ルアンパバーンで2泊してから、バンビエンに向かった。
ルアンパバーンからバスに揺られること6時間。
ひたすら山道を走る。
山間の景色はすばらしい。
ようやくバンビエンにたどり着く。
バンビエン
バンビエン、ヴァンヴィエン、ワンウィエン、まあいろいろと呼び方はある。
面倒なのでバンビエンとしておく。
バンビエンは風光明媚な沈没スポットとして欧米人バックパッカーから大人気の町だ。
わたしも10数年まえに訪れたことがある。
その時からすでに欧米人バックパッカーが多かった。
ただ、町自体はとても狭くて、ゲストハウスも少なかった。
夜9時にもなれば、町は真っ暗だった。
で、今回久しぶりに訪れたバンビエン。
ファランバックパッカーたちがさらに増えていた。
ゲストハウスやファラン向けのレストランもさらに増えていた。
夜になっても、あちこちで酒を飲んでファランが大騒ぎ。
あっちを向いてもファラン、こっちを向いてもファランだ。
しかも若いカップル同士や集団で遊びに来ている。
まさに若いリア充ファランバックパッカーの溜まり場と化していた。
おっさんが夜遊び目的に来るところじゃなさそう。
でも、街中を歩いていると、日本語の看板が掲げられた日本食レストランが突然現れたりと、油断できない。
日本人の沈没者もいるようだ。
でも基本はファランだなあ。
レストランも意外と高いし。
欧米人からすれば安いんだろうけど。
リア充ファランばかりなので、ちょっとうんざり。
わたしには、パタヤに巣食う沈没系ファランおやじたちのほうがしっくりくる。
たしかにバンビエンの山と川はすばらしい。
でも、どうにも居心地が悪い。
結局、夜遊びすることもなく普通に一泊するだけで終わった。
何しに来たんだろう。
バンビエンの置屋
しかし、こんなリア充ファランの町にも、ちゃんと夜遊びスポットというか置屋があるようだ。
何もせずに一泊した翌朝。
たまたま、世界一周中だという若い日本人旅行者に出会って、ちょこっと旅行話。
すると、自分探しの純粋まっすぐ君かと思いきや、話は女遊びの方向へ。
とんでもない美少女が4時間で2000バーツでオッケーだそうな。
でも、貧乏旅行者の彼にはその金銭的余裕がない。
「ああ、やりてえ」としきりにぼやいていた。
ぜひ、やりたまえ。
今やっとかないと後悔するよ、きっと。
世界一周エロトラベル。最高じゃないか。
きみのような若者が増えてくれば、たぶん、日本の未来は明るいな。
その彼は、ラオス人の若い男と一緒だった。
何やらそのラオス人が女性を手配してくれるらしい。
む、ちょっと惹かれるぞ。
なんでも近くに置屋があって、そこから女性を斡旋できるとか何とか。
4時間で2000バーツはとても中途半端な金額設定だと思うけど、その美少女とやらはとても見てみたい。
若い日本人男子から見ても美少女ということは、おっさんから見れば、そりゃあもう腰が抜けるくらいの上玉であるに違いない。
2000バーツはもったいない。
でも置屋へ直接行けば、一発1000バーツくらいだろう。
腰が抜けるくらい、やりまくりたいところだ。
ああ、しまった。
もうすでにビエンチャン行きのバスのチケットを手配してしまった。
出発はこのあとすぐ。
手遅れだ。
もう一泊すればよかった。
そんなわけで、バンビエンの置屋には行けずじまい。
でも、トゥクトゥクドライバーに頼めば連れて行ってくれるはずだ。
たぶん、ショートで1000バーツくらいでしょう。
バンビエンに幻の美少女を探しに出かけてみては。
川沿い付近にゲストハウスや中級ホテルが山ほどある。
日がな一日、川の流れを見ながらビールを飲んでチルアウトするのがバンビエンの正しい過ごし方のようです。