マレー半島縦断夜遊び旅行へ
これはちょっと昔の話となる。
5年ほど前にマレー半島縦断夜遊び旅行に出かけた。
まず日本からはタイ航空を利用して、バンコク経由でクアラルンプールへ。
で、クアラルンプールを起点にして陸路でひたすら北上する旅だ。
最終目的地はもちろんパタヤだが、その間にある街や島で夜遊びしてまわろうという企画だった。
マレー半島を縦断するルートは、バックパッカーの間では定番のルート。
わたしの場合、最終目的地がパタヤだったためクアラルンプールから北上したが、多くはバンコクを出発してマレー半島を南下してシンガポールを目指す。
バスではなく列車移動がこれまた定番スタイル。
途中寄り道して、サムイ島からパンガン島へ渡れば、ベタベタなパッカーの出来上がり。
フルムーンパーティなんかで踊り狂えば、人生転落間違いなしの暗黒パターンだ。
まあ、それも悪くないが、限られた日程の旅。
パンガン島で廃人になるわけにはいかない。
クアラルンプール、ペナン島、ハジャイ、サムイ島などで遊んでから、最後にパタヤで廃人同然となって遊ぶつもりだった。
けっこう駆け足の旅行となった。
よって、今回の記事も駆け足で進めることにする。
なにせ5年も前の話なので、詳細な旅行記スタイルを取っても冗長なだけだし、情報も古くなっている。
おそらくそれほど大きくは変化していないと思うけれど、あくまで参考程度に。
まずはクアラルンプールから。
クアラルンプールのスペシャル付きスパ
マレーシアの情報は簡単にネットで調べておいた。
クアラルンプールの夜遊びや風俗といえば、スパということになるらしい。
ヘルスセンター(健康中心)とも言うのかな。
スパとサウナとマッサージとスペシャルがセットになったお遊び。
ブキッビンタン周辺に点在している。
フェデラルホテル、スカイリバー、ジェネシス、などなど。
他にもE2 SPAなど多数。
おそらく中級以上のホテルの多くがスパを抱えているんじゃないかと。
マレーシアは建前上は風俗ご法度のイスラム国家だけど、華人や外国人向けのこういった施設が数多くあるようだ。
ブキッビンタンにある安宿に投宿してから、ひたすら歩いてスパをまわってみた。
地図
(共有設定間違えてました。誰でもアクセスできるようにしておきました。別に大したもんじゃないんで。)
ちらっとのぞいてみるも、どうもシステムがよくわからない。
なかなか入店してサービスを受ける決心がつかない。
ぶらぶらと歩いていると、アロー・ストリートあたりで客引きのおじさんに声をかけられる。
「ジキジキあるよ~」とまとわりついてくる。
ジキジキとは、東南アジアやインドであの行為を指す用語。
まあ、これもいい機会だからついていってみた。
中型ホテルに併設してある小さなスパへ。
ホテルの名前は失念。
まずは顔見せだけさせてくれとお願いしたらオッケーをもらう。
待合室のような部屋で客引きとおじさんと待っていると、ぞろぞろとお姉さんがやって来た。
10人以上はいたような気がする。
国籍は中国、フィリピン、ベトナムなど。
見た目がいいのは中国。フィリピンとベトナムはちょっときつい。
お値段はやはり見た目のよい中国娘が少し高めだった。
言い値が300リンギット。バーツでいうと3000バーツ。
1リンギットを10バーツと計算すれば、わかりやすい。
むう高いな。
事前情報では250リンギットほどだったが。
客引きのおじさんのマージンが入っているな。
いろいろ聞いていみると、スパの設備も使えて、レストランで簡単な食事やコーヒーも無料でオーダーできるそうな。
マカオのサウナみたいなものか。
結局、値引き交渉するのも面倒になり、そこそこのルックスの中国娘を選択。
ホテルの一室がやり部屋となっていた。
英語がまったく通じない。
特に会話もマッサージもなく、ただヤルだけ。
おっと、マカオのサウナでも定番のアイス・アンド・ファイヤーはきっちりとやってくれた。
あとはほとんど覚えていない。
一戦を終えてから、日本の銭湯にあるような大きな浴槽の風呂につかったり、小さな食堂でコーヒーを飲んでまったりした。
夜便で日本を出発して、バンコクで飛行機を乗り継いでクアラルンプールまでやって来ていた。
疲れきった体で入る風呂は気持ちよかったなあ。
まあ、マカオのスパに比べると、かなりしょぼい風呂だったけど。
というわけでクアラルンプールの夜遊び終了。
実にあっさりしたものである。
クアラルンプールの夜遊び風俗スポット
スパの他に、モノレールのKLセントラル駅近くとチャイナタウンに置屋があるようだ。
話によると、値段は安いが劣悪な環境らしい。パス。
あとは、出会い系ディスコ、カフェのたぐい。
ビーチクラブとタイクラブという出会い系が有名。ブキッビンタンから歩いていけるようだが、わたしは未見のため詳細は不明。
ほんの2日程度しかクアラルンプールには滞在しなかったので、たいしたことは言えないけれど、わざわざ夜遊びや風俗だけを目当てにクアラルンプールを訪れる必要はないように思える。
マカオに比べれば安いスパ遊びができるが、館内の設備や女性の数も質もマカオよりは劣る。
お風呂に入って遊ぶだけなら、バンコクのMPで充分な気がする。
まあ、中国やベトナム系の白い肌が好きで、アイス・アンド・ファイヤーを味わいたいのならスパもありかもしれない。
タイでは中国人やベトナム人とはなかなか遊べないし。
出張ビジネスマンや現地駐在組、それと観光旅行で訪れた際のほんの余興程度ならスパやクラブで遊ぶのも悪くないかなという程度。
しかもクアラルンプール市内には、それほど観光名所が多いわけではない。普通に大都会だしね。
ツインタワーとか、ショッピングなんてまったく興味なし。
結局、バンコクの夜遊びの手軽さには到底及ばない。
そんなわけで、さっさとクアラルンプールに見切りをつけて、次なる目的地ペナン島へ向かうことにしたのだった。
「地球の歩き方」にも掲載されている有名ホテル。
ホテルにスパ併設。たしか入り口は別だったような。
ブキッビンタン駅から近くて、とてもわかりやすい立地。
便利なのはブキッビンタン地区。でも基本的にクアラルンプールのホテルは高めだ。バンコクよりコストパフォーマンスは低い。チャイナタウン地区に安いゲストハウスが多い。