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タイ観光旅行は、Safe and Sealedプランへ?トラベルバブルは無期限延期。

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国内新規感染ゼロが2ヶ月以上続くタイでは、今も実質的な鎖国状態を続けている。
徐々に外国人受け入れを再開しつつあるが、ワークパーミット保持者などごく一部の外国人グループに限られる。
観光旅行は依然として禁止だ。
一時期は盛んに議論に上っていたトラベルバブルは無期限延期となり、ここ最近は話すら聞かなくなった。
そんな中、タイ観光スポーツ省は、あらたなプランを提案。
Safe and Sealedというパッケージプランを作って、外国人旅行者を受け入れようというものだ。

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Safe and Sealed

2019年のタイの観光収入は約3兆バーツだった。
今年は7420億バーツで、最悪のケースでは来年は6750億バーツとなると想定。パンデミック以前に設定した2021年度の観光収入目標は3.9兆バーツだった。

タイの観光業界は壊滅的なダメージを受けており、パンデミック前には400万人の雇用があったが、このままでは失業者が250万人に増加するおそれあり。
また、ホテル業界では、この6ヶ月の間に150万の人が職を失い、50%のホテルが再開したにすぎない。

トラベルバブルが頓挫したこともあり、なんとか外国人旅行者のタイ観光を再開させようとタイ観光スポーツ省とタイ旅行代理店協会が打ち出したアイデアが、Safe and Sealedというプランだ。
トラベルバブルにかわるものだという。

Safe(安全)は、30日間新規感染ゼロが続く都市をさす。そういった都市から観光客を受け入れる。
Sealed(封鎖された)は、タイの一部の県やエリアに限定して、事前に外国人受け入れを認めた特定のホテルのみに滞在するというもの。
これで、Safe and Sealedが成立。

旅行者は、事前に陰性証明書と保険加入が求められる。またその他のスクリーニングプロセスも必要となる。

Safe and Sealedプランの旅行者一人あたりの予算想定額は10万バーツ。パンデミック以前は平均5万バーツだった。このプランによる外国人のタイ旅行者は50万人を見込むとタイ観光省。
50万人がそれぞれ平均で10万バーツを出費すると、合計500億バーツとなる。

このままタイの鎖国状態が続く場合、Safe and Sealed プランjは、今年度第4四半期に観光業者が生き残り、レイオフを免れるための、最後の切り札となるとタイ観光省はコメント。

参照:https://www.bangkokpost.com/business/1963463/c2FmZS1hbm

感想

タイ観光スポーツ省やTAT(タイ政府観光庁)は以前からずっとこういう旅行プランを提案してきていた。
プーケットのようなリゾート地にハイエンドの外国人旅行者を誘致して、特定のエリア内だけの旅行を認めるというものだ。
つい先日も、外国からプーケットへの直行便を飛ばして、限定的な旅行者受け入れを10月に実施したいという声明も発表していた。
ただ、14日間の隔離検疫は必要とされている。

参照:https://www.bangkokpost.com/thailand/general/1961455/tourism-chiefs-mull-ways-to-open-safely

プーケットでも、ASQ(Alternatice State Quarantine)用ホテルがいくつか認可を受けており、14日間の隔離は可能な状態とはなっている。

たとえば、Anantara Phuket Suites & Villasでは、15泊16日のパッケージプランで一人99,500バーツ。

プーケットASQホテル (3)

今回のSafe and Sealedプランについても、基本路線は以前から変わっていないように見える。
トラベルバブルに取って代わるものだというが、要するに国同士の取り決めではなく、タイ側が一方的にどこそこの国のどこそこの都市からの旅行者のみ入国を認めるという形にする思惑のようだ。それも特定のエリア内の特定のホテルだけに滞在を認めると。

30日間感染がない都市といっても、選別が難しい。
国単位で30日間感染ゼロは、タイ以外には本当に少数しかないし、日本や中国やヨーロッパなどタイへ観光に訪れる人が多い国では感染ゼロは至難の業。
都市にかぎっていえば30日間ゼロを達成できているところもあるかもしれないが、はたして、どうやってそれを区別するのか。とある県で感染者が見つかっていなくとも、国際空港のある東京では感染者が出ており、東京に一歩でも足を踏み入れたらアウトではないのか。

Safe and Sealedプランで訪問可能なエリアは、ほぼ間違いなくプーケットを想定していると思われるが、14日間滞在後にタイの他のエリアへの移動は可能となるのか。そもそも、入国時に14日間の強制隔離検疫は実施されるのか。
ホテルは、ASQのように政府が認可したところのみ宿泊可能となろうけど、おそらく通常価格よりは大幅に高くなるのは間違いない。
フライトとホテルの宿泊などが一つになったパッケージプランで手配可能となるのか。
疑問点は多々ある。

そもそも、現地価格が通常の2倍で、しかも事前にPCR検査など別途費用がさらにかかり、一部のエリア限定にシールされるような状況下でも旅行したいと考える人が50万人もいるとは思えない。

まとめ

実際にこのプランが実施されるかは不透明。
タイ観光省やTATはずっとプランや願望を口にし続けているが、今のところ、実現には何一つ至っていない。
ただ、タイの観光業を考えれば、なんとしても外国人観光客の再来が必要。

一般タイ人の多くが外国人旅行者のタイ入国に反対している状況では、なかなか話は前に進まない。
そして、日本国内では感染がなおも拡大中。
30日間感染ゼロなんて、いったいいつになったら達成できることやら。

というわけで、タイ旅行の再開は厳しいままと言わざるをえない。
このままでは、タイの観光業は本当に壊滅しかねない。

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