パタヤタイ通りのスクンビット寄りに、鴨のイラストが描かれた店がある。
見るからに鴨肉屋。
最近、ペット(鴨、あひる)肉に凝っていることもあり、さっそく食べてみた。
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パタヤタイの鴨肉屋
オープンスタイルだが、わりと大きめの店舗。
厨房のショーケースには鴨肉がぶら下げられている。
鍋にはじっくり煮込まれた肉と肝など。
店内壁に写真入りメニューあり。
タイ語のみだが、料理名さえわかっていれば簡単にオーダーできるだろう。
カオナーペット、クイティアオペット、ガパオペット。これが鴨肉の代表的料理。
無料の水はなし。
ナンパオをオーダーしたら、氷入りのグラスを持ってきてくれる。あとはテーブルの上のドリンキングウォーターを勝手に開けて飲めばいい。10バーツ。
カオナーペット
まずは、カオナーペットから食べてみる。
鴨肉乗せご飯である。
スープとセットになっている。
鴨肉の上にはパクチー。鴨肉とご飯の間にきゅうりが挟んである。
パクチーをどかしてみる。
色艶といい、これはうまそう。
で、実際うまかった。
鴨肉の焼き加減はばっちりで、柔らかい。肉のうまみたっぷり。
肉にしっかり味がついているし、ご飯にすでにタレがかかっている。追加のタレは不要。
このままで充分おいしい。
肝も付いている。じっくり煮込まれているようで変な臭みはない。まあ、といって、とりたててうまいものでもないが、これはこれであり。
スープは、おそらくクイティアオ用のもの。
やや薬膳っぽい味だが、意外とすっきりしていて、お口直しにぴったり。
全体的に上品な味。
これまでパタヤで食べてきたカオナーペットで一番好きかもしれない。
量はやや少なめ。
お会計は、水と合わせて80バーツ。
カオナーペットが70バーツだ。
これはちょっとびっくり。
さすがにカオナーペットで70バーツはないだろ。てっきり外国人価格かと思いきや、他のタイ人もみんな70バーツ請求されていた。
それでもタイ人は平気で払っていた。
まあ、うまいから、いいか。
クイティアオペット
後日、再訪問。
せっかくなんで、クイティアオペットも食べておきたい。
クイティアオペットとオーダーすると、麺の種類を聞かれる。
「センアライ?」
これはお好みで。
わたしはいつもバミー(中華麺)を選択する。
金属製の丼で運ばれてきた。
どんと鴨肉。
ももの部位のようだ。
これはうまそう。
まずはスープから。
クイティアオガイでも使われる薬膳っぽいスープで、えげつない色をしているが、それほど濃厚ではない。
あっさりとまではいかないが、ほどよい濃さとうまみ。おいしいスープだ。
バミーは、一般的なタイの麺より細い。中華系の店で使われるタイプだ。
スープに絡んでいい感じ。
なにより、鴨肉がうまい。味がしっかりついている。
ほろほろになるまで煮込まれていて、箸で簡単に身を剥がせる。
面倒なら、まるで鶏肉のチューリップを食べる時にように、骨を手に持ってかぶりついてもいい。
柔らかい肉とほどよく濃厚なスープと細麺バミーのトリオがすばらしい。
うん、これはおいしいクイティアオペットだ。
カオナーペット同様、これまで食べたクイティアオペットでは一番。
料金はやはり70バーツ。
高いけど、この鴨肉とスープなら文句はないかな。
いや、でもやっぱり高いか。
地図とまとめ
地図
パタヤタイ(サウスパタヤ通り)のスクンビット寄り、北側。
バイクがあれば簡単だが、ソンテウでも訪問可能。パタヤタイには乗り合いソンテウが走っている。ただし本数少なめ。
営業時間不明。昼間は営業している。
鴨肉の味の良さは間違いなし。
クイティアオのスープもうまい。
あとは70バーツという料金をどう考えるかだけ。
おいしい鴨肉を食べたいなら訪れてもいいかなと。
(追記)閉店済み
2019年9月時点ですでに閉店済み。
残念。
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