パタヤ北部にあるのがナックルア。ローカルながらも、長期滞在者の多い、わりと落ち着いたエリアだ。
ナックルア通りをさまよっていると、客の多いクイティアオ屋台を見つけた。
テーブルは10卓ほどあるが、ほぼ満席状態。
人気店のようだ。
一つだけ空いていたので着席できた。
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バミートムヤムノムコン
よくあるクイティアオ屋だが、どうやらトムヤムスープが売りのよう。
麺は、中華麺のバミーにしよう。
バミートムヤムとオーダーすると、「ナムサイにするかナムコンにするか?」と聞かれた。
ナムサイは透明なスープで、ノムコンは濃厚なスープ。
トムヤムクンで有名なスープ料理としてのトムヤムも、本来は2種類に分かれている。
外国人に有名で一般的に食べられているのは、真っ赤なスープにココナッツミルクが入っているナムコンのほう。
タイ人はよりクリアな味を楽しめるナムサイでオーダーする人も多い。ナムサイは酸味が強めで、甘みはあまりない。
クイティアオのスープとしてのトムヤムでも2種類に分かれているわけか。
そういえば、たまにクイティアオトムヤムをオーダーするとスープが白っぽいことがある。あれはナムサイだったのかも。
濃厚スープのほうが好きなので、ノムコンでオーダー確定。
一気にオーダーするなら、バミートムヤムノムコンと伝えればいいだろう。
完成品がこちら。
いい感じに具が盛られている。
ルークチン、豚肉、かまぼこっぽい練り物、ゆで卵、豚肉、ギアオ(ワンタンの皮を揚げたやつ)。
豚肉は、ムーデーン(焼豚)ではなく、普通の豚肉。
野菜はもやしくらいなもの。あとは薬味。
野菜は好きに追加できると思う。
スープは透明なものをベースに、トムヤムノムコンとなるタレとペーストを加えているようだ。
しっかりかき混ぜてから食べるのがいい。
スープはそこまで辛くない。
かといって、特に手を加える必要もない。
そのまま食べても充分だ。
スープがうまい。
辛さとコクがほどよく塩梅されている。
すごく良い風味あるなあと思ったら、干しえびがけっこう入っている。
この干しエビが実に効いている。
このスープなら、ムーデーンではなくて、少し脂身のついた普通の豚肉のほうが合う。
そして、半熟玉子がすごくスープにマッチしている。絶妙な茹で加減でなんだかにんまりしてしまうほど。ラーメンにはやっぱり半熟玉子だ。
練り物系は普通の味だが、なにせスープがうまい。
すべて食べ終わっても、口の中にはトムヤムナムコンとエビの風味がずっと残ったままだった。
料金は50バーツ。
たぶん並盛り。
大盛り料金は不明だけど、せっかくなら大盛りにすればよかった。
地図
グーグルマップ情報によれば、店名は、โฟซี๊ดซ๊าดというようだが、よくわからない。
ナックルアのソイ23入り口付近。
特に目印もないので、標識を頼りにどうぞ。
ドルフィンサークルからナックルア通りに入ったところに待機しているソンテウに乗れば10バーツ。
乗り合いソンテウで簡単に訪問できるとはいえ、パタヤ中心部からは遠い。
周囲にバービアがちらほらあるが、特に夜遊びエリアでもない。
遠路はるばる訪れる必要はないかもしれないが、たまたま近所を通りかかった時は、濃厚ノムコンのバミートムヤムを食べてみましょう。
営業時間は不明。たぶん、夕方から深夜までだと思われる。
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