日本の外務省が発表している海外安全ホームページにおいて、タイの危険情報が更新されている。
2024年4月2日付けで、危険レベルの変更があった。
【危険レベル】
●ナラティワート県、ヤラー県、パッタニー県及びソンクラー県の一部(ジャナ郡、テーパー郡及びサバヨーイ郡)
レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)(継続)
●ソンクラー県(ジャナ郡、テーパー郡及びサバヨーイ郡を除く)
レベル2:不要不急の渡航は止めてください。(継続)
●プレアビヒア寺院周辺地域(タイのシーサケート県とカンボジアのプレアビヒア県との国境地域)
レベル1:十分注意してください(継続)
●首都バンコク
危険レベル解除
⇒https://www.anzen.mofa.go.jp/info/pchazardspecificinfo_2024T025.html
これまでは危険レベル1であったバンコクは、危険レベル解除となり、地図上でも真っ白になった。
危険解除の理由は、2023年の総選挙を経て連立政権が発足したことで、治安を懸念するような政治デモや抗議活動が行われていないため。
危険を示す色がついているのは、マレーシアとの国境付近にあるタイ深南部だ。
ナラティワート、ヤラー、パッタニー、ソンクラー(一部)が、渡航中止勧告が継続している。
つい先日も複数の爆破事件が発生したばかりだ。
ソンクラーの一部地区はレベル2を継続。不要不急の渡航や止めてくださいとなっている。このレベル2地区にはタイ南部最大都市のハジャイが含まれる。
危険レベル1となっているのは、プレアビヒア寺院周辺地区のみ。
カンボジアとの国境紛争で揉めてきた経緯がある。陸路国境も閉ざされており、タイ側からプレアビヒア寺院へは入れなくなっている。
ただ、最近タイとカンボジアで国境を再開しようという動きが活発になってきおり、またタイ側からプレアビヒア寺院へ入れるようになるかもしれない。
結論:タイはほぼ安全。
普通に旅行するだけなら、治安面では特に心配する必要はない。
タイ最北端からマレーシア国境まで何度も旅行してきた経験上、危険な目にあったことは一度もない。
もちろん、日本ほど治安がいいわけではないので、注意は必要。それは日本以外のすべての国にあてはまることだ。スリ、置き引き、日本円見せて詐欺など、基本的な注意を払うことは必須だ。
タイ深南部は本当に爆破事件が起きているため、特に旅慣れていない人は避けるべき。
でも総じてタイは安全といえる。
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