。

カシコーン銀行パタヤブッカオ支店

用意するものはバンコク銀行の場合とほぼ同じ。
とにかく、パスポートと居住証明書は必ず必要だ。

だが、最初に必要な預金額と手数料が大幅に違う。

デビットカード発行費ならびに年間維持費が700バーツと言われた。
以前も同じようなデビットカードを所有していて、毎年の手数料がもったいなかった。なので、今回はデビット機能なしの通常ATMカードがほしかった。
その旨を伝えると、このデビットカードしか発行できないの一点張りで、まったく聞いてもらえなかった。

初回に必要な最低預金額が1万バーツ
どこの銀行でも同じだとカシコーン銀行の係員は言っていたが、バンコク銀行では今でも500バーツ。
(他のカシコーン支店の話かもしれないが。)
ちなみに以前カシコーン銀行で口座を開いた時の初回最低預金額は500バーツだった。
ただ、1万バーツとはいえ、口座開設直後に引き出してもかまわないとのこと。

あと、これが最大のネックだったのだが、保険に入る必要があると言われた。
たしか、2500バーツ。詳しい数字は聞き逃したが、2000バーツ台だったのは確か。
これは掛け捨てで戻ってこないらしい。
強制加入のような口ぶりだった。

なお、口座維持に必要な最低残高は2,000バーツとのこと。これはバンコク銀行と同じ額。
インターネットバンキングの利用可否については聞いていない。

以上まとめると、

カシコーン銀行の口座開設にあたって用意すべき金額は、

手数料700バーツ
保険代2,500バーツ
初回最低預金額10,000バーツ

計13,200バーツ

となる。

そのうち1万バーツは、すぐに引き出せばいいとしても、残りの3,200バーツが初期費用として必ず必要となってしまう。

カシコーン銀行はパタヤ中心部に支店やATMの数がとても多いうえ、パタヤで働いている人の利用頻度が高い。
たぶん、パタヤでは一番便利な銀行である。
現在は不明ながら、ビザなしでもインターネットバンキングが利用できた。
何かと都合の良い銀行だった。
できれば、今回もカシコーン銀行で新規口座開設したかった。

でも、さすがに3,200バーツの初期費用は高すぎる。
粘り強く交渉すれば、デビットカード以外のATMカード作成や保険の非加入も可能かもしれない。
わたしが話をした係員が個人的にノルマ稼ぎを企んでいただけの可能性ももちろんある。
だが、どうにも会社全体の方針のような雰囲気がする。

居住証明書をきちんと提出して、すべての説明を聞いた上で、実際に手続きをすすめる直前までいった。
手続きの流れは、バンコク銀行と同じようなもののはず。
おそらくは、この方法でカシコーン銀行の口座開設は可能だと思われる。
でも、確実ではないので、あしからず。

現在のおすすめは、バンコク銀行です。

(2019年追記)
現在もこれと同じようにパタヤのバンコク銀行で新規に口座開設ができるかは不明。
居住証明書が取得できれば何とかなるような気もするが、最終的には銀行支店や担当者次第といったところ。
最新の情報は、やはり直接窓口で確認するのがベストです。

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