体重とスリーサイズ
タイのゴーゴーバーやバービアでは、女性に体重を聞いてもオッケー。
少々恥ずかしがる人もいるが、ほぼ全員きちんと体重を教えてくれる。
コンビニ前に置かれた体重計で頻繁に測っていて、常日頃から把握している女性が多い。
聞き方は簡単。
相手のボディを指さしながら、「ギー キロー?」と質問するだけ。
ギー=(数量を質問する時に使う。英語でいうなら、How many。)
キロー=キロのこと。語尾を延ばすと通じやすい。日本語と同じでグラムは省略して大丈夫。
「ミー ギー キロー?」でもいい。「何キロあるの?」となる。
英語で質問するなら、「How many kilogram?」とかテキトウに。
何度も質問していると、おおよそ女性の体重を当てられるようになってくる。
いやあ、タイの女性はフランクだなあ。日本だったら、ぶっとばされるよ。
というような話を得意気に友人に語っていると、その友人はわたしを凌駕していた。
一緒に入ったLKメトロの某ゴーゴーバーで、彼がポケットからおもむろに取り出したものは、メジャー。
服の寸法を測るような、簡易タイプのものだ。
「これでゴーゴー嬢のウエストを測るとウケるんですよ~」
そこまでやるか。
とりあえず、普通にレディドリンクを奢ったゴーゴー嬢から計測開始。
うきゃうきゃ笑いながらも、ちゃんと測らせてくれる。
「いくついくつ?」とゴーゴー嬢は興味津々。
おお、本当にウケてるウケてる。
細く見えても、ウェスト60センチの壁は厚い。
なかなか60以下はいないなあ。
自分のウエストサイズを把握していない女性も多いようで、わたしもわたしも、と周囲のゴーゴー嬢が寄ってきたりする。
腹をへこませて無理やり細く見せようとするのはお約束。
「こら~」と怒りながら、腹と腰をぺしぺし叩いて、元通りにさせよう。
ええい、ついでに胸まで測ってしまえ。
なんだ、80もないじゃないかよ。このノムレックめ。
「カモン、ノムヤーイ」とか言って、胸の大きなダンサーを呼ぶのもおもしろいかも。
「90センチあったら、ドリンクおごると」と伝えれば、巨乳自慢が次から次へとやって来るね、たぶん。
もちろん、どさくさまぎれに胸はがっつりタッチしておこう。
ヒップまで測ればスリーサイズ制覇。
もう合法的にセクハラしまくりだ。
ま、普通にドリンクをおごれば、いくらでも触れるんだけど、どうせなら楽しいほうがいい。
なかなか使える道具だということが実感できた。使えるね、メジャーは。
日本のお菓子
友人は、日本からお菓子も持ち込んでいる。
これは、もうタイ旅行の鉄板土産。
というか、ゴーゴーバーに限らず、東南アジア全体で日本の甘くておいしいお菓子はもてはやされる。
若い女性や子どもが甘いモノに目がないのは万国共通。
おっさんのわたしでも、日本のチョコレートは大好きだ。タイローカルのお菓子は甘すぎるし、アメリカやヨーロッパも同様。もちろん、ゴディバとかリンツとか、そこそこ高級なチョコレートはおいしいけれど、コスパが悪い。その点、日本のチョコは素晴らしい。安くてうまい。スイーツに関しては日本は世界屈指だと思う。
今回友人が持ち込んだ中で、わりと評判が良かったのがこちら。
ブルボンのルマンド
タイでは売ってないのかな。ほどよい甘さとサクサク感が好評でした。
ただ、ルマンドは崩れやすいんで、日本からの持ち込みにはあまり適していない。
慎重に運びましょう。
もし崩れていなければラッキー。口にくわえて、そのままポッキーゲームだ。くだらない遊びだけど、楽しいよ。
一世を風靡した抹茶系チョコは、タイ国内のコンビニで販売されており、日本土産としての効力はかなり薄くなってしまった。
抹茶ポッキーやら、抹茶コロンまで、タイのコンビニでは普通に売っているもんなあ。もちろん単なるおやつとしては喜ばれるけど。
ちなみに、抹茶のことは、単純に「チャーキアオ」と呼ばれることが多い。キアオは緑。すっかりポピュラーになったので、「マッチャ」でも通じるかも。
緑茶と抹茶は区別しないのかな。いや、チャーイープンといえば、緑茶になるのか。まあいいや。
抹茶とエスプレッソと練乳を合わせた、チャーキアオイェンなんてのも、街角のコーヒー屋では販売している。セブンイレブン内のALLカフェでも買えるよ。もちろん砂糖入り。
(セブンのALLcafe。壁のメニュー表にはチャーキアオが載ってあります。)
甘いのか苦いのかはっきりしてくれとも思うが、これが意外とおいしい。ま、苦味なんてほとんどなくて、甘いですけどね。
さて、ゴーゴー嬢にお菓子をあげながらも、「食べ過ぎると太るぞ」とからかってやるのも一興。
太い=ウワン
細い=ポム
超初心者レベルですが、最低限この二つのタイ語くらい覚えてきましょう。
腹がぽっこり出ているさまは、プンプーイとかいいますね。これも頻出単語です。
明日また来るから、それまでにダイエットしておけ。マイナス2センチなら、ドリンクを奢ってあげるよ~
別れ際に、そんなコミュニケーションを取るのも楽しいもんです。
別にメジャーでウエストを測ったり、お菓子をばらまいたところで、モテるようになるわけじゃない。
単なるコミュニケーションの手段の一つだ。
あくまでとっかかりにすぎない。
その場が楽しく盛り上がって、次につながればいいのだ。
人それぞれのやり方でコミュニケーションを楽しむのが重要ですね。
メジャーがあれば、ゴーゴー嬢のスリーサイズは、丸わかり。
たぶん、タイでも簡単に買えると思うけど、日本の100円ショップあたりで購入しておきましょう。