ブリラムはイサーンの一地方。イサーンの中でも特に貧しいと言われる地域。
地図を見ればわかるように、ブリラムはカンボジアと国境を接している。
当然のように、お互いの交流は盛んで、ブリラムに住むタイ人は、カンボジア語(クメール語)を話せる人が多い。
イサーン地方なのでイサーン語も話すし、もちろん標準タイ語も話せる。
バイリンガルならぬ、トリリンガル。
パタヤで出稼ぎ歴が長いブリラム嬢は英語も話せるので、合計4言語。うーん、うらやましい。
なぜかブリラム出身嬢は情が深いというか、夜のサービスが満点というイメージがついている。
もちろん、中にはハズレもいるけど、タイ夜遊び好きなら、ブリラム出身者のサービスの良さはよくわかっているんじゃないでしょうかね。
昔ペイバーしたブリラム出身バービア嬢が熱烈だった。一晩中抱きつかれ、さらに首のあちこちに思いっきりキスマークをつけられて、2日くらいキスマークが取れなかったことがある。
行く先々のバービアやゴーゴーでからかわれたなあ。
なんなんだ、あの情熱っぷりは。
そんなわけで、バービアやゴーゴーバーでブリラム嬢で気になるブリラム嬢を見つけたら、以下のタイ語とイサーン語とクメール語を参考に楽しく会話してみてください。
(例によって、表記はわたしの聞き取りをもとにしたカタカナ語ですんで、間違っている可能性があります。まあ、てきとうにお使いください。)
ダムダムとキアオプープー
ブリラム嬢の特徴といえば、色黒。
まあ、基本的に黒いですな。自嘲気味に笑いながら、チョコレートレディとか自称しております。
タイ語で肌の色が黒いことは、「ピューダム」。
ピューが肌のことで、ダムが黒い。
ピューを省略して、腕を指差しながら「ダムダム」と言えば、通じます。
で、最近ブリラム出身嬢に教えてもらったのが、「キアオプープー」という表現。
タイ語なのかイサーン語なのか、はっきりしませんが、とにかく肌の色が黒いという意味らしいですね。
キアオは、緑のこと。プープーはよくわからない。
なぜ、緑なのに黒なのか?
これも説明してもらったけど、結局よくわからなかった。
まあ、とにかくタイ人は、肌が黒いことをキアオプープーと呼ぶことがあるとのこと。
色黒でちょっとプンプイなブリラム嬢の耳元で「キアオプープー」と連呼していたら、彼女は本気で凹んでいました。
あんまり言い過ぎないほうがいいみたい。
その後は、きちんとフォローしてあげよう。
「ダムダム テー チョープ マーク」(黒いけど大好きだよ)
「ダムダム テー ナーラック マーク」(黒いけどすごくかわいいよ)
とか適当に褒めてあげれば、機嫌をなおしてくれるはず。まあ、バービアでの遊びの会話なんで、ノリが大事です。
愛してる
続きまして、クメール語。
ブリラム出身者のみんながみんなクメール語が話せるわけではないので、とりあえず、こう聞いておきます。
「プート パーサー カメーン ダイマイ」(クメール語は話せますか?)
クメール(カンボジア)のことは、タイ語でカメーン。
ついでに、ミャンマーのことは、ブーマ(ビルマなんだろうけど、ブーマもしくはブルマと聞こえる)。
クメール語が話せるとわかったら、耳元でこうささやいてあげましょう。
「ボン サラン ニアン」
あなたを愛してる、という意味だそうな。
これも最近、ブリラム嬢から教えてもらった。
あとで、ネットで調べてみると、「ボン スロライン オン」と翻訳されている。
スロラインとサラン、オンとニアンは、単純にカタカナ表記の問題なのかはわからない。
とりあえず、「ボン サラン ニアン」とカタカナ読みするだけで通じました。
これは、男性側から女性側へ向けた言葉で、反対の場合は、
「ニアン サラン ボン」となる。
まさか、日本人の口からクメール語で「愛している」と言われるとは予期していないはずなんで、うまく通じれば、ウケるでしょうね。
クメール語に続いて、イサーン語でもたたみかけてみよう。
タイ語の愛してるは、ご存知「ポム ラック クン」
ポム=ぼく、私
ラック=愛している
クン=あなた
で、イサーン語だと、「コイ ハック ジャオ」
コイ=ぼく、私
ハック=愛してる
ジャオ=あなた
ここは、是非ともイサーン語でささやいてあげましょう。
まさかのクメール語とイサーン語の愛してるコンボだ。ここまでやる外国人は滅多にいないだろう。
蛇足ながら、パーサーワイルン(タイの若者言葉)も教えてもらった。
愛してるは、「グール ラック ムーン」と言うそうだ。
でも、汚い言葉使いらしくて、「マイディーだから使うな」とのこと。たぶん、若者言葉だけに、他にも新しい表現がいろいろあるはずです。まあ、外国人が口にするような言葉ではないですね。
さあ、クメール語とイサーン語で軽く口説いたあとは、夜へのお誘いですな。
やりたいのか?
もう直接的に聞いちゃいましょう。
おめえはおれとやりたいのか?
と。
タイ語なら、「アオカンマイ?」
でも、ブリラム嬢にはクメール語で言おう。
「ソムチョイ?」
これで、アオカンマイと同じ意味になるそうだ。
続けざまにイサーン語でも畳み掛けるべし。
そう、「シーカンボー?」と。
「愛してる」に続いて、「やりたいのか?」のクメール語とイサーン語のコンボ。
ここまで来れば、ブリラム嬢はすっかりあなたにメロメロ間違いなし。
今すぐにでもベッドへゴーだ。
ソムチョイ
と
シーカンボー
この二つも覚えるべし。
これまた蛇足ながら、タイの若者言葉(パーサーワイルン)で「やりたいのか?」は、「イェッカンマイ?」となる。
が、やはり、そうとう汚い言葉で、「使っちゃダメ」と注意された。
以上、ブリラム嬢と楽しく会話するための、タイ語イサーン語クメール語&ワイルン語講座でした。
おさらい
黒い肌の女性へかける言葉「キアオプープー」
・タイ語
愛してる「ポムラッククン」
やりたいのか「アオカンマイ」
・クメール語
愛している「ボンサランニアン」
やりたいのか?「ソムチョイ」
・イサーン語
愛してる「コイハックジャオ」
やりたいのか?「シーカンボー」
・パーサーワイルン(若者言葉)
愛してる「グールラックムーン」
やりたいのか?「イェッカンマイ」
ま、これらの言葉を実際に使って、黒いブリラム嬢から白い目で見られても、当方は一切関知しませんので、あしからず。
ノリがすべてなんで、楽しくやってください。
初心者の方は、こんな変なスラングを覚えるくらいなら、まずはまともなタイ語を勉強しましょう。
タイ文字が読めるとの謳い文句ですが、とりあえず無視して、ひたすらCDを聞きまくるべし。iPodやスマフォに落として、通勤途中にリピート。日本語、タイ語の順に収録されており、日本語を聞いてすぐに次のタイ語が暗唱できるようになれば、タイでも使えるようになりますよ。タイ旅行中よりも日本にいる間の反復学習がキモです。
タイ語の勉強というよりも、タイ語を通じてタイ人気質を学ぶには、この本がぴったり。学習本にはあまり載っていないが、日常生活でよく使う表現も覚えられる。何より読みものとして抜群におもしろい。必読。