昨日のパタヤはどんよりとした曇り空。
時折雨もぱらつき、しかもちょっと肌寒い。年末年始のバカンスを過ごす人には鬱陶しいことこの上ない天候だった。これでは海もプールも入れない。
夜になっても、雨は降ったり止んだり。
ウォーキングストリート
ちょっと小降りになったタイミングでウォーキングストリートへ出向いてきた。
到着したのは深夜0時過ぎ。
通りを歩く客足は、ピークシーズンだということを考えれば、やや少なめ。この天気では無理もない。
すでにクリスマスは終了したが、クリスマスムードは健在。
サンタ帽をかぶった呼び込みも見かけるし、クリスマスツリーはまだ残されている。
と同時に、すでに新年モードにも突入。
知り合いに会うと「ハッピニューイヤー」と挨拶されることがある。
いや、さすがにまだ早いだろ。
Dクラブ(D CLUB)
まずは、ダイヤモンドアーケード横の階段を上がってDクラブへ。
なぜだか好きなゴーゴーバーの一つ。元クラブだけあって音響はいいし、長細い作りながらも窮屈感はなく、居心地はいい。ついつい足が向いてしまう。
チカチカするレーザー照明はなくなり、さらに居心地は良好に。
が、ここは期間雇用のコヨーテダンサーがとにかく多い。
10日もしないうちにがらっとメンバーが入れ替わってしまう。
今回も見慣れぬダンサーばかり。
メインステージが2つあるが、それぞれ7,8人ほど踊っている。つまり1チームで15,6人。
たぶん、2回転かなあ。とすると全部で30人ほどか。もうちょっといるかも。
メンバーがころころ変わるので、レベルもころころ変わる。
目を覆うようなひどいダンサーはいないが、逆に目を引くような際立ったダンサーもいない。
が、まだ慣れていないような期間雇用コヨーテが混ざっていたりして、意外と侮りがたい。
でも、一番目を引いたのは、ダンサーではなく、若いウェイトレスだった。
案の定、日本人らしき客に召喚されていた。無理もない。
チェックビンを階段を降りると、これまた日本人好みの私服姿呼び込みがいた。
ダンサーより、呼び込みとウェイトレスだね、ここは。
マリリンモンロー(Marilyn Monroe)
大型新規店のマリリンモンロー。
11月16日のオープンから一ヶ月半ほど経過。
そろそろ落ち着く頃か。
午後1時前という遅めの時間帯の入店だが、ダンサー数に関しては残念な結果となった。
メインの2ステージにそれぞれ5,6人。サブステージに2,3人。
メインステージにはポールが10本ほど立っているが、鈍色に照明を反射するだけ。一時は各メインステージに10人以上が踊っていたものだが、これではステージのすかすか感が半端ない。
このすかすかステージが、おそらく3回転。
多く見積もっても合計で45人。
ペイバーされたダンサーもいるだろうから、総在籍数は50人ほどだろうか。そこそこの数だが、大箱だけにどうしても寂しく映る。
やはり、このハコの大きさなら、1回のステージで最低20人は踊っていないと厳しい。
衣装は3組。黒のタンクトップのコヨーテ、赤のタンクトップのコヨーテ、すけすけ下着のモデル。
衣装の色は毎日変わるので意味はないだろうけど、赤のタンクトップ組がレベル高め。長身スレンダー系が目立った。
赤と下着組は今ひとつかな。
でも、全体的な平均値は高め。際立ってひどいダンサーがまったく見当たらない。これがマリリンモンローの特徴と言えそう。
ほどほどに営業攻勢を受ける。
ちょっと年齢がいってそうだが、柔らかな表情の色白ダンサーは元スーパーガールとのこと。たしかに一昔前に、スーパーガールで日本人ウケしていただろう。
あとは、黒タンクトップの二人組に挟まれる。
やはり10日雇用らしく、現在7日目。あと3日でおしまいと言っていた。
大晦日はどうするのかね。
ウェイトレスや黒服の対応はとても丁寧。
ほどよい距離感でかまってくれる。
客は東アジア系とファランが半々。客入りは6割といったところ。
一部ではドリンク大盤振る舞いで盛り上がっていた。
コーラが120バーツ。
できれば安いドラフトビールを設定していほしいが、コーラ休憩に入るには最適。
ダンサーが少ないといっても、箱が広いからそう感じるわけで、40から50人もいればけっこうなもの。
これぞ日本人好みというダンサーは少ないだろうけど、普通に選べるレベルにあると思う。
パレス(PALACE)
午前1時半。最後にパレスへ。
マリリンモンローのダンサー数の減少にややがっかりしたが、パレスは大盛況。
この時間帯でも壁際の席はほぼ埋まっている。
ウェイトレスも忙しそう。ああ、混み合っている時のパレスのウェイトレスは機嫌が悪いし、サービスも悪いんだよなあ。
案の定、注文したドリンクを一向に持ってこなかった。ママさんに再度告げると、きちんと取り次いでくれたけど、10分ほど待つはめになった。
釣り銭を持ってこないこともあるし、こういうところはパレス最大のマイナス点。
客も多いが、ステージ上のダンサーの数も多い。
拡張工事してから小さなサブステージが増えており、人数を数えるのが難しい。
メインの2ステージはほぼ埋まっている。サブステージも合わせると、1回あたり25人ほどいるだろうか。
これが2ステージあって、50人近く残っている計算となる。
大箱とは言えない広さだし、これは見応えあり。
レベルの振り幅は、マリリンモンローより広い。
下はパレスの名に値しないような年増腹回りたぷたぷ顔も今ひとつのダンサーもいれば、タトゥーなしスレンダーもろに東アジア系好みの顔をした若いダンサーもいる。
明らかに日本人韓国人客狙いのダンサーは、ファランからのドリンク進呈を拒否していたほど。強気だなあ、パレスダンサー。
わたしは、酔っぱらいのダンサーにからまれる。これがまたかわいくない。
日本人客にはウケないだろうなあ。なぜ、わたしのところへ来るのだ。
やんわりと拒否態度を示しているが、ちっともどいてくれない。困ったなあ。
そのうち知り合いダンサーが来て、酔っぱらいダンサーを引き剥がしてくれた。助かった。
でも、ちょっと居心地が悪くなった。
そもそも、パレスはドラフトビール1杯でひたすらダンサー鑑賞に徹するには、あまり適さないかも。
周囲はドリンク大盤振る舞いの東アジア系客が多いし、ファランダンサーを付けていることが多い。
それでもなお完全地蔵化してドラフトビールをちびちび舐め続けるのが沈没系夜遊び者のあるべき姿なのかもしれないが、そこまで峻厳な精神的修行はしたくない。
すごすごと退店を決意。
でも、さすがのパレスだと実感できた。
そこそこペイバーされているはずだけど、このラインナップと人数。
総在籍数はどれだけいることやら。
午前2時。パレスを出ると、ウォーキングストリートには雨が降り注いでいた。
寒いパタヤである。
妙に心まで寒々とする。
このまま帰りたくなかった。
で、バービアに寄り道。夜中のバービアのラインナップは、パレスやマリリンモンローに比べると、もうお化け屋敷同然である。でも、この雰囲気が落ち着くんだよなあ。
氷入りビールは冷たいが、バービアのほっこり加減がたまらない。
深夜4時まで飲んで帰宅。